齋藤可津子のレビュー一覧
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スミタの勇気がとにかくすごい!
そして信仰とは何かを考えさせる。
3つの物語が最後に合わさる構成も良い。まさか、こんなふうに繋がるとは!世界中の頑張る女性たちに幸あれ!Posted by ブクログ -
ソレーヌが初めて人前で大泣きする場面、シンシアが絶望して自死するところ、私の人生とは違うけど、登場する女性1人1人の苦悩に自分を重ねて読んだ。
145ページのハチドリの話ー事態の打開には程遠くても、せめて自分にできることはするーが好きPosted by ブクログ -
まさに一気読み。この読む事を止める事ができない内容と読みやすさは著者のレティシア・コロンバニさんの筆力の賜物であり翻訳者の齋藤可津子さんの素晴らしさのおかげだと思う
本作の中でも取り上げられていた風習についての本(積んである)を次に読もうと決めたPosted by ブクログ -
家族のキャラクター設定がものすごく良いと思った。
シニカルで真面目な官僚の長男、慈悲深く家族を繋ぐ役割をしている妹、うだつが上がらず、災難ばかり降りかかる弟。父やマドレーヌ、そして彼らの結婚相手しかり。みんながキャラクターとしての役割を見事に演じていて、物語の情景が自然と頭に浮かんだ。Posted by ブクログ -
読んでいるうちに、ブランシュやソレーヌまでにはなれなくても、困窮した女性を助ける人になりたいと思った。日本にも困窮している女性がいて、そのことを知っているのに、何もしないというのは違うような気がするから。ささやかでも自分のできることを考え、実行したい。Posted by ブクログ