安冨歩のレビュー一覧

  • もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く

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    ■東大話法

    1.自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する

    2.自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する

    3.都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする

    4.都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す

    5.どんなにいい加減でつじつまが合わないことでも自身満々で話す

    6.自分の問題を隠すために、同様の問題を持つ人を、力いっぱい批判する

    7.自分を傍観者と見なし、発言者を分類してレッテルを貼りし、実体化して属性を勝手に設定し、解説する

    8.「誤解を恐れずに言えば」と言ってウソをつく

    9.自分の議論を「公平」だと無根拠に断言する

    10.

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    2012年09月30日
  • 満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦

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    満州が大豆によって虎や豹のいる森が切り開かれ、地平線が見える畑になった。
    兵隊の楯に送り込まれた開拓団の農民たち。
    日本政府はきちんと戦後処理をせず、今また泥沼の戦争への道を突き進んでいるのでは。

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    2023年06月19日
  • あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。(大和出版) 他人に支配されず、自由に生きる技術

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    著者の自己嫌悪との闘い。
    そうだなと思うことが多かった。
    特に組織のなかでどう動くかは、著者の苦難も想像しながら読んだ。自己嫌悪が激しい上司は、無意味な仕事を作ったり、全てを自分の思う通りにコントロールして把握しようとしたりすることで自己充足感を得ようとして、自己嫌悪の穴をみずから広げている。そして、繰り返す。パワハラである。

    ただ、知識として知ることと、納得すること(心と身体で理解すること)は全然違うので、同じ道のりにはならないのではないかな、とも思った。
    著者の歩みをみながら、私はどうしようか、と自分に問いかけていく。そのときにこそ、この本はひとつの道しるべになるのかも。

    馬に乗ってみ

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    2022年03月11日
  • 老子 あるがままに生きる エッセンシャル版

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    抽象的な表現が多いため、なかなかわかりにくいところもある。

    水は柔らかく、軽いから上にいて、重いものは下にいる。的な言葉が、ワーオってなった。

    上善は水の如し。

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    2021年09月18日
  • あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。(大和出版) 他人に支配されず、自由に生きる技術

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    かなり個性的な本やけど、人間が幸せになるには、美味しいもの、良いすみか、良い仲間があればよいというのは至言。

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    2021年02月11日
  • 老子の教え あるがままに生きる

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    深かった。何を言っているのか分からないところもある。けれど、すごく「面白い」と感じ、どんどん読み進めたくなる本だった。心が綺麗になり、欲望が少なくなると感じる本だった。
    これが2000年以上前に書かれたものとは、、。

    人間の真理は、いつまでも変わらないのかもしれない。

    柔らかく生きよう、欲深くなく生きよう、自分が偉いと錯覚しないように生きよう、周りを見下さないように生きよう、足るを知れる自分でいよう、と思えた。

    「分かったつもりにならない」
    「執着しない」
    肝に銘じたい。

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    2020年12月18日
  • 老子の教え あるがままに生きる

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    老子の意訳
    手っ取り早く老子を読みたかった。
    その目的は達したが、もっと読み込みたくなった。
    順番が変わっているのはなんでだろう?

    論語も読みたい。

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    2020年10月26日
  • もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く

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    おるおるこういう奴!って、感じ。しんきくさい!ウザイ!面倒臭い!時間勿体ない!残念な人!っていうこととわかった。しかし、安冨歩さんって、変わってる人でオモロイなぁ

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    2020年07月05日
  • 「学歴エリート」は暴走する 「東大話法」が蝕む日本人の魂

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    最初は批判ばかりだと思い、読み進めていたけど、理論立てた説明に納得❗️だから、ノーベル賞受賞者に東大卒は少ないんだ❗️しかし、イメージや発想、アイデア、センス、閃き。。。これって大事よなぁ。ほんとに官僚って、事務処理だけに長けていたらええんかな?だって、政治家は政治もしないやろ⁉️怖い世の中やなぁ。

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    2020年06月25日
  • 老子 あるがままに生きる エッセンシャル版

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    ジャケ買い。

    カーキとくすみピンクの帯が可愛い。
    『老子』を噛み砕いてわかりやすく書いてあるため とっつきやすいかなと思ったけれど それでも文量としては多くなくても 抽象的な描写を落とし込み理解するのには時間がかかり 一気読みは不可能でした。

    自分が置かれている状況、触れたフィクションの内容、世の中のこと、など色々なことに思考を巡らせて理解の手助けとするけれど 本当に理解したのか、どうなのか、悩ましくなるけれど今の日本の政治のリーダー陣が誤りなことは わかっていたし これを読んでその気持ちがより色濃くなりました。

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    2020年03月21日
  • もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く

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    日本人が日本語を話すのは当たり前と思うかもしれないが、実際はそうではない。日本語を話すといっても、語彙や表現、論理、非言語的なものを加えれば、それこそ、日本語を話すバリエーションは、
    個人、個人かなり違う。

    一般的に言って、沢山の語彙を知っていて、
    論理的な表現方法を得意とし、難しい言葉を、
    意図もなく使ってしまう人々をインテリと言う。
    東大話法は、ある条件下で、自然と表現してしまう、インテリ独自の日本語表現方法だが、
    これは、奇形も、奇形、社会的害悪以外何者でもないように思う。その奇形表現を、当たり前のように使う職業を官僚という。これは正直笑えない事実だと思う。

    多くの日本人は、プリンシ

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    2019年12月15日
  • ドラッカーと論語

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    ドラッカーと論語 安冨歩 東洋経済新報社

    孔子の論語は暮らしの中で少々染み込んではいたけれど
    ピーターFドラッカーによる「マネージメント」の提唱も
    岩崎夏海の「もしドラ」も知らずにこの本を読みだしたので
    最初の二ページを読むまでちんぷんかんぷんだった

