祝祭の子

祝祭の子

2,035円 (税込)

10pt

十四年前、宗教団体〈褻〉が、運営する施設内で大量殺人事件を起こし世間を震撼させた。団体トップの石黒望がコミューンで育った子供たちに信者らの殺害を命じたのだ。子供たちは〈生存者〉と呼ばれ、事件後も後ろ指をさされる生活をしている。そのうちの一人・夏目わかばは警察から石黒の遺体が発見されたことを聞く。石黒は名前を変え整形手術をし、十年以上別人として生きていた。混乱しているさなか、わかばが何者かに襲われたところで、かつての仲間と再会し――。

ミステリー界注目の作家が贈る、新境地!

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    宗教団体のコミューンに捨てられた5人の子供達を団体のトップである石黒望が殺人の英才教育を施し、「祝祭」と称し信者30数名を殺害させた事件。未成年者であり洗脳されていたという事も含め罪に問われることはなく、しかし子供たちは「生存者」と呼ばれ15年ちかく世間から迫害されて生きてきた。ある日SNSで5人の

    0
    2022年11月14日

    Posted by ブクログ

    14年前山梨県の宗教団体が<祝祭>という暴力による大量殺人事件を執り行い33名の犠牲者が出ました。

    やったのは石黒望という女性の首謀者とコミューンに捨てられていて、石黒が育て上げた12歳の夏目わかばら5人の子どもたちでした。

    わかばたち5人の子どもは<生存者>と呼ばれ、まだ、子どもだったので罪に

    0
    2022年08月25日

    Posted by ブクログ

    現実感は持てない所もあるが、読み取れるテーマは重い。
    正義とか倫理感はいかに時代に左右され流動的なものかと思い知らされる。
    読み手の心を抉るような痛みを伴う読後感。

    0
    2025年01月05日

    Posted by ブクログ

    宗教団体で洗脳された子供達も利用して起こった大量殺人。
    その子供達のその後の人生、そして新たな事件について描かれている。
    設定がちょっと苦しいかなと思ったけど、現実に起こる事件だってとんでもないことが理由だったりもするので、これもありかなと思ってみたり。
    やはり心情描写などがとても良くて、500ペー

    0
    2022年10月30日

    Posted by ブクログ

    宗教団体「褻」で生まれ育ち、洗脳された子供たち。団体トップの石黒に命令されて大量殺人を引き起こした彼らは無罪とされたのにも関わらず、世間からは冷たい扱いを受けて生きていた。ある日石黒の死を知らされた彼らに、何者かが襲撃を仕掛けてくる。刺客に対抗するため、彼らは協力して策を練ると同時に、自らの過去にも

    0
    2022年09月29日

    Posted by ブクログ

    14年前、宗教団体が運営する施設内で大量殺人が行われた。
    施設内ではトップの石黒望が、捨て子を引き取り森の奥で教育していた。
    そして、子どもたちを操り殺害を命じていた。
    洗脳されていた子どもたちは、加害者となりそれぞれ過酷な運命を生きていたが、石黒の遺体が発見され、彼らたちが何者かに襲われる。
    終わ

    0
    2022年09月10日

    Posted by ブクログ

    熱い。逸木さんの最新作は、身も心も熱くなる活劇小説だった。
    14年前に宗教団体〈褻〉で起きた惨劇。逃げ場もないまま信者たちが一人、また一人と狩られていく。5人の殺人者は10代の少年少女で、団体トップの石黒望に戦闘術を仕込まれていた。そして現在、彼らの命を狙う〈刺客〉が現れた……。
    衝撃の冒頭から終幕

    0
    2022年09月08日

    Posted by ブクログ

    カルト集団のコミューンで育てられた子どもたちがコミューンの人々を虐殺する。それがなぜか祝祭。子どもたちは、「生存者」と呼ばれ反社会的な存在とされている。

    0
    2025年08月21日

    Posted by ブクログ

    「祝祭」とは何だったのか?何の目的があったのか?どんな背景や理由があったにしても、石黒望という人間の思考回路はなかなか理解、納得することが難しく、この作品の最大の弱点だと思う。どうしてもそこだけは納得できなかった。ただ、その世界観を前提とした上で紡がれる彼らの物語(特にわかば)には興味を惹かれ、最後

    0
    2025年07月11日

    Posted by ブクログ

    なんとも救いようのない、思想も理想もない左巻きの人間に狂わされた人生。あの時代にはこういうリーダーもどきもたくさんいたみたいですね。結局は殺戮と狂った思想の羅列で、心の休まる暇のない作品でした。あーしんど。

    0
    2024年05月23日

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