【感想・ネタバレ】三つ編みのレビュー

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Posted by ブクログ 2021年05月29日

とても久しぶりに小説を読んだ。

インド、イタリア、カナダの3人の女性が、「髪」というキーワードで繋がり、それぞれの未来を切り拓いていくお話。

状況こそ違うが、苦境に立たされている意味3人の女性。
勇気を振り絞ってそれまでの人生から大きく変える決断をし、未来を切り拓いていく。畳み掛けるようなクライ...続きを読むマックスは映画を見ているようで、いろんな気持ちが湧いてきて涙が出た。

文体のテンポの良さ、女性が背負う困難を男女の対立としては描かないフラットさなど、物語そのもの以外でも良いなと思う点がたくさんあった。

映画化されたら是非観に行きたい。

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Posted by ブクログ 2021年03月12日

今を精一杯生きる3人の女性、交わらないはずの彼らの人生がある一点によって絡み合うところはとても心を動かされました♡

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Posted by ブクログ 2021年03月03日

子供が産まれてから特に、女に生まれただけで何故こんなにも生きづらいのかを考えることが多い。
今の当たり前を疑うこと、本当の敵は誰かを見極めることができているか?
カナダ、イタリア、インドの3カ国の話。最後には『髪』で世界繋がっていく。ジェンダーギャップの観点では日本にも随所に当てはまることが多く、日...続きを読む本社会は女性を含め弱者に優しいふりをしていると気付かされる。
自分はそんなジェンダーにおける生きづらさを感じたことがない、と思っている時点で、もう社会に毒されていると考えるべき。

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Posted by ブクログ 2021年01月22日

インド、カナダ、イタリアの3人の女性の物語。
それぞれの女性が課題に直面し乗り越えていく。
いわゆるフェミニズム小説。
とくにシチリアのジュリアのパートが好きだった。
最後に3人の人生が交差するのが感動的…。
この作品に出てくる女性たちは、みんな苦しい立場にいるけど、諦めない。強い。それは守るべきも...続きを読むのがあるから。

あとがきの、もしこの物語が日本で編まれたら、
というパートで考えさせられるものがありました

・誰しも弱者になる可能性がある。
だからこそ助け合って生きていきたい。
人はもう既に、知らない間に、関係しあって支え合って生きている。

・男性が悪い、女性が悪いということではなく
ただただ社会のシステムが悪い。変えるべきは社会。

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Posted by ブクログ 2020年12月26日

生きる場所、目的、目標、信じるもの、価値観、地位、全て違うような3人の女性が最後に編まれる結末が面白かった。

今自分がこの地に、この時代に、生まれ落ちた意味を改めて感じながら、私はなにを信じてどう生きていこうかと考えさせられた。

時に女性は想像より強くなる。そんな女性になりたいし、そんな女性に生...続きを読むまれてきたことに感謝して生き抜きたい。

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購入済み

今年1番の小説

hiro 2020年12月24日

今年はコロナで自宅にいる時間が多かったので、外国文学を読み漁っていました。
読んだ後の清々しい気分はこの三つ編みが1番良かった!後書きに書いてあって印象的だったのが、著者の出身国のフランスの男性の育児休暇について。「男性にも子供を育て幸せな時間を過ごす権利がある」 日本とは違いますよね。是非とも...続きを読む日本の新米お父さんにも幸せな子育て時間を新米ママと共有してもらいたい

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Posted by ブクログ 2020年10月20日

インド、イタリア、カナダ。それぞれ遠い三国に生きる女性、スミタ、ジュリア、サラ。彼女らの闘う姿が、三つ編みを編むような順番で語られる。まったく違う境遇。最後にはそれは太く固い結束となって、世界の女性たちに投げ渡される「綱」になる。


女性は、その多くが「産む性」であり、生き方は男性よりも複雑で繊細...続きを読む。右に行き左に行き揺らぐ。
「三つ編み」は、そのように揺らぎながらも、最後は一本筋になる、強くたおやかに編み込まれたもの、女性の象徴。

「これは私の物語。
なのに、私のものではない」。

読後、光がさす作品。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2020年10月19日

フェミニズム小説は興味があって、いままでも心を揺さぶられてきました。この本もそうです。しかし、著者や訳者あとがきにも書かれるように、3人の女性の戦う相手は必ずしも男性だけではないというのが特に良いなと思いました。世界の多くの人に読まれているのにも納得です。日本の多くの人にも読んでほしいです。
この手...続きを読むの本は、たいていは自分が感じるジェンダー問題と重ね合わせ、共感して怒りを増幅させていました。この本は、半分は共感し、半分は体験したことがない私にはわからない―それは、応援したい気持ちや、世界にはおかしなことがあふれているというモヤモヤ、奮い立たされるような気持ちなどともいえる―と素直に認めるような内容でした。小説ですが、このような女性はきっといるでしょう。そして、登場する男性たちもきっといます。男性を必ずしも敵対しないこと、そして最後に起る奇跡は不思議と私の心を温めてくれて、読後感は良かったです。
自分は自分の生きる場所で、努力しようと思えました。自分を幸せにするために、家族を幸せにするために、周りの人、隣の国の人、遠くの国の人・・・。幸せにしたい相手が思い浮かぶほど、まず自分ができることは自分を幸せにすること。やりたいことをやること。やりたいことをやるための土台をつくることです。この本は私の挑戦を支えてくれそうです。

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Posted by ブクログ 2020年09月30日

まずインドでは日本と比較にならないほど男尊女卑な社会だってことを知れて良かった、いい機会だった。
3人の女性それぞれが現状を打開しようと行動していて、それがそれぞれの作品の最後で交わって感動を超えるものを感じました。「三つ編み」そう言うことなのかって気づいた時気持ちよかった。みようか迷っている方は是...続きを読む非みてみて下さい。

