伊岡瞬のレビュー一覧

  • 145gの孤独

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    短編連作?と思いきや、これは、全体で一つの長編ストーリ。
    ハードボイルドミステリとなっていますが、主人公倉沢の軽口に辟易します。かなり残念。
    とはいうものの、この主人公の人を見る目がきれっきれ!なんじゃこのギャップ(笑)
    元プロ野球選手ですよ(笑)

    ピッチャーだった倉沢は試合中のバッター頭への死球事故で現役を引退。便利屋を始めます。
    その仕事内容は「付き添いや」
    息子のサッカーの試合に付き添ってほしいという依頼
    フィリピンに帰る女性を成田まで送り届けてほしいという依頼
    泊りがけで本棚を整理してほしいという依頼
    などなど、変な依頼が舞い込みますが、その真相をズバリと読み取る倉沢の人の見方がすごい!
    そして、それぞれの依頼を通して、倉沢の一人の人間としての再生の物語でもあります。

    冒頭コメントしたとおり、ハードボイルド意識しすぎているのか、挫折した人物感を表そうとしているのか、孤独感を表そうとしているのか、その軽口にはうんざり。

    しかし、最後の依頼(事故)を通して、倉沢は再生していくと思われます。そこが救いかな。

    145グラムは公式球の重さでした。

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    2023年11月26日
  • 教室に雨は降らない

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    これまで読んできた伊岡作品とは違ったテイストかなと思った。

    アルバイト先生が学校内の問題に次々と直面していくなかで、心や行動の代わりようが読んでいておもしろかった。

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    2023年11月15日
  • 冷たい檻

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    大規模な福祉施設に関係して、政治家、中国企業などが利権を漁るため立ち回るという話。
    プロットは悪くはないが、回収の仕方が淡白な気がする。

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    2023年11月05日
  • 瑠璃の雫

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    ネタバレ

    何作かしか読んでませんが、最近読んだ伊岡作品とちょっと違うテイストだな、と思っていたら初期の頃の作品なのですね。

    罪とそれを許すということ。
    倫理なんかくそくらえというある人物の言葉に共感。本作に登場するどの子供も大人の都合で辛い目に合ってる物語でずうっと苦しい感じで読み進み読み終わりました。しんどかった…

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    2023年10月30日
  • 祈り

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    違う形で田舎を出て来た二人、若者と中年男
    の人生が交差した時に起こる人間の
    欲望が渦巻く東京と言う場所で
    起こる綱渡の様な二人の人生。
    1番まともに見えたセールスガールの
    女が一番の悪人とは全く食わせ物だ。
    最後の新たな2014は、春輝の祈りが
    とどいたのだろうか?

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    2023年10月28日
  • 教室に雨は降らない

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    ちょっと想定と違ってましたけど、楽しめました。

    学校を舞台にしたミステリーということで、どんな事件が起きるのかと思いきや、どちらかというと小学校におけるアルバイト先生の奮闘の物語。
    今まで読んできた伊岡作品とはちょっと違います。

    主人公森島巧は小学校の音楽のアルバイト教師として赴任。
    腰かけ気分で、次の職を見つけるまでのアルバイトとして働きますが、学校内の様々なトラブルに巻き込まれます。

    モンスターペアレント、いじめ、無気力教師、学級崩壊。

    それらに対して、腰かけながらも真摯に対応していく中で、その真相を明らかにしていきます。

    そんな森島の中にも変化が..

    ちょっと暴走気味の森島ですが、こんな先生いいなって思います。

    しかし、この学校の先生たちってどうなのよ!!

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    2023年10月01日
  • 145gの孤独

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    短編物語?と最初は読み込み悪くいたが言葉の言い回しが楽しくてスラスラ読みました。
    倉沢さんに会ってみたくなった!

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    2023年09月30日
  • 瑠璃の雫

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    瑠璃の色っていいですよね。暗く悲しそうな色だけど綺麗に発光する。そんな雰囲気を物語から感じました。Sorrowful blueという表現、気に入りました。

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    2023年09月21日
  • 145gの孤独

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    野球に興味無しの私が読むには、いかがかなと読み進めるが、心配無用のおもしろさ。しかし、何か物足りないのは私だけ?

