齋藤可津子のレビュー一覧
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手にとって「う、前回読んで苦手だった人だ」と思った作者で、前作よりは読みやすかった。粗筋は15歳の少女の失踪を巡り、家族、仕事として捜索に関わる探偵たちの一人一人が抱える闇を全世界に向けて披露しますぜ、って感じですか。多分作家自身もいいとこの育ちで、一般人よりもより色濃く、偽善者による偽善発言を浴び...続きを読むPosted by ブクログ
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その時の姿形で目の前の人を判断しがちだけど、人間一人一人に目には見えない物語があることを思い出させてくれた。
ソレーヌが立ち直ってゆく様子も良かったな。
『傷ついた者の魅力、倒れ、再起した者が持つ魅力がある。』
この一文が好き。Posted by ブクログ -
知性を感じる訳語たちは、訳者のセンスなのか、原文から滲み出るものなのか気になった。
コミュニケーションツールがこの恋愛に与える影響もとても興味深い。
こう”すべき”の世界に暮らし始めると、シンプルなことも複雑になっていく。きっと心を置いて吉方へは進めないのだと、この物語を読んで感じた。
30年...続きを読むPosted by ブクログ -
なんというか日本人とは感覚が違う…というか…。
結局子供たちがかわいそう。
自分たちは愛を見つけた?のかもしれないが、子供たちの未来はどうなるのって感じ。Posted by ブクログ