北川智子のレビュー一覧
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2024年7月発刊。サブタイトルに「挫折しない宇宙の入門書」とあるように必要最小限度の最新知識を面白く感じられるようコンパクトにまとめてある一冊。
確かに要所要所の専門用語などわからないものもあるのですが、必要最小限度なので知りたければそこからとっかかれるようなまとめ方がとても上手いと感じます。
巻頭の写真もわくわくさせられるインパクトのあるもので、写真に関わる内容部分に触れるとさらにその写真の壮大さを感じます。
QRコードが貼ってあるところが数カ所ありそこの情報もまた興味深い。
特に一番感動したのは天体画像の情報を可聴化するというソニフィケーションというもの。
宇宙を聴くということができ -
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大学院まで理系畑を歩んでいたにもかかわらず、
ひょんなことからハーバードで日本史を教えることになった、、
そんな北川さんが、ご自身の勉強法についてまとめられた一冊となります。
“これはやってみないと後悔する! という直感”
全てのスタートはこの点になるのでしょうか。
“飽くなき探求心・好奇心”と言葉にすれば簡単ですが、、
それを実現していくのは並大抵ではないはずです。
“失敗は単なる「プロセス」である。”
そんな中でも、こう言い切れるのは素敵だな、と。
“プレゼンは、自分がどれほどきれいに話すかではなく、
どれほど周りとつながりを持てるかが重要”
また何かを伝えようと -
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ハーバード大で日本史?しかも若い女性の教授?
最初この本を手に取った時には頭の中にいくつも「?」が浮かびました。一読してみて感じることは「熱血」。工夫を続けること、新しい視点を持つことで自分の道を切り開いていくことの重要性です。
世界から俊英の集まるハーバード大学。そこでひょんなことから日本史を受け持つことになった北川さん。もともとの専攻は数学と生命科学。
日本史を教える教授の下、アルバイトで助手になったことがきっかけで疑問を持つ。「日本史の教え方はこれでいいのか?」そこから教授たちの推薦をもらい、転科したうえで大学院に通い直し、ダメ元で応募したハーバード大で中世日本史を教えるこ -
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タイトルを読むと勘違いしていますのですが、
いわゆる勉強法を紹介する本ではありません。
時系列で追ったエッセイ本といった感じです。
生き方やコツを巧く紹介してくださっているので、
それがまた勉強に繋がる方法なのだと考えれば、
勉強法という言葉が正しく感じます。
勉強をするためにはあらゆる総合力が必要なのかもしれません。
高校から教員になられるまでの海外での生活を語っています。
懸命に研究をし続けられてきた姿を追体験でき興味深かったです。
今回気に入った部分は、
論文のアプローチに触れられていた点です。
「論文はがむしゃらに書く、捨てる、書き直す」
とにかく話をするようにひたすら乱打すると -
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「宇宙」に関する本3冊目です。
前に読んだ『宇宙とは何か』、『宇宙はなぜこんなにうまくできているのか』に比べると、前著は宇宙の成り立ちや仕組み中心だったように思いますが、この『宇宙はなぜ面白いのか』は「宇宙」へ行くという話が中心だったように思います。
宇宙開発の中でも地球観測などをしている衛星(サテライト)ロケットの打ち上げ。
反対にUFOは地球に来たことがあるのか。
宇宙人が昔はいたかもしれない惑星として火星が挙げられています。
そしてまた地球の問題として大切なこと。
宇宙に核兵器を持たない「宇宙条約」。
隕石衝突にどう備えるか。
最後は1961年4月に「地球は青かった」という言葉を残 -
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「ねね」といえば、何度も何度も映画、舞台、ドラマ、小説で描かれてきた豊臣秀吉の正妻である。
彼女には実子がいなかったが、たくさんの養子の母として、平和を希求し、子供を愛し、戦乱の世を生き抜いた女性だった。
著者は「レディサムライ」として「ねね」を中心とした日本の女性たちから歴史を学び、未来に知識を伝えていこうとしている。
インパクトのある言葉だが、著者の言う「レディサムライ」とは、勇猛果敢な武将ではなく、皆のために生きる為政者としての強さを持つ女性のことだ。
さて、どんな姿なのだろう?
「ねね」はずいぶんと筆マメだったようで、たくさんの史料が残っている。
彼女の立場もあったと思うが、どうして