ブラウン神父の童心

ブラウン神父の童心

小説・文芸
652円 (税込)

3pt

奇想天外なトリック、痛烈な諷刺とユーモア、独特の逆説と警句で、ミステリ史上に燦然と輝くシリーズの第一集。小柄で不器用、団子のように丸く間の抜けた顔。とても頭が切れるとは思われない風貌のブラウン神父が事件の真相を口にするとき、世界の風景は一変する。レストランの塩と砂糖を入れ替えるなど、奇妙な痕跡を残していく二人連れの神父を追う名刑事ヴァランタン。その背景には何が? ブラウン神父初登場の「青い十字架」のほか、大胆なトリックが炸裂する「見えない男」、あまりに有名な警句で知られる「折れた剣」など12編を収める。【収録作】「青い十字架」「秘密の庭」「奇妙な足音」「飛ぶ星」「見えない男」「イズレイル・ガウの誉れ」「狂った形」「サラディン公の罪」「神の鉄槌」「アポロの眼」「折れた剣」「三つの兇器」/解説=戸川安宣

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ブラウン神父の童心 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1911年発表、100年以上前の作品。それを考えると多少の読みにくさはあっても現代に通じる推理、トリックが素晴らしいと思う。こういう作品たちが今のミステリの骨組みとなっているんだな、と別の感慨に耽てしまう(笑)。短編集ですが短い話の謎たちはスッキリ綺麗に解決し読後感も良い。一つ言うならば相棒フランボウの活躍がもっと見たかった…!穏やかと見せかけてシビアなブラウン神父と良いコンビだと思います。

    0
    2024年08月22日

    Posted by ブクログ

    修飾が多いが物語の骨格はシンプルでわかりやすいし謎に魅力がある。完成度が高い。トリックがシンプルなのもわかりやすくていい。
    探偵のブラウン神父に魅力はない。フランボウの方がいい。

    0
    2023年08月18日

    Posted by ブクログ

    G.Kチェスタートン(1911年M44年)
    ブラウン神父シリーズ初読み。世界三大探偵はホームズ、ポアロとブラウン神父らしいとも。
    小柄で団子鼻でパッとしない神父さんと天下の盗賊から足を洗った長身イケメン探偵の凸凹コンビが深い洞察で難解な事件を解決してゆきます。ゆるーい設定BBCドラマシーズンは大好きでよく観てます。

    0
    2021年04月30日

    Posted by ブクログ

    作家名も題名も既知のものだったので蔵書リストをチェックしたが見当たらないので購入。
    読んだ覚えあったけど、ふつーにおもしろい!
    隙間時間に手に取りやすくて良いんだよなー。

    0
    2017年08月03日

    Posted by ブクログ

    ◼️ ギルバート・キース・チェスタトン
     「ブラウン神父の童心」

    対極のヒーロー?やっぱりブラウン神父はめっちゃ独特。すっとぼけた鋭さ。

    若い頃にはイメージだけでやめるものがある。いまは鼻歌で出るショパンのピアノ協奏曲1番も、昔は弦だけの出だしを聴いただけで、なんて暗い曲なんだ、とストップボタンを押し、その後何年も聴かなかった。小説の「オペラ座の怪人」も芝居めいた、西洋風のセリフの羅列がどうにもいい感じがせず途中で投げ出した。

    ブラウン神父も、ミステリ好きとお互い分かってすぐの先輩に昔借りた。楽しみに読み始めたものの、構成やストーリーの流れについていけない面があって途中で読むのをやめた。以来、多くの作家が影響を受けた作品、と挙げられてるたびになんか古傷がうずく感じがしたものだ。大人になった今は、どうか?たまたま手にしたのでウン十年ぶりに読んでみた。

    ブラウン神父。同じイギリスを舞台にした、発表年代がホームズ後期とかぶっている探偵もの。長身痩躯、鷲鼻、鋭い目、精力にあふれるホームズに比してブラウン神父は小さくて丸顔に丸い鼻、眼鏡をかけ、みすぼらしい身なりに蝙蝠傘、動作もゆっくりなイメージ。ヒーローのイメージとはまさに対極。物語の作りもホームズものとはまったく違う。

    奇妙な事件が起きて、捜索して手がかりを集め、それを元に人が予想できていなかった明瞭な解決を見せる、のがホームズもの。ブラウン神父は犯罪界の大立て物フランボウを、パリ警察主任のヴァランタンが追いかけている最中になぜかフランボウと行動をともにして、行く先々でおかしな手がかりを残す、という初出演の仕方でフランボウを出し抜く。しかも2人の間で交わされている会話が、理性と宗教について、といった具合。(青い十字架)

