齋藤可津子のレビュー一覧
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世界の女性の生きづらさを、改めて考えさせられる本だった。いつの時代も強く闘う女性達の姿に、勇気とパワーで満たされた。受け継がれる正義感。
読み終えた後、暖かい感情が全身を駆けめぐり、しばらく涙が止まらなかった。
強い勇気をもらえる一冊。ずっと持っていたい本。Posted by ブクログ -
様々な状況下で追い詰められている女性たち。
それぞれが狭い世界で苦しんでいるのだが、外に目を向け、踏み出すことで扉が開かれていく。
他国に依存するのはよくないという論調が強まる中で、世界がつながっているって素晴らしいと感じられる物語だった。Posted by ブクログ -
現在のパリで困難を抱える女性が身を寄せる女性会館の様子と、100年前のパリで会館設立に尽力する様子を交互に描く一作。
抱える困難は違っても、連帯できる。時代や立場が隔たっていても手を差し伸べる勇気は、変わらない。Posted by ブクログ