逸木裕のレビュー一覧

  • 空想クラブ

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    祖父から受け継いだ力により、見たい風景を「見る」事ができる主人公・駿。その彼に興味を持った転校生でクラスメートの真夜。いつしか「空想クラブ」を作るようになった。
    しかし、ある日を境に「空想クラブ」は解散。みんな中学生になり、メンバーはバラバラになっていた。
    そんな時、真夜が川で命を落とした。現場を見ようと駿は川へ。そこには、死んだはずの真夜がいた。

    主人公だけが真夜が見えることやバラバラだったメンバーを集結しようと試みるというキーワードを聞くと、どことなく「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」が浮かびました。設定はもちろん違いますが、この作品は、よりミステリー色が強い印象でした。真夜

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    2020年09月05日
  • 虹を待つ彼女

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    人工知能とか、電子用語あちこちとか、新時代のミステリ。読むのを止められない。
    雨のことは割と早い段階でわかるし、ハードボイルド的展開は中途半端な感じもするけど、読みやすい文体で爽やか。

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    2020年09月05日
  • 少女は夜を綴らない

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    買ってから8時間もしないうちに読み終わってしまった。

    愛読家(?)の人からするとこれは思われるか分からないが高校を卒業し2年半も小説に触れてこなかった私からするととても珍しい事だし驚いた。

    小説を読んでいると中盤で空きが出てくるがこの本に関してはそれを感じなかった。

    たくさんの本を読んできた訳では無いので、比べる対象が少ないのだが、スピーディに物語が進んでいくように感じた。

    だが、私の理解力や考察力が足りないのか題名の持つ意味がイマイチ分からないままなのが悔しい。

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    2020年08月31日
  • 虹を待つ彼女

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    SF+ミステリー+恋愛。
    しかしこのSF的な要素についてはかなりの現実味というか、現状AIの進化は驚くべきものがあるので、もうAIと恋愛をすることが不自然ではない時代が来るのでしょう。もしかしたら来ている???
    既にこの世を去っている見知らぬ女性をAIとして復活させる。しかも彼女は世間を騒がせた犯罪者で、自らを標的として自殺を遂げている人物。これだけで既に面白い話になりそうだなと想像させますが、正直ここまでSFとミステリーに振ってくるとは思いませんでした。表紙からするともっと恋愛感動に大振りしてくるのかなと。
    捻くれているうえに類まれなる頭脳を持っているが故に、生に倦んでいる青年が主人公ですが

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    2020年05月08日
  • 虹を待つ彼女

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    三十路のおっさんの初恋から失恋までを長々と読ませられるこっちの気持ちも考えてくれよ……。     
    いやまぁしかし随分とひねくれた恋愛小説だこと。    

    そして驚愕のオチ!     

    まぁまぁ面白かった。

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    2019年07月30日
  • 虹を待つ彼女

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    AI技術により死んだゲームクリエイターを蘇らせようとするが、誰からか脅迫状が届く。
    調査する過程がミステリっぽく面白い。また謎の人物が意外にもという感じだが無理矢理っぽい。時代に合わせた結果かな。

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    2019年06月15日
  • 虹を待つ彼女

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    自殺したゲームクリエイターの水科晴を人工知能として蘇らせようとする工藤。晴の過去を探るうち魅了され恋愛感情を抱く。誰かに命を狙われながらも調べることをやめない工藤。自分でも想像していなかった感情に囚われていくさまは狂気すら感じさせる。ゲームの世界とうまく絡めてあったり、人工知能の善し悪しなどもあってとても面白い。

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    2019年06月07日
  • 祝祭の子

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    ネタバレ

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    宗教と
    暴力で
    洗脳された
    五人の
    子供たち

    加害者と被害者の、
    果てしない憎しみの
    螺旋の底で、私は
    なにができるのか
    ----------------------------------
    ある宗教団体の施設内で起きた『祝祭』と呼ばれた大量殺人事件。

    生き残ったのは、
    教団トップであり祝祭の首謀者である石黒望。
    そして5人の子供たち。

    5人の子供たちは、石黒と共に信者らの殺害をおこなっていた。
    幼く、洗脳されていた彼らの14年後。

    どこに行っても過去が付き纏い、
    まともに働くこともできない。

    そんななか、石黒望が

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    2026年02月02日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    最後、おもしろかったな、で終われる作品だった
    普段あまり本を読まない人にも薦められるなと思う
    自分は凡人なので、AIという題材を通して、音楽に限らず創作に生きる人や才能のあるひとの葛藤みたいなものが感じられた

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    2026年01月31日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    森栄莞爾の精子提供提供によって生まれた子どもの数は、なんと105人。
    情報漏洩から、その子どもたちがその事実を知ることになる。育ての父親と血がつながっていないことももちろん驚くだろうけど、その衝撃をより大きくしているのはやっぱりその人数の多さ。正直、引いてしまう…
    森栄を父と認めるかどうかの判断を委ねられた子ども12人。なんとも不思議な設定なんたけど、この12人の議論が面白くて一気読みしてしまった。
    でも、ラストは私の思い描いていたものとは違っていて「そうなっちゃうの?」と少し残念だった。

