向山貴彦のレビュー一覧
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「ほたるの群れ4」
阿坂と千原が生死不明のまま、姿を消して半日以上。学校内に白昼堂々「駒」が侵入する騒乱の中、永児と喜多見は自分たちを狙うグループの長と対面する。そして、遂に、五倉山山頂にある廃工場で、敵味方入り乱れての絶望的な死闘が始まる。
この巻で一学期が終了します。なので、多くの謎は残ったまま。しかし、永児と喜多見を狙う組織のボスは誰なのかがようやく分かります。
一番の見所は、やはり、廃工場での敵味方入り乱れた死闘でしょう。この作品の特徴といえる殺戮シーンが最も多く登場します。殺戮ではあるが、さほど、残酷さは感じません。それは、出来る限り動きの描写を抑えているからかも知れません。 -
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ネタバレたしかに、ペチカはいい子になったし、ルージャンはいい男になったし(ここ最重要)人間は変われるから素晴らしいのはよくわかったんだけど、最後にヴォーと刺し違えて消し炭になってしまった守頭は金色の雨で復活できたのかい?
そうは思えない感じだったな。あいつも人間なんだから、やり直すチャンスがあってもよかったんじゃないかな。
あと、テディーは復活したの?
ヴォーは最期に「闇」という言葉を口にしていたけど、彼にとって永遠の生はまさに闇だったのだろうな。
その生が終わるのは、ある意味救いだったかもしれない。
わたしがひねくれているからか、心が濁ったおばさんになっちまったせいか、涙腺はあんまり刺 -
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ネタバレ上下巻呼んでの感想。
物語の世界観がよく練られており、想像力を掻き立てられる。
所々、展開が強引であったり、先が読みやすかったりするが、
童話・ファンタジーという括りで評価すれば、特に気にならない。
登場人物の心理描写に長けており、心に触れているような
気持ちになれ、最後は温かい気持ちで読み終えることが出来た。
時折、ハッとさせられるようなフレーズもあり、大人が読んでも楽しめる童話。
私が心に残ったのは下巻のフィツの言葉。
「永遠じゃないから変われるんだよ。ペチカもルージャンもみんな変わった。変われるって素晴らしいことなんだ。変われるってことはいつだって可能性があるってことなんだ。変われるっ -
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向山さんの小説がまた読めるとは思ってなかったので嬉しい! てっきり童話物語だけで筆を折ったのかと(早とちり) それはそれとして帯にビミョウに偽りあり(笑) 「14歳殺し屋」って、阿坂は年齢不詳だし高塚くんは一般人じゃないか。それとも成駒か敵方の誰かが実は正真正銘14歳だったんだろうか。
高塚くんが素人なのに納得のチート設定で素敵。最初は主人公なのかなと思ってた喜多見ちゃんですが、今のとこ高塚くんの思い人である以上に話に絡む要素がないのがちょっぴり不安。阿坂は成駒と漫才をしていてください。
県とか具体的な地名が出てこないので「日本っぽいけどそうじゃないかもしれないところ」な雰囲気。この距離