逸木裕のレビュー一覧

  • 電気じかけのクジラは歌う

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    「Jing」というAIによって、これまでの音楽は全て喰らい尽くされていく。
    作曲家としての仕事が減り、安価に音を生み出す機械が重宝される時代の中で。
    ある天才作曲家が、「遺作」の一部を自らの指紋に残し、壁に貼り付けたことから、波が起こり始める……。

    AIが台頭する世の中では、これまでの「仕事」はなくなってしまう、そんな話を何度も耳にする。
    だから、私たち人間にしか出来ない創造的な内容や、答えが一つではない問題にトライしていくことが“必要”になってくるのだと言われている。

    けれど、この作品を読んでいると、仕事を「奪われること」の重みをとても感じる。
    それは、今までだって同じで、機械化・情報化

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    2022年04月24日
  • 虹を待つ彼女

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    横溝正史ミステリ大賞受賞作だそうな

    なるほどミステリちゃミステリやな。意外と読んだことないノリな気がしました。「i」からファンタジー要素抜いた感じ??(違ったらすみません…)。おもしろく読めました。

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    2022年03月31日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    人工知能を用いて、ユーザーが好みの曲を自ら作曲していく。
    未来のようとも思えるし、近い将来実現しそうとも思える。

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    2022年03月26日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    すでに音楽の作り方が人経費を抑えるために打ち込みになることが多く、ループ素材を貼り付けて作品を作ることは一般的となっている。
    未来の話というより、そんな現在の世の中を揶揄しているのかもしれない。
    面白く読ませてもらえた。

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    2022年03月24日
  • 新世代ミステリ作家探訪

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    既読作家のインタビューは面白く読めたが、それ以外の方のは上滑りする感じで読んだ。しかし、作家さんたちや、書評家の方々は本当に本を読み込んでいるのだなぁと思う。澤村伊智と阿津川辰海は読もうと思っていた作家で、更に早く読まねば、と思った。あと、大学のミステリ研で、ミステリーよりも「ジョジョ」「カイジ」「ガンダム」が会話に出るというエピソードや、京大ミス研にはジョジョ全巻置いてあるのとか面白かった。デスノートもインタビューのあちこちにでてきたし、マンガ・アニメのストーリーがミステリー界に与えている影響も大きいのですね。
    今、高校生だったら賢い大学行ってミステリ研入る目標も楽しそうだなぁ。読み仲間が増

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    2021年10月24日
  • 新世代ミステリ作家探訪

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    言い回しや考え方にそれぞれの個性や人柄を感じられ、同じ本をあげていても視点が違ったりする所があったりしたのが読んでいて楽しめた。

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    2021年09月30日
  • 少女は夜を綴らない

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    心に闇抱えてる人がなんといっても多い

    アドバイスが良いものになるか悪いものになるかっていうのは受け取り手の問題っていうのにはなるほどってなった。

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    2021年05月28日
  • 空想クラブ

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    ネタバレ

    死んでしまった友達を中心に話が進む青春ミステリ。
    読み終わった後に心が温かくなりました。また星座や宇宙に詳しくない自分には面白い部分がたくさんあり、思わず宇宙関係の本を買ってしまいました!

    空想は光よりも速いスピードで見たいもの感じたいものを経験させてくれる。
    大切なのは空想する為の素となる知識と空想する練習。
    それの最たるものは小説なのではと思いました。
    小説なら宇宙の果ても地底の中も見る事が出来ますしね。

    点と点を繋いで星座と考える様に人間の一番素敵な力は想像力なんだなと思いました。

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    2021年05月21日
  • 空想クラブ

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    ネタバレ

    SF要素にファンタジー要素にホラー要素に貧困問題にミステリーに青春ジュブナイル…ちょっと盛りすぎた感があってやや粗っぽい感じがある。

    広げた風呂敷を綺麗にまとめているのは良いのだけど、空想(千里眼)の部分と青春劇の部分に特化しても良かったのかもなぁとは思うが、これは好みの問題かな。

    とはいえ、オーラスのクライマックスの一番盛り上がる部分は圧巻。ティーン世代の友情をこんな風に描けるのか。死後の世界にこんな解釈を持ち込めるのかぁ!

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    2020年12月25日
  • 空想クラブ

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    祖父から受け継いだ力により、見たい風景を「見る」事ができる主人公・駿。その彼に興味を持った転校生でクラスメートの真夜。いつしか「空想クラブ」を作るようになった。
    しかし、ある日を境に「空想クラブ」は解散。みんな中学生になり、メンバーはバラバラになっていた。
    そんな時、真夜が川で命を落とした。現場を見ようと駿は川へ。そこには、死んだはずの真夜がいた。

    主人公だけが真夜が見えることやバラバラだったメンバーを集結しようと試みるというキーワードを聞くと、どことなく「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない。」が浮かびました。設定はもちろん違いますが、この作品は、よりミステリー色が強い印象でした。真夜