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    2023年09月11日
  • いつか、虹の向こうへ

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    帯の「優しい疑似家族。この中に殺人犯がいる」っていう言葉に惹かれて買った本。

    もっとミステリー的なお話かと思ったら、かなりのハードボイルド感だった。
    尾木さんが、アニメかってくらいボコボコにされる。

    ラストお見舞いのお花の伏線は、なるほどねって感じ。

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    2023年09月08日
  • 冷たい檻

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    裏表紙に慟哭の警察小説と書いてあったのが気になり買った一冊。

    汚い世界と人体実験の話でした。

    けっこう厚い本でしたが、スラスラと読み終えました。

    いろんな登場人物の視線で話が進んでいき、登場人物も多いがわかりやすかった。

    薬で人をコントロールするって怖いですね。
    でももう今世の中ある程度薬でコントロールされてるかもしれない。

    慟哭
    声をあげて激しく嘆き泣くこと。
    うーむ
    そこまではいかなかったが、ラストが良かった小説でした。

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    2023年09月04日
  • 教室に雨は降らない

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    一番最初の宮永と安西の時は森島なかなかやるな!って思ったけどだんだん出しゃばりすぎな感じが鼻に付いてきて朝山母のところであーもう無理ーってなった。
    卒業式前日の校長から森島への言葉には胸がスーッとした。さすが校長!わかってらっしゃる。
    最後の最後でえーそっち?ってなってまた軽くイラッと。。
    森島のことが結局最後の最後まで好きになれなかっけど……面白かった。

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    2023年08月27日
  • 瑠璃の雫

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    美緒の一番下の弟はもう1人の弟の充に殺された
    父は出て行き、新しい家族をつくる
    母はアルコール依存性で入退院を繰り返す
    親類の薫が美緒と充をひきとる
    美緒は元検事の初老の丈太郎と出会う
    彼の娘は誘拐されて行方しらずだった
    美緒の家族の思いと丈太郎の家族の思いが痛く切ない

    もやもやが残った作品
    ただただ悲しい

    薫が一番この作品の登場人物の中で好き

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    2023年08月17日
  • 冷たい檻

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    大人の計画に無害な子どもが犯罪に手を染めてしまった、なんとも気味の悪い話しでした。

    個人的にレイイチくんとカイトくん好きかな、最後は期待した終わり方で良かった! 

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    2023年08月06日
  • 赤い砂

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    怖。
    本当にこんな感染が起こったら恐ろしい。

    コロナは終息というか、もうそれありきの生活になりつつあるけれど、こんな風な感染症が発生したら普通の生活には戻れない。

    著者が書かれたのは、コロナよりずっと前、いろんな感染症が起こる前。
    今回、その昔に書き留めた作品が日の目を浴びる事になった。

    ミステリーと言うよりも、ある意味ホラーだよ。

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    2023年08月05日
  • 赤い砂

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    古本屋で売っていたのを見てとりあえず買った一冊。

    ウイルスの話でした。

    脳にも関連する話で難しい話になるのかなと思ったが、頭の悪い自分でもわかりやすくよめた。

    最後がスッキリしなかった
    事件解決後の事も書いてあるので主人公がどうなったかまで書いて欲しかった。

    感染し発症すると自傷行為に走る
    怖いウイルスですね

    コロナのおかげでウイルスについてちょっとは知っていたつもりだったが、あとがきを読み改めて知った事もあった。

    薬でウイルスは殺せない
    ワクチンは薬ではない

    どうもそうらしい。

    ウイルスの怖さが改めて分かった小説でした。

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    2023年07月23日
  • 祈り

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    伊岡さんのミステリー感が好きだったけど今回の作品はちょっと違うかな~。面白さはあるけどもいつもの伊岡さんのラストの感じとまた違う。
    楓太自体は現代の若者が陥りそうなリアル感があって良かったがラストのインパクトに欠けた

