感情タグBEST3
1巻では前作「永遠かもしれない」よりもホラー要素が増したように感じていましたが、2巻はまるで事件簿のような様相を呈しています。
おしかけ巫女守の王士くんが助手ポジションに落ち着きつつあるからでしょうか。とはいえ犯人役は神様か、神を呼び出した人間と決まっているので、各話とも謎はさくさく解決されます。...続きを読む
一巻ごとにカラーが変わるなんてこのシリーズでは予想外でしたが、こういうのも面白いですね。
王士くんといえば「雪白の街」で、突如美少年風にイメチェンされていて驚きました。「25時の吸血鬼」でのゴスロリ衣装のこすもにも意外性を感じましたが、王士くんはその比ではありませんね。「耳ふたぎ」の時とは別人のよう…。
でも新シリーズから登場したキャラなので、王士くんの今後の成長ぶりも楽しみの一つです。
Posted by ブクログ 2011年01月08日
2巻です。
こういう短編は読みやすくていいですね。
日継がこすもをものすごく愛しているってことなんですけど、あんまり表情に出ないから分かりづらいです。すぐ神様殺そうとするし。やっぱ、スサノオですから?
<耳ふたぎ>
年齢の近い者が亡くなったときに、耳をふさいで忌み事が続かないようにする風習だそう...続きを読む。
お金持ちの家のお嬢様沙月が双子の兄が亡くなった際、耳ふたぎをしますが、そのあとから耳が聞こえなくなり、死霊を呼び込むことになったのを解決しにいくお話。
兄が妹を思って耳をふさいでいたっていうのは、しんみりしました。
<犬頭>
日継に懸想した刀やの娘が、犬頭神社の巫女を使って、こすもを殺そうとしたお話。
いやー、女の思い込みって怖いです。
四つん這いになって、神社で願掛けって、呪いのわら人形より怖いかもしれない。
<虎御石>
赤ちゃんの時に手に持っていた石が、持ち主の危機を助けるというお話。
石が持ち主を助ける気持ちは母が子を助ける気持ちのようですが、それにあぐらをかいて、利用しようとした瞬は、あんまりいい印象はありませんでした。
石に取り憑かれたこすもに日継がキスしましたが、公衆の面前で巫女様にキスしてよいんでしょうか?変なとこ気になっちゃいました。
<25時の吸血鬼>
街で吸血鬼のように血を吸われて殺されるという事件が発生し、そのお話を解決するというお話。
いきなりこすもがゴスロリの格好になってて、ちょっと笑いました。
重要参考人がゴスロリの少女ということから、情報収集でこの格好になってということですが、逆に怪しい感じがしないですかね?聞かれた方としては・・・。
<雪白の街>
氷雪神のお話です。
「永遠かもしれない」で出てきていた日照さんは、亡くなってたんですね。
愛が強すぎる神様は、愛する人間が止めているのも聞かずに攻撃。
しかも、屋根も関係なく突然氷の柱が貫くなんて怖すぎます。
いつも神様とは和解するこすもですが、この神様の場合は力ずくでしたね。
Posted by ブクログ 2009年10月04日
「永遠かもしれない」の続編。
主人公「こすも」が心臓手術で突然すごい霊力を持つトップ巫女となっちゃった元普通の女子高生。後ろの男「日嗣」がこすもがトップ巫女になったのに伴ってオプショナルでついてきた男で、朴念仁かつ腕の立つ男。その二人と仲間たちが日本中の不思議現象を解決していく話。基本的に一話短編...続きを読む形式。
日嗣のキャラが、だいぶコミカルになってきました。「外から見たら巫女萌えストーカー」いった状況を、ちゃんとつっこまれるようになってきましたもんね(違うか)。
好き合ってれば、それでいいのね、という世界観は相変わらずですが。
こすももだいぶ順応性がついてきました。この調子だと、新シリーズの仲間も増えそうですね。
まあ、滑り出しが良くてなによりです。