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母鬼とおにぼうは、山のなかでしずかに暮らしていました。ある日、母鬼は、鉄砲の玉が足に当たり、しばらくして死んでしまいました。悲しみにくれたおにぼうは、大岩に母鬼の姿を掘って墓にしました。しばらくして、おにぼうは、村の子どもたちと一緒に遊ぶようになりました。ところが、それを知った庄屋は、「おにぼう退治」に出かけます。大変な目にあったおにぼうは、それからは山のなかでひっそりとひとりで暮らすようになりました。ある日、大雨で村が流されそうになります。そこで、庄屋たちは、力持ちのおにぼうに助けを求めに行きました。おにぼうは、自分が何とかしなければと、大岩を落としてあふれる水をせき止めようとします。おにぼうがありったけの力を込めた瞬間……。おにぼうと村の子どもたちを通して、心のやさしさ、素直な心の大切さが伝わり、心にジーンとひびきます。
Posted by ブクログ 2023年07月17日
小学校の国語教科書(光村図書出版)3年生に紹介されている本。
山の奥で鬼のお母さんとむすこのおにぼうは静かに暮らしていました。ある日鬼のお母さんは人間に鉄砲で撃たれてしまいます。お母さんはおにぼうに「人間は鬼が悪いと思っている。でもお母ちゃんは人間と仲良くしたいなあ。おにぼうは人間にあったら優しく...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年08月08日
おにぼう、とは「鬼の坊や」
心優しい母鬼と鬼坊は、山の中で静かに暮らしていた。
人間と関わる事なく暮らしていたのに、母鬼は人間に足を撃たれて死んでしまう。
「おにぼう、今度のこと、きっと、まちがえてうったのだから、人間をうらんではいけないよ。…もし人間に会ったらやさしくするんだよ。…そうすれば、き...続きを読む
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