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    2023年06月09日
  • 教室に雨は降らない

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    今まで読んできた伊岡さんの作品とはちょっと毛色が違うかな。

    怖さのようなドキドキ感というよりも、教室で起こる少しの謎的な感じ。

    アルバイトの新米教師が、生徒や保護者と触れ合いながら謎を解決しつつ、段々と教師という仕事にハマっていく。
    生徒だけでなく、保護者とも同僚とも色々あって大変よね。

    学校では問題色々起こるよね。
    学校って、一体何年前?
    教員免許取っておけばなぁなんて思ったりもしたね。

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    2023年05月05日
  • 祈り

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    ダメ人間だからこそ人間味を感じ、その不完全さに親近感を覚えてしまう。のだが本作の主人公はあまり心地よい感じではなく、その愚かさにあーこんなんにはなりたくないなあ、、と思ってしまう系だった。
    ちょっとした超能力が色んな人物の人生を狂わせてしまう話だが、色んなシーンでこじつけがすぎるなという感想。ラストのオチもよくわからず、決死の祈りにも関わらず千穂は変わらなかったってことなんですかね?それだと虚しいのだが、、

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    2023年04月30日
  • いつか、虹の向こうへ

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    タイトルから想像もできないハードボイルド小説だった。
    飲み屋の女性に誘われて家に行ったら、その女のヤバい彼氏が現れて揉み合いになった挙句死なせてしまい、服役した過去がある元刑事(主人公)。
    その男の家に居候する、繋がりのなさそうな奇妙な3人の男女。
    その家に転がり込んできた若い女。
    その若い女を追って家にやってきたチンピラが死体として発見され、若い女は逮捕。主人公はチンピラが所属していた暴力団の組長から「本物の犯人を見つけ出さなきゃ、山に埋める」と謎の二択を迫られ、事件の解明に乗り出す…っていう物語。
    虹の向こうっていうのは「死」のことで、いつか虹の向こうに行ったら、先に死んだ人(3歳で死んでしまった、主人公の息子)に会えるかな、という感じ。

    冒頭、主人公が酔っ払いながらもチンピラ3人組をのしてしまうところから「これは…!ハードボイルドだ…!」と直感。酔っ払っても強い、元刑事の主人公なのです。
    正直なところ、私はハードボイルドが苦手なので、こういうアンテナはよく働きます。
    その後も「チンピラにやられて肋骨折れてるのに、ますますハードな立ち回りをする」「対立する暴力団組織に協力を持ちかけ、刑事時代に恩を売ってたおかげで十二分な協力を得られる」などのハードボイルド展開が続くも、事件の真相は意外な結末に…。

    主人公も居候達も悲しい過去を抱えているため、その回想のために、過去と現在を行ったり来たり。
    居候の女性の過去が、ハードすぎて、これはどこの北斗の拳的世紀末世界ですか…?
    令和の現代なら、交通事故の被害者遺族がネットで誹謗中傷されることはあっても、その誹謗中傷した人が逮捕され刑事裁判を受けていたり、ちゃんと法律が機能していると思う。
    これが2005年に刊行された本だとしても、地元有力企業の息子である事故加害者が、暴力団雇って被害者遺族に嫌がらせの限りを尽くすっていうのが…非現実的すぎてついていけなかった。

    そして、主人公も、恭子以外の居候に対してちょいと不親切なラスト。家族なんじゃなかったのかい。

    解説によれば、この小説はテレビ東京系でドラマ化されたそうで、「主演石田純一」。
    テレ東公式でドラマのあらすじ読んだら、全然違う話でびっくりした…。
    ドラマのあらすじを先に読んでたら、この本読む気はおきなかっただろうなぁ。
    東野圭吾の否笑小説だっけ?あのシリーズの中にこういうのあった。小説が、せっかくドラマになるっていうのに、全然違う内容の2時間ドラマになる…ってやつ。そういえばあの話も、元はハードボイルド小説だったな。

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    2023年04月25日