齋藤可津子のレビュー一覧

  • あなたの教室

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    インドという国の知らなかった一面に触れ
    そんなバカな…と何度も思い何度も愕然とした

    決して西洋的な文化や進んだ教育が絶体的であるとは言わないが、やはり負の風習が続く事のマイナス面は
    キチンと見ていかないと、その被害者になるのは
    もしかしたら自分にとても近しい人だったのかもしれないと想像すると泣けてくる

    人種も性別も年令も関係なくたくさんの人に
    読まれて欲しいと心から思えた作品



    ※今回ゲラを読ませてもらう機会をいただけた事には
    ただただ感謝しかありません。

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    2022年07月28日
  • 彼女たちの部屋

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    ネタバレ

    クライアントの死をきっかけに、堰をきったように抑圧されてきた思いや、恋人との別れ、周囲からのプレッシャーなどに押し潰されそうになる主人公ソレーヌが、女性会館での人々との交流を通して、他人の価値観よりも自分の思いに正直になっていく様子が描かれていた。
    物語が終盤にさしかかるにつれて、パラレルに語られてきた女性会館の創設者ブランシュと重なる部分が増えていき、最後にはブランシュが女性たちに手を差し伸べたように、ソレーヌもリリーに手を差し伸べた姿に心を打たれた。

    パリという世界が憧れるような素敵な街の片隅で、世界中から集まった貧困や差別と闘いながらお互い支え合って生きていく女性たちが実際にいること、

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    2022年03月20日
  • 30年目の待ち合わせ

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    こういう、時を超えて何度か、というの、好き。
    誰でもこういう、自分の中の普遍的な人というのはいるんだろうなと。

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    2021年09月07日
  • 30年目の待ち合わせ

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    心情が端的に羅列してある文体が面白い。小説なのに説明文のよう。
    ストーリーはフランス人らしい恋愛なのかな?自分の気持ちに向き合い、最後は相手と通じ合えるハッピーエンドで良かった。

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    2021年06月12日
  • 彼女たちの部屋

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    前作「三つ編み」では、同じ時を生きるイタリア・インド・カナダの女性たちの人生を、まさに三つ編みのように交差させて描いていたが、今作は、フランスの同じ場所を舞台に別の時代を生きる女性たちを描いている。
    それぞれ横軸と縦軸で紡ぐ物語。
    その切り取り方がすごい。

    100年ほど前、救世軍の創成期の頃に幾多の困難を乗り越え、女性のための居場所を造った女性ブランシュと、現代に生きるバーンアウトしてしまった敏腕弁護士ソレーヌ。自分を含め女性が抱える困難に寄り添い、立ち向かう二人の女性の生き方に、諦めずに進めと言われているような気がする。

    救世軍は、年末になるとターミナル駅などで募金を募る「社会鍋」を、子

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    2021年04月25日
  • 彼女たちの部屋

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    ネタバレ

    映像化向きの本だなーと少し鼻白んでしまうところはあるけど,すごく良い話だった。三つ編みと同じくすごく好き。
    しかし弁護士って,こういう話の主人公にされやすい職業なのかな。

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    2021年02月15日
  • 彼女たちの部屋

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    「三つ編み」や今作、「82年生まれ、キム・ジヨン」などの所謂フェミニズム文学に弱い。共感と、連帯感。
    私自身女性として生きてきて、女性ならではの生きにくさを感じることがあるけれど、特にレティシア・コロンバニの作品に描かれる女性たちの人生というのはとても過酷で、同じ世界・同じ時代に生きているとは信じられないほど。
    偶々生まれた環境が違うだけ・偶々ボタンを掛け違えただけでここまで違ってしまう人生に、罪悪感のようなものを感じてしまう。なにか自分に出来ることがあればしたいけれど、無力な自分に何ができるのか、そこまでの責任が負えるのかと思うと、躊躇してしまうー 今作の主人公の一人、ソレーヌの気持ちがとて

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    2020年11月23日
  • 彼女たちの部屋

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    前作「三つ編み」とテーマは同じ。
    こちらは2つの時代に生きた2人の女性の物語。

    100年前、自分の全てを出し切って貧困や差別にあえぐ女性たちのために生きた高潔なブランシュ・ペイロンの存在には驚かされました。
    直向きに、ただ直向きに「助けたい」という信念を貫き通した人生には頭が下がります。

    そして100年継がれた思いを確と受けとめたソレーヌ。
    彼女は心に大きな傷を負っていましたが、女性保護施設で出会った個性豊かな女性達とのふれあいの中で、徐々に前を向き、立ち上がり、進んでいく気持ちを取り戻していく様が心を打ちました。

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    2020年09月30日
  • 彼女たちの部屋

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    パリの女性会館。現在と過去、二人の女性の苦闘。現在のソレーヌ、女性会館で代書人のボランティアをすることになる。100年前、救世軍のブランシュは女性・子供を救う施設を作る。ソレーヌは自分とは違う境遇の女性たちに最初は戸惑うが、代書を通じて心を通じ合わせる。ブランシュは病気であっても女性のために奮闘する。
    ブランシュの方は女性会館ができるまで、ソレーヌの方は、うつ状態を脱し、自信を取り戻し、立ち上がるまで。タイプは違うが二人の強さが描かれる。二人の物語でもあるが、現在のところで描かれる女性会館に登場する女性たちも、私に、読者にエールを送る。様々な境遇で戦う女性たち。どの女性もなんと力強かったことか