    フランボウはやがてこの短編集中でブラウン神父のよき相棒になっていく。

    上の会話のように、事件が起きた時のブラウン神父の語りは抽象的で幻想譚のような雰囲気を醸し出す。手がかりの中から必要なものを選り分け、真相を組み立てる。ホームズのように調査結果から分かりやすく意外な結論を導き出すのではなく、想像性が強く演繹的な、ズバッとした結論。「イズレイル・ガウの誉れ」など、最後の見開きページで全解決。また「飛ぶ星」も同じような感じで、年老いたフランボウの回想であり劇中劇、という味のある変化球をかましている。

    なるほど、意外性といい、改めて読むとその特徴はよく分かる。確かにおもしろい。しかし「見えない男」のようなトリックはちょっと手垢がついていて、あまり感心しなかった。中には、いきなり何人も関係者が出てきて、どうも状況がつかみにくく、集中できない、という話もあった。たぶん前回はこの辺で挫折している。

    いまの目で改めて読むと、謎そのものの魅力、漂う幻想性、だからこそ鮮明に浮かびあがる真相の意外性のほか、そしてできるだけ短いタームで一気に解決を図る手法などはかなり特徴的で計算されている。論理だけではなく、証拠にある程度基づいている。外面と英知のギャップを持つ探偵のカリスマ、また仲の良いわけではなく、ずっと緊張感がありながら噛み合わせの良い、のっぽの元大泥棒フランボウと短躯の神職のコンビはユーモラスで、ちょっぴりアンチテーゼを含んだ設定のような気がする。

    確かにおもしろい、かも知れない。多くの作家さんが影響されたという探偵もの。さてしかし、若い時分と同じく、やはり途中躓いて時間がかかってしまったのもたしか。良い折りがあれば続きを読むかも、というところ。ただ、結局未完読の「オペラ座の怪人」はいつか最後まで読もうかな。

    0
    2026年03月18日

    Posted by ブクログ

    この手のクラシックミステリーは高校・大学時代に好きでずいぶん読んだのだが、ブラウン神父ものだけはなぜか読んでおらず、50歳を超えてからようやく初読。若い頃に読んでいればもう少し楽しめたかなという気もするが、それでも神父という奇抜な探偵像はなかなかユニーク。チェスタトン自体あまり読んだことがなかったので、ブラウン神父もの以外でもう一冊くらい読むか。

    0
    2024年11月28日

    Posted by ブクログ

    ドラマがとても面白かったので、原作を読んでみることにした。ドラマの脚本が時代設定や登場人物も含めて、いい感じに変えられていることがよく分かった。正直、ドラマほどの面白みは感じなかった。

    0
    2023年01月12日

    Posted by ブクログ

    みんな大好きブラウン神父、と評判なので試しに読んでみた。
    ブラウン神父というキャラクターは非常に好感が持てる。ポワロやホームズと違って穏やかで腰が低く、推理をもったいぶり方も哲学的でおもしろい。
    自分の時代背景に対する知識が浅いのもあってか、自分が謎解きをするというよりはブラウン神父の語りをなぞるという楽しみ方しかできなかった。
    有名な「折れた剣」はさすがにおもしろかった。

    0
    2022年02月05日

    Posted by ブクログ

    中々面白かった!
    有名だそうだけど、今まで知らなかったので読んでみました。
    文章が思っていたよりも独特で風景描写とか綺麗だなと感じました。
    トリックも中々思いつかないようなものも多く面白かったです。

    0
    2020年04月21日

    Posted by ブクログ

    The Innocence of Father Brown

    ブラウン神父もの第一作
    シャーロックホームズのライヴァルとのことだが、物語のわかりやすさや冒険感などはコナンドイルの方が強い。

    ブラウン神父ものは、謎が出てきてそれが解決されるという意味ではきちんとした探偵小説だが、それ以外の部分で他の探偵小説との違いを強く感じた。読んでいると、どことなく幻想的で不思議な雰囲気になった。また、「神の鉄槌」はブラウンものでも比較的わかりやすい推理もので最後の結末もかっこよくて印象的だった。

    0
    2019年10月22日

ブラウン神父の童心 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

ブラウン神父の童心 のシリーズ、関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

創元推理文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

作者のこれもおすすめ

ブラウン神父の童心 に関連する特集・キャンペーン

同じジャンルの本を探す