逸木裕のレビュー一覧

  • Jミステリー2023~FALL~

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    太田愛さんのファンで、手に取りました。
    良く練られた話で、思わずウルッとくる物語でした。人物像を肉付けして、長編で読みたい…。

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    2024年06月11日
  • 虹を待つ彼女

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    初逸木。少〜し読んだだけで、これは間違いなく面白いっ!と直感した本作。その結果……大当たりな作品でした(^^) ある(頭も性格もいい完璧な)男が、初めて愛した女性は残念ながらもう既に死んでいた——それを人工知能として蘇らせる話。究極の恋愛小説。星四つ半。

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    2024年05月12日
  • 風を彩る怪物

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    どんな演奏なのか、何を感じるどんな音なのか…を文字で伝え記すのは本当に難しいことだと思います。こちらは、はじめましての作者さんでしたが、音色を表す言葉のチョイス・表現の仕方に響くものがあり、前半部分一気読みでした(*°∀°)=3

    『闇の中に光を灯すようなフルートとは違い、オルガンは光の塊を放出しているようだった。神に捧げるはずの賛美歌が、神の言葉そのもののように重厚に響いていた。』
    『拍子が変わり音楽は疾走する。オルガンを含めたあらゆる楽器が鳴り響きフィナーレに向かって突き進む。大音量のオケを丸ごと包み込むように〈怪物〉は歌った。』

    サン=サーンスの「交響曲第3番・オルガンつき」がより魅力

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    2024年05月12日
  • 四重奏

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    面白かった。この世界にのめり込んで読みました。仕事中も続きが気になって仕方ないくらいに。音楽に造詣が深い訳でもないし、おそらく楽器の善し悪しも聞き分けられないと思うけど、悲しいかな「錯覚」はあると思う。でも音楽を聴くのは好き。小松さんの好感度が高い。

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    2024年05月07日
  • 四重奏

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    音楽の素養は全くないが、良かった。
    チェロ奏者の話だが、どんな生き方を選んでも遭遇する普遍的な話だと思うので、幅広い層に読んでもらいたい。

    「人間は何も理解できない」──でも〈解釈〉し続けるしかない。
    絶望の中に一筋の希望を見出すようなラストに感動した。とても良かった。

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    2024年05月05日
  • 虹を待つ彼女

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    ライトノベルのような昨日かなぁ〜と舐めてかかって読み始めたら,大パンチ喰らいました〜
    すごく良かったです。
    文章も上手でどんどん読み進めることができるし、ミステリー?サスペンス?な感じであっという間に作品にのめり込んでいました。
    恋愛,青春,ミステリー、と三つのテーマが一つになった一つで3度美味しい作品でしたー!
    若い子に読んで欲しいよ青春小説ですね!
    アラフォーのおばさんんでもとっても楽しめました!

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    2024年04月22日
  • 四重奏

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    音楽の話かと思ったら、何か深い話になってた
    クラシックはわからない。
    確かに奏者がヨーヨー・マだったら、いい音、いい音楽だと思う。
    小沢征爾の指揮のオーケストラは、ゲネプロでも音が違った気がした
    最後に主人公の今後がどうなるかが気になる

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    2024年03月27日
  • 四重奏

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    異端の楽団に入った知り合いの女性が死んだ。死の謎を解こうとまだプロになりきれていないチェリストが挑む。

    ミステリーとしては微妙。しかし音楽とは何かを大胆に解釈する様は最高。所詮この世は錯覚とバイアスで成り立ってるだけなのかも

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    2024年03月10日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    アンソロジー。
    ほんとは東川篤哉が読みたかったんだけど、他の作家さんも面白いねぇ。
    東川篤哉さんは星4つ。まさかの烏賊川市シリーズの番外編が読めて幸せでした。
    他の作家さんだと、逸木裕さん(いつきひろし かと思ったら いつきゆう だった)、太田愛さん、宮内悠介さんが面白かったです。特に太田さんのは星5つ付けたいくらい。他のも読んでみたいな。

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    2024年03月03日
  • 風を彩る怪物

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    大学時代に付き合ってた彼女がピアニストでショパン弾きながらフォークの伴奏もしてくれた。繊細な感性と手先の技術が自分の心を表現する手段だとわかっている人は強いね。欲を言えば完成するまでの数ページを読みたかった、よね。

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    2024年03月01日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    読んでいくたびに新解釈が出てきて物語の展開に右往左往してしまいました。
    序盤はどうなっていくんだろうとワクワクしたり中盤衝撃的な事実に驚いたり、主人公の人間的な弱さにイライラしたり…。著者の手のひらの中で転がされているようでした。
    テンポも良くなかなか面白かったのですが、最後の展開が自分的にイマイチよくわからなかったので星4つにしました。

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    2024年02月29日
  • 四重奏

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    煌びやかな音楽を奏でる芸術家たちの厳しい現実と卑しさ… チェロに向き合う天才と凡才の物語 #四重奏

