逸木裕のレビュー一覧

  • 祝祭の子

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    面白かった。
    面白かったけれどもなかなか感情移入先がなく・・
    フィクションだからといえばそれまでなんだけれども育った環境も特殊過ぎるし出てくる大人も大人でんーだし・・

    宗教問題でもなし、加害者被害者問題の提起が近いのか?とか色々考えてちょっとぐるぐるなった
    ただまぁ確かに作中に出てきたような野次馬根性な人最近多い気がする

    全体的に重め、最後に救いが描かれててよかった

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    2026年03月05日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    大手ビジネスホテルチェーン〈ラ・フォレ〉の創業者・森栄莞爾は、カリスマ経営者として多くの人に愛されていたが、精子提供で105人もの子供を作っていた。

    彼が亡くなってからそのリストが出回り、12人のきょうだいたちが自助活動を目的に集まった。

    そこで、莞爾を父と認める声明を出してほしいと言われ…。


    12人各々の育った環境も違えば、考えることも違っているのは当たり前だが、共通しているのは父親が森栄莞爾だということ。

    みんなは、父親として認めるのか…に始まったのだが、そう簡単に答えが出せる筈もなく、何回か会合で会うたびにその人となりがわかってくる。


    血の繋がりよりも育てられた父のことを思

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    2026年03月03日
  • 五つの季節に探偵は

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    高校時代、人の秘密を探る依頼をきっかけに“本性を暴く”ことへの衝動に目覚めた榊原みどり。やがて探偵となった彼女は、16年の歳月の中でさまざまな人間の秘密と向き合っていく連作短編集。

    これは普通の探偵小説とは違い、事件の謎ではなく人間の心の謎を解き明かす物語だった。犯人は想像できても、なぜそこに至ったのか、その背景や真実が明らかになる過程が面白い。真実は必ずしも誰かを救うものではなく、暴かれることで新たな悲劇を生むこともある。その現実がリアルで、読後にほろ苦い余韻が残った。

    主人公のみどりは中心人物でありながら前面に出過ぎず、調査対象となる人々の人生が強く印象に残る。真実を暴かずにいられない

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    2026年03月01日
  • 祝祭の子

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    途中まで最高におもしろいが、山を超えていくシーンあたりから無理やり終わらせに行った感。戦闘シーンの書き方は素晴らしい。

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    2026年02月23日
  • 彼女が探偵でなければ

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    前作を読まずに先にこちらを読んでしまった。
    知りたい、という欲求の元に動く主人公は大人として良くない面も多々あるが、本人も自覚しているためそんなに気にならなかった。
    事件のひとつひとつも一筋縄でいかない感じが面白かった。
    ただ、加害者の動機や探偵に問い詰められた時の対応が出来すぎていて作られている感があるように思った。

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    2026年02月22日
  • 五つの季節に探偵は

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    探偵の父をもつ主人公が自分の周りで起きる事件を解決していく物語。
    好奇心を止められない主人公と謎解きは大好物だったのもありボリュームも軽めで読みやすかったです。
    章を読み進めるごとに主人公が成長していて時の流れを感じられるのも面白いです。
    日常の謎系かと思って読み始めましたが少しダークな要素もあってワクワクしました。
    続編も刊行されているとのことで次回作を読むのも楽しみです。

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    2026年02月19日
  • 星空の16進数

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    彩色豊かな美しい物語でよかった。具体と理論、抽象と感性は印象に残った。定義付けが全てではないと実感。

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    2026年02月18日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    ミステリーの要素をもたせつつ、クリエイターの葛藤と技術の発展を織り混ぜた構成はとても良かった。人工知能との共存というテーマの重要性を再認識した

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    2026年02月18日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    ネタバレ

    主人公の家庭とありさの家庭の結末が対照的だなと思った

    ありさの母は自分の夫と娘の似てない部分を確認する度に血の繋がりがない事実を突きつけられて娘が異物のように感じてしまったのかもしれない
    似てないという確認作業が血の繋がりがないからと結論付けられてマイナスな方に流れてしまう
    でも血の繋がりがある母と娘でさえ感情的な母と理論的なありさは全然違うのにね……

    主人公の決断は、育ての親は親ではないというものだったけれど
    健太が健一朗を尊敬している感情の中に健一朗に育てられたから培った部分や似ている部分も確かにあるのだと思う
    ただ、それ以上に健太の荒ぶるような家族愛の性質が莞爾にそっくりだったのだろ

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    2026年02月11日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    ネタバレ

    カリスマ経営者として皆に愛されていた森栄莞爾。
    だが彼は、精子提供で105人もの子供を作っていた。
    そのリストが出回ったことで、自分が莞爾の子供だと知った健太は、他のきょうだいたちと出会い、その場で大金が絡む、ある提案を受けることに……。
    育ててくれた人と、遺伝子が繋がっている人。
    あなたは、どちらを《父親》と呼びますか?

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    2026年01月29日
  • 星空の16進数

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    探偵・森田みどりが主人公の『五つの季節に探偵は』、『彼女が探偵でなければ』の間を埋める長篇小説だ。なのだが、刊行順から言えば本作のほうが先だ。調べてみるとデビュー作の『虹を待つ彼女』(積読中)にも登場するらしい。
    本作は幼い頃に誘拐された藍葉に謎の贈り物が届いたことから始まるミステリーだ。藍葉とみどりが交互に語るスタイルをとっている。
    藍葉は色彩に特異な感覚を持つが、人の気持ちがわからない。みどりは行動型の探偵で、人の本性を暴かずにはいられない。
    まったく異なるキャラクターが1つの真相を追いかけるのが読みどころだ。うまいなあ。

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    2026年01月25日
  • 森栄莞爾と十二人の父を知らない子供たち

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    ネタバレ

    登場人物たちの感情に沿った文章が読みやすくて面白かった〜!