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Posted by ブクログ 2020年09月24日

年齢も住んでいる国も環境も違った3人の女性の人生が交差するストーリー。
フェミニスト色が濃いのかな、と身構えながら読み始めたもののすぐにそんなこと忘れて、ただ夢中になって3人の女性を応援していた。
どんなに理不尽な人生でも、そこには希望がある、ということを思い出させてくれる良本。

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Posted by ブクログ 2020年08月30日

震えた。
生まれも境遇も社会的立場も全く違う3人の女性の物語がまさに三つ編みのように重なっていく。それぞれが勇気を出して踏み出した行動はそれ自体は小さな一歩でも、世界を渡り誰かに行き着く。
私たちは繋がっている。一生会うことがなくても、あなたから受け取っているものがある。


自分の行動が遠く離れて...続きを読む誰かを救ったりするのをこの目で見るのはほとんど不可能なことだろうし、女性たちも自分の行動が何へ繋がっていくのか知ることはないけれど、それでも小説という形でそれは「繋がっている」のだと示してもらえるのは限りない幸いだ。私は意味ある存在だと示してくれる本だった。

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Posted by ブクログ 2021年05月29日

三人の女性が、追い込まれた自分の状況を自力で打開していく。小気味良いリズムの文体で物語が前に押し進められ、引き込まれた。
これらの女性がこれからどうなるのか、ラストの先にもまだまだ辛いこともおきそうだけど、それぞれの女性を支えるのは自らの信念で、信念がもててる状態というのが何よりの希望だと思った。

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Posted by ブクログ 2021年02月22日

「この物語はわたしの物語だ」
帯に書かれていたこの一文に本書の読後も実は共感できずにいた。
なぜならここには私自身から余りにも遠い土地に住み、私とは全く違う生き方の3人の女性がいたからである。
けれどしばらく経って、もしここに日本の女性がいたとしたなら、どんな物語が編まれていただろう。
そう思った頃...続きを読むに東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長の女性蔑視発言の問題が取り沙汰された。

本書の特にスミタの背景に酷くショックを受けた。
こんなことがこの世の中に今も実際にあるなんて。
しかしスミタと同様ジュリアもサラもそれぞれが多面的な属性を持ちながら様々な悲惨や悲しみ、驚き、不公平、不平等、裏切り、友愛の欠如に遭いながら、自分の人生を切り開くために決断し、行動する。
全く違う属性の3人の女性が「髪」で繋がっていく様は正に壮大で圧巻で、心動かされずにはいられなかった。

私は女性であるが故に生まれてこの方、庇護のもとに生きてきたのも間違いない事実であるが、周囲の悪気のない蔑視の言葉を仕方ないと受け流して生きているのもまた事実であることに気づいた。気づいていたが、気付かないふりをしていた。

ドキドキしながら一気に読みました。

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Posted by ブクログ 2021年02月21日

家にあったから暇つぶしにたまたま読み始めたものの、面白くて一気に読んでしまいました。
それぞれの立場の女性たちには、それぞれの苦労があるものの、家族のため・自分のためになんとか生きようとする強さを感じました。

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Posted by ブクログ 2021年02月10日

インド、イタリア、カナダ、全く違う環境で生きる3人の女性。
それぞれの困難に立ち向かう姿が、順番に少しずつ描かれる。
特にインドのスミタは、信じられない程に人権など皆無な世界で生きていて、でもその理不尽さに抗い力強く進む。
バラバラの3人の女性達の生きる姿が、三つ編みのように編まれていき見えた光がと...続きを読むても良かった。
(それでもやはり、スミタは困難の中で生きているのかもしれないが…)
自分も1束の髪として精一杯生きることで、どこかの誰かの光に結びつけば、と思ったりしました。

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Posted by ブクログ 2021年01月24日

彼女らを支えるのは社会への反発心や、自己実現への気持ちだけではない。そばにいる男性。自分と同じように差別をされる男性なんだ。そう、みんな「平等」に「差別」される状況下にある。その上で女性はどう差別されるのかを淡々と、事実を、冷静に語っている。

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Posted by ブクログ 2020年11月23日

よくできた作品。著者が映画監督というのもよくわかる。昔、『女たちのジハ-ド』という小説があった。読んでないが、この作品のタイトルにするとぴったりだなと思う。

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Posted by ブクログ 2020年11月14日

希望を持って終わったかな。
男と女ではなく、社会の問題だという、社会の有り様、でも、歴史の表面を作ってきたのは男であり、社会の規範も多く男によって作られていて・・・
まあ、それでも、問題は社会の有り様に求めるべきか、
男と対立するのではなく、共に変えていこうと考えるほうがいいということか。
でも、8...続きを読む2年生まれだっけ、あの話にも共通するけれど、女たちが多かれ少なかれ感じていて、男たちは傍観している、そういう不平等、やっぱり男にも感じさせたいし、考えさせたい。

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Posted by ブクログ 2020年10月21日

スミタが寺院(カリアナカタ)で剃毛される(不安がっているラリータを安心を伝えながら)場面があまりに神々しすぎて感極まりそうな程だった。
そしてインドあまりに過酷すぎる。

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Posted by ブクログ 2020年10月19日

インド、イタリア、カナダにすむ3人の女性が逆境を乗り越えていく姿を三つ編みのように交互に表し、結ばれるストーリー。
グローバリズム、フェミニズムがテーマになっている。
生きていれば、格差・キャリア・病気・家族の問題は避けられない。自分を投影しながら読みました。
その先はどうなったのかな?無理にハッピ...続きを読むーエンドにせず、余韻を残すのがヨーロッパ調。
外国文学だけど、読みやすい文章と構成。作者が脚本家だからかもしれませんね。

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