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Posted by ブクログ
幼い頃にこの本を読めていたら、とてもとても感動しただろう。
これだけの辛い道のりを必死で歩んできたからこそ、優しくしようとしても許せなかった気持ちがあったからこそ、最後のペチカの言葉がとても重く、私の気持ちにスッと入ってきて、私の中の紫に染まる気持ちを溶かしてくれた気がする。
人はたくさん間違うし、自分勝手だったりする。けれど優しくて、優しくなくても、優しく変われる。
よく耳にする悪く言えば綺麗事だとすら思える言葉が、この作品の中で生きていたペチカやルージャンの変化と、フィツの経験によって、こんなにも心に響くのかと。
私もまだまだ、変わりたい。そして人も変わる。嫌いな人が好きになるかもしれない。
変わる、変われるというのは、なんて素敵なことなんだろう。
Posted by ブクログ
「童話が人間の集合的無意識からもたらされるもの…」
という解説の一節が興味深い。
本作品が不特定多数の人間によって書かれたものでは多分ないし、
宮部みゆき女史の『英雄の書』にある、物語が産まれ回帰する“無名の地”から
生まれたわけでもないだろう。
血の通った人間が書いている以上、物語は現実世界と、
そしてそこに生きる人たちと繋がっているんだなと教えられる。
本作品は決して商業的に書かれたものではなく、
作者が本当に書きたい話を書きたいように書いたと思う。
それゆえ、より強く現実世界との繋がりを感じることが出来た。
フォロワーが別作品のレビューで同じようなことを伝えているけど、
その捉え方ってなかなか鋭いと思うし、そう考えられる洞察力に感服しきり。
(これは解説者に対するレビューだな)
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