佐藤まどかのレビュー一覧

  • 雨の日が好きな人

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    子どもが子どもでいることを親として大人として保証したい。理念はわかる。でも具体的にどうすればよいのか。親だって大人だって、今を生きてるのは初めてだ。子どもを傷つけて後悔し、取り返しのつかない状況に絶望もする。
    同じなのだ。大人も子どもも。今が初めてだという一点においては。
    毒親だの家庭に問題があるだのいうヤカラは、後出しジャンケンだ。
    お互い初めてだと、そこは同じ地平に立とう。刷り込まれてしまっている思い込みから自由になって、目の前にいるあなたと私と、等身大のやりとりをしようよ、そう呼びかけてくれる本だった。
    読んでよかった。

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    2022年12月07日
  • 雨の日が好きな人

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    他人を羨みジェラシーを感じることは誰にでもある。親が再婚した七海は連子の幸が超虚弱なため、養父も母も幸にかかりきり。再婚したのに減る家族。ここらへんの七海の心情は読んでいて辛い。まだ小学生だよ?しっかりしてても甘えたいに決まってんじゃん。良い子でいた七海が母と養父とガチンコバトルし本音をさらけ出せたのは良かったし、ファンシーショップの店長さんみたいないい人に会えたのは良かった。残念ながら養父の良さが全然分からなかったけど、七海と幸が姉妹になれたのは良かったなあ。ものすごく繊細な児童書だと思う。

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    2022年11月20日
  • トーキングドラム 心ゆさぶるわたしたちのリズム

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    児童書。
    家に居場所のなかったマッキーが、放課後教室で仲間と共にトーキングドラムを作り、演奏する物語。悩みを抱えていても、夢中になれるものがあって、更に仲間もいれば、それがきっかけとなって自信が持てるのだと思う。
    夢中になるものが受け身なものではなく、こういう生産的なものだといいなと思った。

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    2022年08月27日
  • トーキングドラム 心ゆさぶるわたしたちのリズム

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    ネタバレ

    読んでいてすごく楽しい。音楽の本質がしっかりある。みんなで楽器を作るところからはじまり、演奏まで、本当に楽しむことができた。読み終わった後に表紙を見ると、なおさら楽しい気持ちがたくさん思い浮かんでくる。子供の柔軟で積極的な発想と行動がだんだん抜けていることも実感できる。とても大事な事を楽しく教えてくれる良い小説。

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    2022年08月26日
  • スネークダンス

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    スネークダンスとは、ダンスの種類じゃなかったのですね。
    イタリアと日本、距離は離れていても芸術や建築には通じるものがある。
    本物の素晴らしさに触れたことが、将来の夢に繋がっていく過程がよかった。

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    2022年04月30日
  • おはなしSDGs 海の豊かさを守ろう ぼくらの青

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    読み聞かせ用。えっ、全然知らなかった、と小学生が衝撃を受けていた。分かりやすく知識を与えてくれ、そこから考えることができる、とてもよい本だと思う。

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    2022年03月07日
  • ぼくのネコがロボットになった

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    生命とは?心とは?そんなことを考えさせられる物語。児童書だけど大切なことを教えてくれるとても良い本です。

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    2018年03月22日
  • リジェクション 心臓と死体と時速200km

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    事故で心臓にダメージを負ったアシュレイは、心臓移植によって生き返った後、自分のものとは違う記憶や性格を感じるようになる。スピードへの渇望のまま、母とのぎくしゃくした関係から逃げるようにバイクで高速道路を走っていたが、事故で通行止めになってしまう。柵の隙間から高速道路を降り、ガス欠の寸前で小さな宿にたどりついたアシュレイは、古風な言葉を話す不思議な青年に出会った。宿代代わりにその青年に頼まれた用事とは、2階の死体を階下に下ろすこと! ミステリー仕立てだが、家族との葛藤や成長、初恋も描かれて、アシュレイの幸福を願いたくなる物語。

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    2016年11月15日
  • スーパーキッズ 最低で最高のボクたち

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    面白かった〜

    色んな才能を持ったスーパーキッズたちの学校
    個性豊か

    悪い組織に監禁されて
    みんなでやっつける

    平沢下戸さん絵がいい

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    2012年06月19日
  • スーパーキッズ 最低で最高のボクたち

