G・K・チェスタトンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ古典、往年の名作を知ると読みの視野が広がる。
純文学系の古典、名作にも手を伸ばしたいところだが、主なテリトリーであるミステリで手一杯である事情はさておき。
ということで、ブラウン神父シリーズ第一作目、『ブラウン神父の童心』。
ぼんやりとした丸顔で小男のブラウン神父と、犯罪界に名を馳せていたがブラウン神父との幾度かの邂逅を経て改心し相棒となったフランボウのコンビが各地で巡り合う事件を解決していく。
チェスタトンは初読。なるほどこういう作風ね。
う~ん、何か入り込めない。
あくまでも個人的な感覚だが、文化的地理的違いによりあまり思い浮かべられない細かな情景描写が多いなと思うのと、3人称語りとい -
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Posted by ブクログ
ネタバレ円顔の小柄な老神父、ブラウン神父。
亡くなった人に寄り添うため、教会関係者に呼ばれて、事件現場の端に居ると思ったら、あっという間に事実を暴く13篇。
なんて書くと、殺伐とした印象だけれど、ブラウン神父はどこまでも穏やかに真実を指摘する。
稀代の怪盗、フランボウをいつの間にか改心させて相棒にしてるし。
何事も力押しなフランボウとそれを諌めつつ淡々と謎を解くブラウン神父のコンビも楽しい。
それにブラウン神父が赴く館、屋敷が素敵だった。
精美を誇る古庭を見晴らすベランダ、怪奇とさえいえる美しさの熱帯植物がところせましと繁茂しているガラスの温室、竹か強い熱帯産の籐で出来た河面の細長い家、陽ざしをいっぱ