    マネージメント《徳治》武力によらず徳を持って目指す政治
               目的を定めた行為
    マーケティング《知己》己と相手を知ることでニーズを生みだすコミュニケーン 
    イノベーション《学習》手段としての経済を支える生産組織や制度と市場や製品の開発
               シェアはイノベーションを起こさない
               
    ポスト

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    2019年08月31日
  • あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。(大和出版) 他人に支配されず、自由に生きる技術

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    うまく生きられないのは自己嫌悪があるからだということから出発し、自己嫌悪から脱し、自愛に達して、幸せになるためのガイド。他人を利用しあう関係でなく、頼り合う関係を築こうという提案。ただし、頼られても断る権利は持つこと。友達だから、同僚だから、家族だから、という条件での依頼は断る。単純に困っているのを知らされ、それを単純に何も見返りを求めずに助けたいと思うかどうか、それだけを基準に助けることが、自愛に通じる道と説く。

    以下注目点
    ・したいことを実際にしてみる。そこから始まる流れに身をまかせ、渦をつくりながら拡大していく。それがイノベーションの本質です。
    ・分からないところ、違和感を覚えるところ

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    2018年11月12日
  • あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。(大和出版) 他人に支配されず、自由に生きる技術

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    なぜ自己嫌悪に陥るのか?

    これは、非常に根が深い問題だと思います。
    幼少期からの両親との関係や、生まれ持った性格、
    受けた教育など、一概に、なぜ自己嫌悪になっているかの、
    根本的な原因を知ることは難しいと思います。

    中高生へのアンケート調査では、
    半数以上が自己嫌悪に陥っていると統計もあります。
    自分に自信がない、自分のことが嫌い、
    こういう結果がでるのは、世界広いといえど、日本ぐらいです。

    著者は、「超」がつく自己嫌悪をメンタリティーとして持っている人です。
    しかし、今は突き抜けた感があります。
    著者の語り口は、非常に訴える力を持っています。
    問題提起、論理展開、結論と、超一流だと思い

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    2018年09月02日
  • 老子の教え あるがままに生きる

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     老子とは孔子のように実在した人物ではなかったとこれを読んで始めて知った。
     平易な言葉で読みやすく書かれているのに、読み終えたあと「どういう意味だ?」と読み返したくなる超訳。詩のようであり、おみくじのようであり、占いのようでもある。

     解説を読むと、老子に関わる事柄が物語のようであり、人は見たいものを見るのだなぁとしみじみ感じ入る。
     全体を再読したい。あと、1日1ページくらい読みたい。そう言うアプリないのか。

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    2017年12月04日
  • あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。(大和出版) 他人に支配されず、自由に生きる技術

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     ひとことひとことが耳に痛い。
     最初、構成が体系化されていないから読みつらいと感じていたが、後半にゆくにつれ、まっすぐに結論へ向かわないこの違和感や揺らぎが大切だと気づく。

     そもそも、この本を手に取ったきっかけは「女性装の東大教授」という興味本位なものであった。
     しかし読んでみると実に骨太で、戦っている自己嫌悪の手強さが感じられる。
     やはり、我が道を歩むのは簡単ではないのだなぁと思う。けれども、我が道は楽しそうである。

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    2017年10月08日
  • 老子の教え あるがままに生きる

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    数年前に安富さんの「超訳論語」を読んで、衝撃をうけた。

    え〜、論語って、そんな話だったのか!!!これまで「論語」だと思っていたのは、権力者が民衆を都合良く支配するためのツールのようなものだったんだ!

    本当に安富さんの解釈の線で「論語」を読んでいいのかなと、何冊か論語関係の本を読んでみると、たしかに安富さんの解釈に繋がって行く可能性がある本もいくつかあった。

    特に、センゲにも影響をあたえたと思われる南懐瑾の「論語別裁」は、かなり近い感じ。

    というわけで、わたしのなかで、論語ルネサンスがおきて、論語を「学習する組織」の文脈、つまり「ダブルループ学習を通じた人と組織の成長」という視点で読むと

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    2017年07月18日
  • あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。(大和出版) 他人に支配されず、自由に生きる技術

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    これ、皆読んだ方がいいと思う。そこかしこで繰り広げられる地味だけど確かな暴力、苦しみや悲しみ。世の中で起きている、日常で目にする、いろんな違和感に対するひとつの解がここにあった。ゆっくりじわじわ染みわたって行く衝撃が、文体の心地よさとも相まって、気持ち良かった。

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    2018年02月01日
  • 満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦

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    東大話法で一躍有名になった、
    安冨氏が専門の経済史の分野から
    戦前日本を分析。
    満洲という大陸でも特殊な地域の統治に
    成功したことが、その後の日本の
    戦略を誤らせた可能性を示唆。

    さらに、事態を悪化させる日本の
    「立場主義」を明らかにしていく。

    日本型社会の、イヤな面をたしかに
    浮き彫りにしている「立場主義」という
    言葉。「魂の脱植民地化」がたしかに
    必要かも。

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    2017年01月08日
  • ドラッカーと論語

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    ドラッカーと論語の共通理解を示しながら、仁の重きについて述べており、とても興味深く考えさせられる内容であった。論語とドラッカーを個々に読んでみたいと感じた。ドラッカーのエッセンシャル版の捉え方が大きく変わり、もしドラを以前読んだことがあったが、流行としてのドラッカー火付け役としては意味があるが、内容は疑わしいと理解した。何度か読み返してみたい一冊。

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    2017年01月03日