    ■あらすじ
    主人公である若き青年はチェリスト、実力はあったがオーケストラの正会員ではなく生活ができていなかった。ある日彼は、チェロを自由奔放に演奏する女性に出会い、すっかり魅了されてしまう。しかし彼女は、本人のスタイルとは合わない楽団に入団し、その後彼を離れていってしまったのだ。数年後、彼女は自宅の火事で亡くなってしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    芸術で食べていくのは、ほんと難しいですよね。アウトプットされるものは華やかなのに、何故生み出している人間はこれほどに薄暗い生活をしなければい

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    2024年02月18日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    手にしたことのない作家さんの作品が読めて、楽しみました。新たな作家さんとのであいに感謝ですね。
    このシリーズ、大好きなのでぜひ続けてほしい。

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    2024年02月13日
  • 四重奏

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    ネタバレ

    ミステリとしては小粒だけど、芸術や音楽への視点としては面白い。世の中の全ては錯覚と解釈によるもの。完全に否定できないからこそ最後の鵜崎の模倣に心を打たれるのかも。

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    2024年02月09日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    ネタバレ

    2023.10.28
    このアンソロジーはいつも待ち遠しい。
    ただし、さいごの宮内悠介の作品は音楽をプレイしたり、レコーディングの意味を知っている人にはすぐに推察できるネタだとワタシは感じた。ネタバレではないと思いますが念のため。

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    2023年10月28日
  • 少女は夜を綴らない

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    ネタバレ

    先が気になって一気読み。
    中学生の二人がどうにもならない現実でもがくさま。大人の存在がまだ必要で一人で生きていくには難しい年齢。自分の正直な気持ちを言えない、自分は人を傷つけてしまうかもしれないという強迫観念、絶対に人には見せられないものを抱えて苦しむ理子。兄の疑惑、母親の存在、学校での出来事、抱えるものが多い。唯一安らいでいた場所でさえも…。
    薫、マキの言葉、優しい視線に素直にうなずけない、見られない。

    「困難があったら、正攻法で乗り越えればいい。そんな風に考える人間が、嫌いなんです」

    「反対から考えると、正攻法で乗りきれる程度の壁しか、あの人たちの人生にはないんだと思います。」

    「外

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    2023年09月06日
  • 虹を待つ彼女

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    ネタバレ

    6月の合同サイン会のサイン本の一つ。
    若き天才的ゲームクリエイターの女性が,自分の作ったゲームと現実をリンクさせる仕掛けをして,ゲームに自分を殺させるという特殊な自殺を諮った。
    晴というその女性は伝説化し多くのファンを生んだ。AIの研究者である主人公・工藤はAIのキャラクターと人間とのように会話できるシステムの開発者の一人だが,その発展形として死者をAIとして蘇らせるプロジェクトに携わることになる。プロトタイプとして蘇らせる対象となったのが晴である。有名人でもあったが謎の多かった晴を蘇らせるためのデータ収集は難航するが,工藤は次第にのめり込んでいく。工藤が最終的にたどり着いたのは...。という

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    2023年07月27日
  • 銀色の国

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    ネタバレ

     自殺という重いテーマであるが故に「面白かった」と「心に澱が残った」が半々の読後感。フィクションとは言え、しっかり向き合うべき問題だからこそ、読むのがしんどくもありました。ただ、この手の話では絶対悪にされがちな「ゲーム」という存在を肯定的に扱っているのは印象的だったかも。
     主要人物たちがなんとなくギクシャクした雰囲気のまま物語が幕を閉じてしまったので、今後彼らがうまくやっていけるようになるといいなぁ。

     自殺の話とは直接関係ないけれど、主人公の「友達にかけるような言葉を自分にかけてごらん」という台詞が、すごく心に染みました。真面目で優しくて他人思いで、自分を責めがちな人にこそ、そう思って欲

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    2023年07月02日
  • 風を彩る怪物

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    ごく短くまとめれば、壁にぶつかってもがく主人公が、様々な出会いの果てに新たな価値観を手に入れて再出発する物語なんだけれど、その過程がとってもリアルで、心に響いた。作者が音楽をやっている人かどうかはわからないけれど、いかにも音楽をやっている人たちが感じそうな悩みばかりだった。自己中な芸術至上主義の人たちの迷惑ぶりや、技術を身につけても魅力的な個性を見つけられずに悩む姿など、もきっととても丁寧に関係者に取材したのではないかと感じられた。
    音楽をやっていない人でも、何かにずっと打ち込んできて、限界にぶつかった経験のある人には、きっと感じるものがあるのではないかと思う。
    でてくる人たちも、「いい人」「

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    2023年06月03日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    ネタバレ

    読んでる途中で感じたのは「好きを仕事にしたらダメなのかな」だった。岡部も益子も理沙もみんなみんな好きだったから音楽で生きていて、そのせいで絶望を味わった。でも最後はやっぱり音楽で希望があった。「好き」はずっとずっと大切にしていきたい。それが絶望をもたらしたとしても最後はきっと自分の支えになるから。
    AIが音楽を作る話はちょうど今起こっているAI絵師問題と酷似していて興味深かった。世界は日々進歩していて、人にAIが勝る(技能的に)ことはどんどん難しくなるだろうと思う。物語の中でもAIを利用して作った作品はその人の作品と言えるのか?という問いがあったけど、今後その線引きをどうするのかによって創作の

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    2023年06月03日