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    2020年09月29日
  • 彼女たちの部屋

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    ネタバレ

    サルベーションアーミー、前世紀の前半の時代に女性が動ける組織があったことが驚き。平等な使命に生きる結婚があったことが驚き。
    みつあみの期待を持たずに読みたかった。

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    2020年08月20日
  • 三つ編み

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    3人の女性になんの共通点も見いだせなかったが、三つ編みの如し、最後は絡まっていく。インド不可触民のスミタの壮絶な脱出劇なくして、髪はサラのところにまで届かなかっただろう。鋼のような心で立ち向かっていたスミタだが、最後、坊主頭ですっきり丸くなったのは、頭の形だけでない、全てを受け入れ後は神に委ねるというシンプルさの象徴でもあったと思う。
    ジュリアの恋人、シク教徒のカマルのしなやかさの中に現実的な視点が印象に残った。

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    2025年08月14日
  • 30年目の待ち合わせ

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    京都行きの電車の中で大半を読んでしまった。わかりやすーい内容で目新しい感じはない。ただ、フランスが好きでスラン人が書いた本だから手に取って読んでみた。フランスの景色がときどき浮かんだ

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    2025年04月28日
  • 三つ編み

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    全然違う国と境遇の人が最後には三つ編みのように絡まる素敵な展開
    世界は繋がっていると改めて感じられる本。
    それだけではなく、女性3人の色々な葛藤があり、
    同じ女性として3人のように強く生きたいとエールをもらえます。
    読み終わったあとに『三つ編み』のタイトルに納得、
    著者のタイトルのネーミングに拍手したくなる一冊です。

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    2025年04月05日
  • あなたの教室

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    ある事情を抱えて、インド南部の村へ逃避行したフランス人女性(元英語教師)が、不可触民の子どもたちのための学校を作るお話。
    インドのエネルギッシュさや伝統的な習慣の美しい描写のほか、今なお続くカースト差別、児童労働、児童婚、忌み嫌われる不可触民であるのに女性が襲われるという逆説の事実。
    不可触民の差別から脱するために、ヒンドゥー教からキリスト教に改宗しているくせに、伝統的な価値観に則って12歳の少女を結婚させようとする養父母。赤色と金色の美しい布に刺繍が施されたきらびやかな婚礼衣装を纏う少女の悲しみ。
    「新妻は家族と別れ、夫の家族と同居し、その所有物となる。」所有物、という単語を人に使うことの意

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    2025年04月04日
  • 彼女たちの部屋

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    知らなかった世界が見える本
    少しパリの世界にいるような世界観で本が読めるし
    世界のいろいろな状況を知り
    視野を広げることができる本

    改めてわたしには何ができるのかを考えるきっかけをもらえる

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    2025年02月13日
  • 透明都市

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    設定が面白い。全ての都市が透明化されたのかと思ったら、壁のある街もあり、その人のライフスタイルでいろいろ選べるのは楽しそう。私は透明都市は選びたくないなぁ

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    2024年12月15日
  • あなたの教室

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    ネタバレ

    ジャナキの一件が起こって、やっぱりフランスに帰るってなった時は「えぇぇぇぇ⁈ 」とプリーティと一緒に怒りが湧いたけど、諦めずにプロジェクトが一歩また一歩進んでいくさまに胸を撫で下ろしました。女性差別、貧困、不可触民、現状を知れば知るほど辛いし悲しい。

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    2024年11月28日
  • 透明都市

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    透明な街の不自由を噛み締める第一部を読み終えるまでがしんどかったが、第二部以降はストーリーが動き出して面白かった。

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    2024年11月19日
  • 透明都市

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    ネタバレ

    登場人物が多くて、誰が誰だかよく分からないままだった(登場人物リストがあって助かった)。全て透明な家は絶対に住みたくはないけど、SNSで私生活を発信したり気軽に写真を撮られて拡散されたりする現代は、考えようによっては透明都市で、2050年の仮想の都市ではあるがとてもリアルな設定だった。透明で全てが見えるからこそ、見た人たちを隠蔽して、皆だんまりを決め込むのも、狂ってはいるけれどもこのまま社会がそのようになっていくのかも。どうしてルーを犯人に仕立て上げたのか、ニコがどうしてエレーナを出し抜いたのか(振られたから?そんなにいい感じでもなかったけど)、謎解きパートは分かりにくかった。

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    2024年10月08日
  • 30年目の待ち合わせ

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    ジャケ買いというか 表紙買いというか、タイトル買いしてしまった。フランス人作家さんのパリが舞台の 恋愛小説…訳文に戸惑ったけど フランス人だから ありでしょう。すれ違う ヴァンサンとアメリに ちょっと どうにかならないの?と思ったり。2人に起こる人生のいろいろは 誰のせいでもなく 全て自分のしたこと!と割り切るというか、自分は自分だという姿勢が フランス的なのかなとか 感じちゃった。通信技術の発展は すれ違いを無くした、というけど 相手を思う気持ちは 万国共通でありますように。

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    2024年08月19日