安冨歩のレビュー一覧

  • もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く

    震撼して、そして笑った

    軽くて鋭利な言説は、読んでいて楽しい。しかし、日本に未来はないね。凋落が底をうつまで続くだろう。
  • 老子の教え あるがままに生きる
    1.昔の時代の人の書籍を読み漁っているのでたまたま目についたから

    2.老子と呼ばれる人は個人名ではなく、卓越した人のことを指しており、中国ではその呼び名が現在にまで影響を及ぼしています。本書では老子からみた世界と人間に対しての本質を説いています。愚かな人間と豊かな人間は何が違うのか、国はなぜ安定し...続きを読む
  • 超訳論語
    学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや。これが論語の基礎。学習という概念を人間社会の秩序の基礎とする思想。これは偉大な発明だ。
  • 「学歴エリート」は暴走する 「東大話法」が蝕む日本人の魂
    「東大話法」シリーズ四冊目とのこと、あとがきが感動的である。歴史家かくあるべし。テイストは『ジャパン・イズ・バック』を思い出した。戦前〜戦後史、歴史は「物語」としてしか理解されない、その物語に引き込まれる説得力。前半の辛口な学歴エリートの生態から面白いのですが、後半、commitment や、懐疑主...続きを読む
  • 超訳論語
    この本と著者の選書である『生きるための論語』との併用が、
    好ましいと思います。
    どうして、この著作で語られているような解釈になったか(普通の論語テキストは
    性質が異なります)が、『生きるための論語』に記されています。
    非常に参考になると思います。

    また、著者の『論語』三部作、①『生きるための論語』...続きを読む
  • 老子の教え あるがままに生きる
    老師の教え 安冨歩 ディスカバー21
     
    ものごとは常に変化しながら生まれては滅ぶ
    その危うさをおそれる必要はない
    それどころかあなた自身が
    可能性に満ちた者であることを理解できれば
    先の見えない不安から開放されて
    創造の喜びを冒険できるだろう
     
    239ページからの解説を読めば
    本文よりも深くタオ...続きを読む
  • 満洲暴走 隠された構造 大豆・満鉄・総力戦
    その昔、「共通一次試験」という時代のことじゃ。選択授業の日本史教師が「受験対策はしない」と言い放ち(日教組で有名だった)、好きなことを話した授業が「高校の日本史が届かない」と言われる近代史、満州事変であった。これが滅法面白く、夢中でノートを取ったのも今は昔。現代の日本人は満州について何も知らない。け...続きを読む
  • あなたが生きづらいのは「自己嫌悪」のせいである。(大和出版) 他人に支配されず、自由に生きる技術
    自己啓発本で瞬間的に読めてしまうのですが、良い本ですよ。自己嫌悪は先に自己嫌悪、憎しみと言ってもよいと思いますが、先にあるの。それだけでパラダイムシフトではないですか(2019-08-24)
  • 超訳論語
    これは、本当にスゴい!

    目から鱗がおちまくる。「論語」って、こういうことだったのか!!!
    要するに「学習する組織」と一緒じゃないか!

    誰でも知っている(と思っていた)冒頭の部分から全く違う。

    「何かを学ぶことは、危険な行為だ。なぜならそれは、自分の感覚を売り渡すことになるから。しかし、学んだこ...続きを読む
  • ドラッカーと論語
    投稿日 2014-11-09 10:11:00
    論語を通じてドラッカーを解釈する本。

    といっても、それほど驚くことではないかもしれない。
    なぜなら、日本の資本主義の創設者(?)の渋沢栄一は、すでに経営を論語を通じて、論じていたわけだし、日本のビジネスマンの必読書として、「論語」をわきにおいて仕事を...続きを読む
  • 超訳論語
    興味はあるけど、原文は読むだけでひと苦労しそう。。。
    と、腰が重い方にこそオススメの1冊。
    かなり砕けた表現になっているので論語の世界を気軽に感じ取ることができます。
    いつの間にか「小人」にならないよう定期的に読み返したい。
  • ドラッカーと論語
    素晴らしい本です。ドラッカーを儒学を代表する論語で読みとくというのは、日本人のこころにあっているし、マネジメントの本質を理解しやすい。
  • ドラッカーと論語
    論語とマネジメントの解釈に賛否両論ありそうだけど、今や解釈に正解のない古典を自分のものにした人だからこそ語れる内容だと思う。精読、積読したい一冊。
  • 「学歴エリート」は暴走する 「東大話法」が蝕む日本人の魂
    「靖国の母」の思考回路が初めて理解できました。

    しかし、それが今も脈々と受け継がれているという事実にはビックリ。
    と同時に納得しました。

    子育てをしていく中で、彼らの「人格」と彼らの「大きくなったときの社会との折り合い」を秤にかけて、つい「大人になったら困るから」という思考が頭を出すのも、DNA...続きを読む
  • もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く
     「まるで個人など無いかのように組織の一員としてふるまう人々」
     私はこれらを特別な、変わった人だなぁと思っていたのだが…………いやはやなるほど、立場論としてしまえば、非常に腑に落ちる。
     個人ではなく組織の中に居れば、安全であるし、その組織を守る一員としての立場があるだろう。

     しかしながら、立...続きを読む
  • 超訳論語
    チェック項目28箇所。論語では「仁」ではなく、学習回路の閉じている状態を「悪」と呼ぶ、そして君子とは逆に、学習回路が閉じている者を「小人」と呼ぶ。何かを学ぶことは危険な行為だ、なぜならそれは、自分の感覚を売り渡すことになるから、しかし、学んだことを自分のものにするために努力を重ねていれば、あるとき、...続きを読む
  • 超訳論語
    短い一文一文に、都度考えさせられました。

    何度も繰り返し読み、しっかりと自分の中に落とし込みたい一冊です。
  • 超訳論語
    ■論語

    A.学習の悦びを知らない人に心を乱されるな。

    B.目上の人に自分の考えを素直に、失礼にならないように述べる。

    C.自分を知れ:「他人が自分をわかってくれない」なんてどうでもいいことだ。
    「自分で自分をわかろうとしない」ことが問題なのだ。

    D.過ちはその人のタイプを反映している。

    E...続きを読む
  • もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く
    「霞が関文学」という文学がある。その中身はというと、霞が関の官僚が都合の悪いことを、うまく薄めるあるいは、抹殺するために句読点や「~等」、「原則~」という言葉を駆使して自分たちの利権をガッチリ確保する利権文学だ。

     その一方で、話す方はというと「東大話法」がある。その心は、「霞が関文学」同様、政官...続きを読む
  • もう「東大話法」にはだまされない 「立場主義」エリートの欺瞞を見抜く
    ■東大話法

    1.自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する

    2.自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する

    3.都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする

    4.都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す

    5.どんなにいい加減でつじつまが合わないこと...続きを読む