赤石路代のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ<神騒ぐ峠>
汐汲峠のトンネルで相次いだ、子供を乗せた車の神隠し事件を解明するお話。
人間に愛された神様達が、大地震の前に人間を助けようと神隠し事件を起こしたり、人間を手助けしたりというお話で、いいお話だと思いました。
由良もアマテラスを降臨させることができましたので、101代目は由良さんでしょうか。
<桜王>
ものすごい立派な桜の木の近くで、娘たちが魂が抜けた状態になるという事件を解明するお話。
好きな女の子を探して女の子達を呼び寄せていた桜の神様でしたが、好きな子を間違えるのはいかなものでしょう。
犯人を見つけた桜の木が、犯人を串刺しにしたシーンは衝撃的でした。
<鏡神はささやく>
-
Posted by ブクログ
ネタバレ99代日巫女様の目をもらった、新しいキャラ由良が出てきました。
性同一障害ということで、見た目は男性ですが、女性とのこと。女性ですが、日継のチェックは厳しいみたいです。心は男ですからね。
<八つ目の瞳>
由良の父の家である海道家の人間が次々に殺され、こすもと日継がその謎の解明にあたるお話。
鬼の手を見つけた使用人の子供が次々に自分たちをいじめる海道家の人間を殺していきますが、鬼の手みたいな気持ちの悪いもの、よく持てるなぁと。
それにしても、子供って、加減が分からないから結構残酷なことしますよね。
<増え鬼>
「八つ目の瞳」で出てきていた鬼の手が盗まれて、その鬼の手が電脳神社でまつられること -
Posted by ブクログ
ネタバレ2巻です。
こういう短編は読みやすくていいですね。
日継がこすもをものすごく愛しているってことなんですけど、あんまり表情に出ないから分かりづらいです。すぐ神様殺そうとするし。やっぱ、スサノオですから?
<耳ふたぎ>
年齢の近い者が亡くなったときに、耳をふさいで忌み事が続かないようにする風習だそう。
お金持ちの家のお嬢様沙月が双子の兄が亡くなった際、耳ふたぎをしますが、そのあとから耳が聞こえなくなり、死霊を呼び込むことになったのを解決しにいくお話。
兄が妹を思って耳をふさいでいたっていうのは、しんみりしました。
<犬頭>
日継に懸想した刀やの娘が、犬頭神社の巫女を使って、こすもを殺そうとし -
Posted by ブクログ
ネタバレ「永遠かもしれない」のこすもと日継の短編集です。
1話完結なので読みやすいです。
日本神話のお話や日本の八百万の神様が出てくるので、そっちの知識もあると楽しめると思います。
神様って祟ると怖いですね。
<案山子野>
祟り神となった案山子神を止めるお話。
結界がカラスをつるすっていうのは、理由が分かっていても気味悪いです。それが勝手に家の近所につるされていたら、確かに切ってしまうかも。
事件が解決したあと、こすもがこれからも結界を作ってというのですが、この街にはやっぱりカラスが吊されるんでしょうか。他の方法はないのかな?ってちょっと思いました。
<一言神>
偶然神隠しの調査を依頼されるお話 -
Posted by ブクログ
ネタバレ夏王の死亡は、ありあだけには知らせられず、ありあは父のオペラの成功のために奔走します。
が、肝心のオペラの初演は失敗。
主役のメイもストレス性の胃炎みたいなので血を吐いて入院し、父ルパートも絶望して自殺しようとします。前巻で嫌な女だったメイとマーガレットは、このときになってありあの力を借りなければオペラが完全に失敗となることが分かったのか、手のひらを返したようにいい人になっちゃいます。
ありあは、このとき、偶然に夏王の死亡を聞いてしまいますが、夏王の死は信じられないと、劇場に向かい、そのままオペラに出演し、喝采を浴びます。
いい話の流れなんですけど、いくら掃除婦で聞いていたとしても、オペ