アンドリュー・スコットのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作を読まずに読んだ
健康寿命が延び、これまでのような教育、仕事、引退のような単純な3ステージから、移行の回数が増えたマルチステージの人生をどう生きていくべきかが書かれていた
本筋ではないが、これからだけでなくこれまでも変化は起こっていたことを再認識(女性の労働人口増加など)AIの出現などで今だけが変化の時代みたいな見方をしがちだがいつの時代でもそうなんだろうなと思う
新しいことを学び続ける必要があることには同意。
コミュニティもやはり大事。最近人とのつながりが薄くなりがち。
仕事以外の生きがいという観点についての言及は少なめ。定年後も仕事を続けたいと思ってはいないが、仕事を辞めたら何をするんだろうという不安はあるが、その解消にはあまりならなかった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ2017年に購入していたのに今読んだ。なぜなら40代で初めてのサバティカル期間だから。10年経っても、新鮮に読める。ほぼ言っていることは、まだそのまま当てはまるから。
以下、刺さったことネタバレします。
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・エクスプローラーとしてのステージ
エクスプローラーに適した時期は3つあり、18−30代前半、40代半ば、70−80歳。これらの時期は人生の転換期になりやすく、エクスプローラーとしての時間が明確な効果を生みやすい。
(特に若い人にとっては、自分についての理解を深め、自分がどういう人間で、なにを好み、なにが得意なのかを見出す。外的な刺激を通じて発見をおこなう時期になる。試練を与えられたり、思考を揺さぶられたり、怒りを掻き立てられたり、時には喜びを感じさせられたりする環境で自分について学ぶのだ p.236)
エクスプローラーのステージは回り道にしか感じられない、そしてリスクを嫌う人は学校教育を終えた後すぐに従来型キャリアに進みたがるかもしれない。しかし、このステージを経験することにより人生が大きく変わる人もいるのだ。エクスプローラーの時期は、綿密に計画を立てて、このステージの恩恵に浴すこと。
・「変身資産」と「活力資産」
100年ライフでは実験する姿勢は不可欠
ageとstageが一致する時代が終わりをつげる
若さと柔軟性、遊びと即興、未知の活動に前向きな姿勢
目の前のものごとに意識を集中し続けられるか
・パートナー同士の関係性も変わってきている。
「親密さの変容」=パートナー同士の間に、言うなれば純粋な関係が生まれつつある。取引的生活をもつ旧来の夫婦関係とは異なり、その関係自体が双方に恩恵をもたらすからこそ維持される夫婦関係のことである。内政を土台とし、つねに再検討と再構築を受け入れる。それは普遍の関係でもなければ、惰性で継続されるような関係でもなく、2人の間で調整を重ねていく関係。
・結婚のリスクの分散の効果
同類婚(自分と教育・所得レベルが近い人を結婚相手に選ぶこと)が増えている。稼ぐ力にあまり差がない場合は、リスク分散を考えた方が理にかなっている。結婚によるリスク分散は、2人の稼ぐ力が近い方がうまくいく。p.321
パートナーが固定的な役割分担をせず、2人が主な稼ぎ手の役割を交互に行い、相手がキャリアの途中で仕事を中断して生産性資産を築くのを助ける方法もある。長い人生の中で役割分担を成功させるためには、2人に高度な相互補完性があり、徹底的にすり合わせを行う必要がある。スキルの更新、新しい試練、新しい人的ネットワークへの投資は、パートナーとの緊密な協力関係が必要。いいパートナーは、情緒面での支え、難しい決断をする際に意見と率直な批判を聞かせてくれる。
・シェリル・リンドバーグは、「パートナー関係は、長い目で見た公平を実現し、家族の1人だけではなく、家族全員が成功を手にするための方針を共有する関係だ。男女ともに互いに対する見方と態度を変えることが避けては通れない。そのためには多くの調整が必要になる。」と言っている。
・学生は働くのに十分なスキルを持っていない。特に、創造性、イノベーション能力、やさしさ、思いやり、という資質が足りない。p.369
・昔のように特定のロールモデルに従っていればいい時代ではなくなり、ありうる自己像の選択肢が大きく広がる時代には実験を通じて、なにが自分にとってうまくいくのか、自分がなにを楽しく感じ、なにに価値を見出すのか、なにが自分という人間と共鳴するのかを知る必要がある。実験は若者だけのものではない。それは、あらゆる年齢層の人にとってきわめて大きな意味をもつ。和達達を次の地点に導き、どのように意向を成し遂げればいいかを明らかにするのは実験なのだ。実験と探求は、1人の人間の人生を貫く要素の一部をなすものである。p.361
長寿化の議論では、所得や貯蓄の問題ばかり注目を浴びているが、真の試練は、長い人生を支えるのに必要な無形の資産をどのようにマネジメントするかという点なのだ。p.392
企業に求められること p.370
・無形の資産に目を向ける (賃金、年金、手当だけでない無形の資産)
・移行を支援する
・マルチステージの人生を前提にする
・仕事と家庭の関係の変化を理解する
・年齢を基準にするのをやめる
・実験を容認・評価する
・人事の一大改革が必要 -
Posted by ブクログ
■ この本のテーマ・キーワード
人生 行動戦略 生涯学習
■ 心に残った一文・言葉
重要なのは、キャリアの流動性が高まる時代には、一人一人が責任をもって主体的な選択を行う必要があるということだ。
■ 特に印象に残ったことや小さな変化
「何がしたいか分からない」という人が多い。
かく言う私も、昔はそのタイプで、「自分は何が向いているのか」「何ができるのか」分からず、ずっと不安を抱えていた。
でもこれからの時代、その答えを自分で見つけに行かなければならないと気づかされた。
動かなければ、人生は変わらない。
■ 感想や読書メモ
生涯にわたって学び続けることの重要性が説かれていた。私が大学時代に学んだ生涯学習が、現代においても重要だと掲げられていることに嬉しさを感じた。
大学での学びを自分の軸にして、生涯学習を広めていけるような働き方や社会との関わり方をしたいと思っている。 -
Posted by ブクログ
『LIFE SHIFT2』では、人生100年時代において、人はもはや単線型の生き方ではなく、マルチステージを前提に、自らの物語を描き直しながら生きていく必要があると説かれている。その物語を実現するためには、必要な道を探索し、スキルを獲得し、柔軟な人間関係を築き直していくことが求められる。
また、個人の変化に対応するために、企業・教育・政治といった社会の枠組みも変革が迫られている。著者はその方向性を具体的に提示し、読者に「行動」への転換を促している。
私自身、60歳を目前に控え、「引退後」を単なる終わりとせず、もう一つの始まりとして捉え直したいと感じた。本書にある「先手を打ち」「自己像の可変性を意識し」「人生の移行を受け入れる」という考えに深く共感した。変化の激しい時代だからこそ、自らの人生を主体的にデザインし直すことの重要性を痛感した。