30年目の待ち合わせ

エリエットアベカシス / 齋藤可津子

1989年パリ。20歳のアメリはヴァンサンに恋をする。だが待ち合わせの日、二人はすれ違ってしまう。再会は10年後、彼は結婚していた。彼女も家庭を築くが、人生を間違えたのではないかという思いが消えず、20歳の記憶は輝きを増す。そんな彼女の前に彼が現れ……

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 海外小説
• 出版社: 早川書房
• ページ数: 160ページ
• 電子版発売日: 2021年04月01日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

こういう、時を超えて何度か、というの、好き。
誰でもこういう、自分の中の普遍的な人というのはいるんだろうなと。

[ブクログ · ★★★★☆]

心情が端的に羅列してある文体が面白い。小説なのに説明文のよう。
ストーリーはフランス人らしい恋愛なのかな？自分の気持ちに向き合い、最後は相手と通じ合えるハッピーエンドで良かった。

[ブクログ · ★★★☆☆]

3.6 まああり得ない現代のお伽話。運命の相手はいると信じたい人には、素敵な話。人としての美しさは、年齢だけでは決まらない。

[ブクログ · ★★★☆☆]

知性を感じる訳語たちは、訳者のセンスなのか、原文から滲み出るものなのか気になった。

コミュニケーションツールがこの恋愛に与える影響もとても興味深い。

こう”すべき”の世界に暮らし始めると、シンプルなことも複雑になっていく。きっと心を置いて吉方へは進めないのだと、この物語を読んで感じた。

30年(現代だと10年相当辺りだろうか) も待たずに済むように、私は自分の気持ちに素直であろうと思う！

[ブクログ · ★★★☆☆]

『花束みたいな恋をした』のすれ違いバージョンのような。ここ30年で出会いや待ち合わせはが大きく変わった。別れはどうだろう。

[ブクログ · ★★★☆☆]

なんというか日本人とは感覚が違う…というか…。
結局子供たちがかわいそう。
自分たちは愛を見つけた？のかもしれないが、子供たちの未来はどうなるのって感じ。