アンドリュー・スコットのレビュー一覧
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『LIFE SHIFT2』では、人生100年時代において、人はもはや単線型の生き方ではなく、マルチステージを前提に、自らの物語を描き直しながら生きていく必要があると説かれている。その物語を実現するためには、必要な道を探索し、スキルを獲得し、柔軟な人間関係を築き直していくことが求められる。
また、個人の変化に対応するために、企業・教育・政治といった社会の枠組みも変革が迫られている。著者はその方向性を具体的に提示し、読者に「行動」への転換を促している。
私自身、60歳を目前に控え、「引退後」を単なる終わりとせず、もう一つの始まりとして捉え直したいと感じた。本書にある「先手を打ち」「自己像の可変 -
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長男が産まれた翌年にこの本が出版され、子供達が大きくなり読書の時間が取れるようになってきて初めてこの本を読んだ。
そのため自分の視点(本書ではロールモデルのジミー(1971年生まれ)とジェーン(1998年生まれ)の中間世代)と子供達の視点(ジェーンよりも後)に立って読む事ができた。
本書では本人の生き方に焦点を当てており、家族との関係についても書かれてはいるが、個人的にはもう少し家族関係についての言及がもっと欲しいと思った。
各ロールモデル内の子育て時期の言及は少なく、別章で子育てや教育について書かれていたが、子育て中の自分からすると、時代を渡っていけるような子供に育てる為の教育に捧げる時間は -
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ネタバレ2019年に発行された100年時代に向けてどう生きるべきか、結局それを決めるのは自分自身なのであるが、この本のおかげでどう生きていくか考える手立てになった。偏差値等の偏重主義から脱し、経験に重きをおいて生きていくことの重要性を改めて認識し、背中を押された気がする。しかしキャリアとしての大学、大学院進学はとても有意義であるということも再認識した。人生が長くなることでよいことも悪いこともあるが、そこに過度に楽観視したり悲観視せずに将来に起こりうるあらゆる事態に備え今からやるべきことが記述されており、将来の見通しもある程度ついた。ロールモデルのない現代だからこそ不安がついて、できれば安定を手に入れた
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今はまさに変化の過渡期だなと感じますね。
初版は2016年でもう8年前の話。
それでも未来に向けて、世界がどう変化するかの予想や考えは概ね当たっています。
もう今や前提として100年ぐらいまで生きるのは当たり前になってきていると思ってます。
その100年時代を生きるために、どう資産を作るのかが大事だなと。
もちろん巷では投資もだんだんする人が増えています。有形資産への投資はみんな意識してやってますよね。
ですが、無形資産への投資を従来のようにしていたら、危ないですよというのがこの本の主張。
本の良いところは、思っていた、聞いていたけどボヤッとしているものを綺麗にまとめてくれることですね -
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人生100年が当たり前になる。
このままぼーっと生きてたらしんどくなるよ〜、親のようなライフプラン(3ステージとかいうの)は当てにならんから、ちゃんと自分と向き合って、無形有形それぞれの資産を作ってマルチステージを築いていこうねって話。
20代後半の私。
当たり前に豊かに生きることを私が舐めてたのか、それともこの本がめっちゃ脅してきてるのか分からないんだけど(多分どっちも)、冒頭からもう焦った笑
自分のキャリアにはとてもじゃないけど自信を持てない状態の私。新卒でのお仕事も、転職後のお仕事も、キャリア形成的には悪くないと思うけど、このスキルなら売れます!!!みたいなのがないので。だからまずは -
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まんがでわかる LIFE SHIFT : 100年時代の人生戦略
著:アンドリュー・スコット , リンダ・グラットン他
人生が長くなれば、変化を経験する機会も増える。そのときに備えて「選択肢を持っておく」ことの価値が高まる。選択肢があれば、不安も和らぐ。
長寿化に対する不安を減らし、その恩恵を最大限に浴するにはどうしたらいいのか。本書では、日本人のための新しい生き方、働き方のヒントが以下の5章により展開されている。
①100年生きる時代がやってきた
②ライフシフトでどんな荒波も乗り越える
③あなたを守る見えない資産
④遊ぶ=学ぶ=働く
⑤今こそ、自分の人生を生きよう
長寿化は人類が求めて -
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ネタバレ人類は人口が増え、寿命がも延びている。そして人生100年時代と言われる時代に進んでいる。
しかしながら、この時代に向かうにつれて意識しなくてはならないことがある。「技術的発明(テクノロジーの発展)」と「社会的発明(社会環境整備)」である。特に技術的発明と社会的発明の乖離が大きくなっている時代になってきている。
社会的発明の発展が必要な中で、人生100年時代に向けて私たちは何を準備しなければならないのだろうか。私の率直な感想は、自分のあり方を考えることと、生涯学習の必要性である。これまでの人生の歩み方(3ステージ)は大きく変わる中で、将来の自分をデザインすることができなければ、人生100年時代を -
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わたしは長生きをしたくない。
でも希望通りの人生が歩めるとは限らない。
いま50歳未満の人は100歳以上生きるつもりで生きた方がいいという統計結果が出ている。
わたしもそのつもりでいるべきと思った。
そこでどうするか?
いままでは
①教育を受け
②仕事をして
③引退
という3つのステージだったが
キャリアを複数持ち、
さらにステージを変える毎に新たなスキルを身につけ視野や人との繋がりを広げ、強くなっていくマルチステージで生きていく必要があることをある家族を例に紹介されていた。
マルチステージで生きていくこの家族の姿はいまの自分にとてもよく重なった。
わたしの周りには運良く、マルチス