くすのきしげのりのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
サークル内ではすっかりおなじみ(?!)の「くすのきしげのり」さんの
絵本です。「おこだでませにょうに」の作家さんですね。
これは、表紙インパクトあり!
今回初めて絵本の絵を描いた「ふるしょう ようこ」さんの絵は
色のセンスといい、繊細な線といい、個性的でオシャレです。(説明が陳腐?)
そして、くすのきしげのりさんは決して期待を裏切らない。
「ええところ」は関西弁で「良いところ」
自信のない小学校1年生のあいちゃんはこうつぶやきます。
「わたしって、ええところひとつもないなあ」
心優しいお友達のともちゃんは、あいちゃんの「ええところ」を
探してくれるのですが。。。
この友達の「ともちゃん -
Posted by ブクログ
表紙の男の子の横顔にやられました。何かを堪えるようにギュッと食いしばった口もとと眉間のシワ。見開いた目に溢れそうな涙。子供らしい丸いおでこと小粒な鼻。ヤバいです。
実際に毎日子供に読み聞かせをしていると言う同僚が、一番のお気に入りだと言うので読んで見ました。
皆さんの評価があまりにも高いのでビビりながら読みましたが(たぶん僕の本棚の中で一番高い)大人のための絵本ですね。
子供の頃気づいてもらえなかった大人と、大人になって子供の思いに気づけなかった人に刺さるであろう絵本です。
自分の思いに気づいてもらえなかった,寄り添ってもらえなかったという感覚は、子供時代に誰しもが経験するものだと思いま -
Posted by ブクログ
ネタバレこれは子どもと関わる全大人が読むべき絵本です。
今年の七夕、我が子が短冊に書いたお願いが「かみさまにおこられませんように」でした。
タイトルを見て共感できる箇所があるかも?と軽い気持ちで借りたのですが、私の心に刺さりまくり。
寝かしつけの際に読み聞かせながら涙が止まらなくなり、「ティッシュで拭いて?もう泣かないでー?読むの終わりにしよう」と慰められるほどでした笑
主人公は小学生になったばかりの男の子。
家には小さな妹がいます。
何か企みがあって悪さをしてるんじゃない。自分なりに一生懸命やってるし、前に何をしたらほめられたのかも覚えてる。それなのに、怒られてばっかり。
この絵本を読むと、大