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    2026年01月12日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    AID(非配偶者間人工授精)をテーマにしたミステリです。
    主人公が割と独特の価値観の持ち主なので、そこを受け入れられるか否かで、評価が分かれる気がします。
    主人公の健太はAIDで生まれた子どもであり、戸籍上の父親とは血が繋がっていません。母親が早くに亡くなり父親は一人で健太を育ててくれました。父親を尊敬し愛情を感じながらも健太は、血の繋りがないことを知ってから父親の健一を「父親」とは思えなくなります。
    男手ひとつでずっと育ててくれた父親を「父親」と感じない主人公にずっと違和感があり、それは最後まで続くのですが、最後は健太の気持ちが少し分かったような気がします。とはいえ、共感はできないのですが。

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    2026年01月06日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    ネタバレ

    カリスマ経営者として愛されていた森栄莞爾は、精子提供で105人もの子供を作っていた。彼の死後、彼らのリストが流出し、そのうち12人が、莞爾の友人にしてビジネスパートナーの支倉によって集められる。
    莞爾を父親と認める声明を出してほしいという支倉の要請を受け、12人は話し合うことにする。

    なぜ莞爾が精子提供をしたのかが問題だが、とことん利己的な理由だったのでむしろ納得。

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    2025年12月31日
  • 四重奏

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    クラシック音楽のこと、とりわけ演奏論にこだわって書かれているところは興味深く読んだが、登場人物の言動の不自然さが時に鼻についてしまうところもあった。
    ミステリーとしてのおもしろさは感じられたし、プロットもよく考えられていたと思われるが、最後の謎解きはいかにもあっけない感じで、まあこんなものかという印象だった。

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    2025年12月19日
  • 彼女が探偵でなければ

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    なんでしょ?さら~っと読める探偵5篇
    クルド人のお話で、いじめっ子が弱者家庭を助けるために‪✕‬書いたくだり?良い奴なのか悪い奴なのか?いじめてる事態、悪い奴やと思うけど、、、なんかそこ違和感

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    2025年12月13日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    ネタバレ

    途中までは良かったんだけど、最後で失速。主人公の出した結論が相容れなかった。
    12人の怒れる男のオマージュかと思うような、番号振られた12人で可否の投票。全会一致が条件。リーガルミステリー気分で入ったが、主人公の頭が硬過ぎて脱力。そこ含めての遺伝によるものは何より強いの主張になるのかな。
    ドナー云々で、あ、善人に見せかけてこれはダメなやつだと思ったら案の定。清水玲子さんの「輝夜姫」ではないですか!!活用まではしてないけど。

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    2025年12月11日
  • 彼女が探偵でなければ

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    軽い感じでサラッと読めました。
    この本の前が、米澤穂信さんの羊のやつで、暗くてウツウツ、高貴な闇の世界的な話だったので、中休み的な感じて、サラッと。重すぎたり残酷すぎるのもが嫌だし、軽すぎなのもなんか合わないし、読書って、その時の自分が反映されますね。

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    2025年12月09日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    これだけは言っておきたいのです。逸木さんが選択する挑戦的なテーマがいつも大好きです。小説の完成度とか、共感の有無とかに関わらず、これだけ毎回あっと驚くようなテーマを提示してくれる逸木さんの作品がいつだって大好きなのです。なにかしら他人との違いに劣等感を隠し持ってうじうじしてたりするけれど、普段はそれなりに真面目で真摯に生きている、なのにときとして激情を抑えきれない主人公が好きなのです。
    物語は突拍子もない設定と展開で、主人公がたどり着いた結論には正直共感しかねるのですが、そんなことよりもこのテーマそのものが意欲的であり、それだけで僕はもう満足なのです。
    父親とは何か?生物学上の父親と育ての親と

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    2025年12月05日
  • 五つの季節に探偵は

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    飄々としている主人公が良かった
    オーディブルで聴いた時の温度感もすごく良かった

    適温の水、水を差すという表現も好きだった

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    2025年12月05日
  • 彼女が探偵でなければ

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    『五つの季節に探偵は』の続編にあたるものとのこと。そちらは未読である。そもそもシリーズものだったと知らずに読んでいた。前作を読んだ方がみどりのひととなりについても深くわかるのか?

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    2025年12月03日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    ネタバレ

    さもありなんという結末。12人の怒れる男とカズオ・イシグロが脳裏よぎる。クローンでないのが、救いなのか?健太の思考にもついていけない、めんどくさい甘ったれ。「父とは何か」追求もいいけど、育ての親に感謝。は親に苦労してないから?

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    2025年11月19日