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    2020年09月05日
  • 虹を待つ彼女

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    人工知能とか、電子用語あちこちとか、新時代のミステリ。読むのを止められない。
    雨のことは割と早い段階でわかるし、ハードボイルド的展開は中途半端な感じもするけど、読みやすい文体で爽やか。

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    2020年09月05日
  • 少女は夜を綴らない

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    買ってから8時間もしないうちに読み終わってしまった。

    愛読家(?)の人からするとこれは思われるか分からないが高校を卒業し2年半も小説に触れてこなかった私からするととても珍しい事だし驚いた。

    小説を読んでいると中盤で空きが出てくるがこの本に関してはそれを感じなかった。

    たくさんの本を読んできた訳では無いので、比べる対象が少ないのだが、スピーディに物語が進んでいくように感じた。

    だが、私の理解力や考察力が足りないのか題名の持つ意味がイマイチ分からないままなのが悔しい。

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    2020年08月31日
  • 虹を待つ彼女

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    SF+ミステリー+恋愛。
    しかしこのSF的な要素についてはかなりの現実味というか、現状AIの進化は驚くべきものがあるので、もうAIと恋愛をすることが不自然ではない時代が来るのでしょう。もしかしたら来ている???
    既にこの世を去っている見知らぬ女性をAIとして復活させる。しかも彼女は世間を騒がせた犯罪者で、自らを標的として自殺を遂げている人物。これだけで既に面白い話になりそうだなと想像させますが、正直ここまでSFとミステリーに振ってくるとは思いませんでした。表紙からするともっと恋愛感動に大振りしてくるのかなと。
    捻くれているうえに類まれなる頭脳を持っているが故に、生に倦んでいる青年が主人公ですが

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    2020年05月08日
  • 虹を待つ彼女

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    三十路のおっさんの初恋から失恋までを長々と読ませられるこっちの気持ちも考えてくれよ……。     
    いやまぁしかし随分とひねくれた恋愛小説だこと。    

    そして驚愕のオチ!     

    まぁまぁ面白かった。

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    2019年07月30日
  • 虹を待つ彼女

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    AI技術により死んだゲームクリエイターを蘇らせようとするが、誰からか脅迫状が届く。
    調査する過程がミステリっぽく面白い。また謎の人物が意外にもという感じだが無理矢理っぽい。時代に合わせた結果かな。

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    2019年06月15日
  • 虹を待つ彼女

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    自殺したゲームクリエイターの水科晴を人工知能として蘇らせようとする工藤。晴の過去を探るうち魅了され恋愛感情を抱く。誰かに命を狙われながらも調べることをやめない工藤。自分でも想像していなかった感情に囚われていくさまは狂気すら感じさせる。ゲームの世界とうまく絡めてあったり、人工知能の善し悪しなどもあってとても面白い。

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    2019年06月07日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    ホテル経営者が精子提供を行い
    100名以上の子どもが生まれた
    その名簿が漏れた事から
    連絡がとれた12名が集められた
    精子提供者を「父」と認めるかという事 認めるとしたら1000万 認めないなら100万提供すると

    なんだこれは読んだ違和感だった
    ただ精子提供のシステムや問題が
    ちょっと理解できたかな

    読み進むと自分の子どもが腎不全で
    臓器移植しか生きていけないので
    腎臓提供者をキープする為の行為
    だったことが明らかになる

    だったらなんで認める 認めないで 1000万の話からスタートするのか
    話の進め方に違和感を感じてしまった

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    2026年02月14日
  • 祝祭の子

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    ネタバレ

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    宗教と
    暴力で
    洗脳された
    五人の
    子供たち

    加害者と被害者の、
    果てしない憎しみの
    螺旋の底で、私は
    なにができるのか
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    ある宗教団体の施設内で起きた『祝祭』と呼ばれた大量殺人事件。

    生き残ったのは、
    教団トップであり祝祭の首謀者である石黒望。
    そして5人の子供たち。

    5人の子供たちは、石黒と共に信者らの殺害をおこなっていた。
    幼く、洗脳されていた彼らの14年後。

    どこに行っても過去が付き纏い、
    まともに働くこともできない。

    そんななか、石黒望が

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    2026年02月02日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    自分は凡人なので、AIという題材を通して、音楽に限らず創作に生きる人や才能のあるひとの葛藤みたいなものが感じられた

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    2026年01月31日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    森栄莞爾の精子提供提供によって生まれた子どもの数は、なんと105人。
    情報漏洩から、その子どもたちがその事実を知ることになる。育ての父親と血がつながっていないことももちろん驚くだろうけど、その衝撃をより大きくしているのはやっぱりその人数の多さ。正直、引いてしまう…
    森栄を父と認めるかどうかの判断を委ねられた子ども12人。なんとも不思議な設定なんたけど、この12人の議論が面白くて一気読みしてしまった。
    でも、ラストは私の思い描いていたものとは違っていて「そうなっちゃうの?」と少し残念だった。

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    2026年01月12日