高田明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
1.伝えるプロについて知りたくなったので読みました。
2.テレビショッピングの場で25年以上生き抜いた著者の半生を振り返りながら、大切にしている「今を生きる」というテーマについて語っています。
今を真剣に生き抜くことで新しい課題が見えてくる、それを日々繰り返すことで自分を成長してきました。そこで、著者の人生を振り返りながら培ってきた考え方やノウハウを本書に詰め込んでいます。
3.コミュニケーションの基本は「伝える」ではなく「伝わる」と言う言葉が響きました。どうしても上手く説明できたら満足してしまいがちですが、それは自己満足でしかないということを改めて認識しました。やり取りを通して人に理解し -
Posted by ブクログ
1.伝えるプロが書いた本なので気になりました。
2.TV通販王と呼ばれた髙田明氏が経営や販売における理念を伝えた本です。元々はカメラ屋として営んでいたのですが、意を決してカメラ以外にも取り扱うことにし、スタジオを作って宣伝することに専念し始めてます。
タイトルでは「90秒にかけた男」と書かれているので単なるノウハウ本と思われがちですが、髙田氏の人生について書かれてます。また、世阿弥を通じて人生において大切にしている部分を述べております。自叙伝的な要素もありながら、価値観についても知ることができる本です。
3.「我見、離見、離見の見」という世阿弥の言葉を常に意識していながらビジネスに取り組ん -
Posted by ブクログ
最初の二章ほどは、ジャパネットたかたを立ち上げる以前、カメラのたかたで何をやってきたのか書かれています。
その日一日の出来事を、おおざっぱな時系列を伴い説明してあるのですが、長崎県の地形的特徴を把握していなければ、いかに奔走したのかわかりにくいかもしれません。
しかし、県内北部、しかも当時はフェリーしかない平戸から、南は島原まで、高速道路も充分に発達せず、国道も片道1車線で渋滞必至のなか、「お客様に喜んでいただく」ことと、「いかに商売の機会を作るのか」の両方を達成したかについて、高田社長の独特な語り口が聞こえるような文体で書かれています。
いかに売り上げを伸ばすかについて書かれた前半に対 -
Posted by ブクログ
ネタバレ■モノがモノではなくなる
・伝達力、感動をもっと伝えたいと思うなら、まずは自分を磨いて語り方・喋り方を徹底的に鍛える。
・商品のリンゴは、甘くておいしいだけではなく、冬の寒い時から仕込んで、家族みんなで手塩にかけて育てた背景がある。
・モノの裏にある表からは見えないもの(情熱)、それを伝えたい。
・モノではなく「ヒト」を伝える
■伝えた「つもり」は絶対に許さない
・「つもり」は自己満足。できたと満足したところでその人の成長は止まる。
・一流になっても限界はない。常に自分を高めていく。
■自分の立場からだけの見方で伝えてはいけない
・人間とは常に対極がいる。
・自分の立場しか見ないのは「我見