    健太の出した結論は読者にとって気持ちよく受け止められるものとは言えないけど、
    自身の本質的な部分(家族/大切な人への強烈な愛情)に共通点を感じる森栄莞爾を父と認めたうえで"父と息子""血縁"を切り離して「健太という個人」の願いで「健一郎という個人」にこれからもずっとそばにいてほしいと願うラストがすごく美しいと思った。

    父と子/親子だから一緒にいるんじゃなくて、今まで積み上げてきた信頼と愛情があるからこそ役割に囚われずにそれぞれの自発的な意思でこれからも支え合う選択をした、そういうことだよね。

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    2026年01月22日
  • 五つの季節に探偵は

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    んー好みだと思うけど、イヤミス好きな私としては良かった!むしろイヤミスだと思って読み始めていなかったので、話が進む事にやっぱりそうなのか、と思いながら読んでました。
    いやぁ、嫌な子ですね、主人公(笑)でも、最後は希望が見えそうな終わり方だったので、次の作品を是非読みたいですね!

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    2026年01月19日
  • 彼女が探偵でなければ

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    前作から大きく時間が進み、主人公は2人の子どもの母に。今回描かれるのは、いずれも子どもが関わる事件。淡々と謎を解いていた彼女に“情”のような揺らぎが生まれたように見えて、その変化に驚かされた。もし彼女が探偵でなければ、当事者達は切ない真相を知らずに済んだけど、彼女は知らずにいられない。それは彼女と事件に関わった人達の宿命のようで、読み終えたあとにはほろ苦い余韻が残った。「太陽は引き裂かれて」がとくに印象深い。

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    2026年01月19日
  • 彼女が探偵でなければ

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    なるほど。
    著者の逸木さんは法学部卒のウェブエンジニアだったそうで、お話が具体的で詳しく説明されているのも納得。
    ゾワゾワしながら読みました。
    シリーズものだと知らずに読んだので、別の作品も読んでみたい!と思わせる作品です。

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    2026年01月17日
  • 五つの季節に探偵は

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    みどりは父親が私立探偵をしている。
    だからと言って自分にはそんなことできないと思っていた。
    しかし、高校で友人から頼み込まれて探偵の真似事をすることになる。
    その時に【人の本性を暴く】ということに快感を覚える。
    5つの短編小説でそれは5つの季節というより、みどりの成長を描いている。最初は高校生、大学生とだんだん大人になり、最後は結婚までして子供もいる。

    好きな話の一つが【龍の残り香】
    この話は大学生の話でみどりの残酷さを描いて面白かった。人の本性を暴くために友達をなくす。切なかった。
    そして【スケーターズワルツ】は賞をもらっているだけあり、複雑な話であったが面白かった。
    みどりはちゃんと成長

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    2026年01月14日
  • 五つの季節に探偵は

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    主人公の高校時代から30代までを描く連作ミステリ。成長しても本質がぶれない主人公が凄いなと思った。人間関係が壊れようとも真相を掘り当てずにいられない探偵の“執念”も、潔くて格好いい。生きづらさごと愛せる主人公。各エピソードに散りばめられた謎解きも巧みで、読み応えがあった。

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    2026年01月10日
  • 彼女が探偵でなければ

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     前作の感想で「探偵は職業ではない、生き方だ」を引用したが、やはり本作の主人公・森田みどりに最も相応しい言葉だと思えた。
     たとえみどりが職業探偵になっていなかったとしても、真実を求めるその生き方は変えられないだろう。
     彼女自身はそんな自身の在り方を“人を傷つけてしまう良くないもの”とやましさを感じているようだが、部下の要視点で語られるみどりは“簡単に答えを出す人にならない”、“確信ができてもさらにその先を考える”ことを芯に据えた人間であって、いたずらに他者の秘密を覗き暴くことを喜ぶ人間ではない。
     確かに真実はときに人を傷つけてしまうこともあるが、真実に正面から向き合ってこそ初めて前を向い

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    2025年12月18日
  • 虹を待つ彼女

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    ネタバレ

    人工知能開発者が亡くなった人間を甦らせる道筋で恋をしてしまう話

    面白かった

    オーディブルで視聴
    5つの季節に探偵は、を先聴いていたからより楽しめた

    みどりの声が本作とは違ってて、そこも面白かった、5つの季節にこ声の方が私の印象と合ってる感じ
    みどりはちょっとアホっぽい

    hal誰なのか、などは結構読めし、こういうことか!みたいな解決パートくどいなとは思った
    そして主人公がキショい
    柳田はスキ
    最後の目黒がスッキリしすぎてて嫌だった

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    2025年12月05日
  • 電気じかけのクジラは歌う

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    AIが音楽を作曲する世界の近未来ミステリー

    「作曲」は人の意思が強く反映される創作活動だと思います
    そんな作曲を「AIがするもの」という認識が当たり前になっている世界を「近未来」として描いているのですが、ここ最近の音楽業界では実際に「AI作曲」というものが少しずつ当たり前になってきていると思います
    ただ、それでも人が作曲する意味はあるし、まだ未完成な「AI作曲」に対して目“くじら”を立てずに、容認していきたいものですね

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    2025年12月01日