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    興奮した!
    中学生、特に何をしたいかわからないor無気力な感じの子にすすめたいなぁ。主人公たちと一緒に、やりたいことを続けるキラキラ感とかドキドキ感を体験してほしい。
    最後のページ、たまらなく好きです。

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    2011年11月13日
  • 少年と悪魔

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    母親が恋人の大金を持って逃げ出した

    母親の行方はわからず恋人の要と一緒にいることとなった一輝

    一輝は小学四年生の途中までしか学校に通っておらずその後は住所を持たず要とホームレスをしたり女性の家を回っていた

    そんな中知り合った優しい人々

    ある日要から金がいると当たり屋をやれと言われ逃げ出し警察に駆け込み保護を受ける

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    2025年11月27日
  • 少年と悪魔

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    最後の方までず〜っと重く、鬱小説に近いような感じだった。ホントにヤツは悪魔だし、実際こういう子がいるのだろうと思うだけでも読んでいて苦しかった(⁠个⁠_⁠个⁠)
    複雑な構成もなく、数時間で読めた。

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    2025年11月07日
  • 少年と悪魔

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    ネタバレ

    少年の中の悪魔が少年を支配するまでにならなくって良かった。

    悪魔のような要と生活を送る日々の中でも、少年に少しでも手を差し伸べてくれる人たちがいて本当に良かった。

    物語の中でそっと少年を助けてくれた大人たちのような人に私もなりたい。

    この本の中で少年は自分の心の中の悪魔と戦うけど、この悪魔って誰の心の中にも居るっていうか、
    悪魔ではなくただの言い訳にしか過ぎなくて。
    少年の悪い言い訳を悪魔と感じていて、それを悪魔だと感じ取れた少年だからこそ救われたと思った。

    世の中の多くの人が自分の中で言い訳や偏見を都合よく処理して自分の中の悪魔に気付けてないのに
    少年は本当に偉かった。
    この少年がこ

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    2025年11月05日
  • アップサイクル! ぼくらの明日のために

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    夏休みのグループワークの宿題から、アップサイクルを始める丈・紫月・王と紫月の姉茜さんと彼氏のたっくん。

    タブレットでAIも利用しながら、起業も頭に入れ進めてゆく。

    佐藤まどかさんは、時代の最先端を取り入れながら、児童にわかりやすく書いてくれる。読みやすいのが嬉しい。

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    2025年07月27日
  • うちのキチント星人

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    ネタバレ

    パパとママと3人で暮らしていた千歌のところに、両親がいないはとこが来ることに!半年間のお試しをしてから養子縁組をするかどうか決めるのだが‥。
    大ざっぱな千歌に対して、あっくんはとてもキチンとしていて、例えばブドウ。千歌は丸ごと口に入れ、タネをピュッと口から出す。ところが、あっくんはナイフとフォークで皮をむき、半分に割ってタネをとっていた。本も角をキチンと合わせないと気が済まない、お風呂も他人が入った後はダメ、魚の骨もキチンと全部取るまで食べられない‥。
    一緒にやっていけるか不安しかない千歌だった。

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    2025年07月10日
  • うちのキチント星人

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    同学年の兄ができることになった主人公。とにかくキチンとした彼をキチント星人と名付け、お互い歩み寄りながら家族になっていく話。中学年向け。

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    2024年09月19日
  • うちのキチント星人

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    主人公もその家族も温かい。突然家族として一緒に暮らすことになったあっくんも、
    千歌もお互いを理解していく過程にホッとした。

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    2024年09月18日
  • おはなしサイエンス AI(人工知能) ロボットは泣くのか?

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    「ちょこディベ」という短いディベートを定期的に行うクラス。今回のテーマは「AIは必要か?」。
    今日、たまたま本とネットの話をしていたのだけれど、紙で情報を得る時代の長さと比較すると、ネットの普及は恐るべき速さだと。もうテレビも見ない人多いし。AIもまた同じ。私は少し立ち止まってゆっくりすすめた方がいいんじゃないかと思った。

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    2024年06月09日
  • スクランブル交差点

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    新聞連載ということもあり、各話短くテンポよく読める。イタリア在住の作者なので、作品にはよくイタリア人がでてくる。

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    2025年03月12日
  • 雨の日が好きな人

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    両親の再婚で血のつながらない虚弱体質のおねえちゃんができた。主人公とお姉ちゃんの交流、成長が爽やかな読後感のある児童書。

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    2022年12月01日