逸木裕のレビュー一覧
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連作短編集なので、読みやすかったです。
いわゆる日常ミステリですが、人間の本性に焦点が当てられているため、謎を解くことが、必ずしも人の幸せにつながらないこともあります。
それでも、人はそこから何かを学ぶんでしょうね。Posted by ブクログ -
正しくあることが最重要だけど、それだけでは解決出来ない問題もあることを、狭い世界でもがきながら教えてくれる青春小説のように感じました。
「外法を使わないとどうしようもない問題だって、あるでしょう」Posted by ブクログ -
新興宗教モノは鬼門なのに読んでしまったが、やはり愉快でない。登場人物の動機もイマイチだし、驚きも小さいし、結局良い人いないんじゃん!テーマは何。赦し?と不完全燃焼。Posted by ブクログ
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最後までよめた
最後に戦闘シーンを
沢山詰め込んできた印象があったが
個人的にはもう少し内面的な事を書いてある方が好きだった
これは好みの問題なので
他の人が読んだらまた違うと思いますPosted by ブクログ -
2022年に読んだ本の整理を兼ねて。
二人の女性視点で展開。
タイトルについて色彩計画に関係するものの、マンセル表色系とは異なる指標で新鮮でした。
みどりさんは、独特な性格。別の本で高校生時代で登場されてるみたいなので、文庫化されたら読もうと思います。Posted by ブクログ -
腐った社会への怨恨で、そこまでしますか?子どもを兵士として育て…「自分と異なる考えを排除して自分と同じ価値観に染めるーそれが正義だ」気持ち悪さを押さえてなんとか最後まで読んだが、最後でまた外したか…「祝祭」も意味不明。Posted by ブクログ
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AIの発展に侵蝕される音楽業界で生きる人たちの物語。
近い未来同じような変化がいろいろな文化や職業に起こるのだろう。最近も「昭和レトロ」ブームがあったように、いかに便利な時代になっても、旧き良き、人が創り出したものを愛する気持ちは、必ずや多くの人の心のなかにあり続けると思う。
自分もいつまでもそうい...続きを読むPosted by ブクログ -
最初からバイオレスシーンいっぱいで不安を抱えて読み始めた。が、元テロリストにより、宗教施設と言う名目の場所で洗脳され、軍事的に鍛えられて育った子らの、当時と現在が、交互に描かれる。
あり得ない事件だが、不条理な現実が見え隠れして哀しかった。Posted by ブクログ