くすのきしげのりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サークル内ではすっかりおなじみ(?!)の「くすのきしげのり」さんの
絵本です。「おこだでませにょうに」の作家さんですね。
これは、表紙インパクトあり!
今回初めて絵本の絵を描いた「ふるしょう ようこ」さんの絵は
色のセンスといい、繊細な線といい、個性的でオシャレです。(説明が陳腐?)
そして、くすのきしげのりさんは決して期待を裏切らない。
「ええところ」は関西弁で「良いところ」
自信のない小学校1年生のあいちゃんはこうつぶやきます。
「わたしって、ええところひとつもないなあ」
心優しいお友達のともちゃんは、あいちゃんの「ええところ」を
探してくれるのですが。。。
この友達の「ともちゃん -
Posted by ブクログ
「自分には良いところなんて一つもない」——。
そう俯くあいちゃんの姿に、かつての自分や、今を生きる子どもたちの姿が重なり、胸が締め付けられます。
けれど、親友のともちゃんが見つけたのは「クラスで一番あったかい手」という、目に見える成績や足の速さではない、ありのままのあいちゃんの体温でした。
中盤、みんなを温めるうちに自分の手が冷たくなってしまい、「ええところ」が消えたと泣きそうになるあいちゃんの純粋さには、思わず言葉を失います。でも、その後に続く展開こそがこの絵本の真骨頂。自分の「ええところ」は、自分一人で守るものではなく、誰かとの関わりの中で循環し、輝きを増すものなんだと教えてくれました。