小田イ輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ4年ぶりの単著。まってました!怪異に愛されてる作者の渾身の1作です。
好きな話
「魔法をかけてあげる」でとりあげられてる、空が変わったのはなんとなくわかる気がする。
「モニター地蔵」
「キナ臭い社宅」
「虫除け厄除け」
「林道のマイケル」
個人的に思い入れのある話
「ある怪談現場の一側面」
にでてくる怪談イベントに参加したひとり。怪談が進むにつれて場の雰囲気が変わるがわかった。
次回へ続く感じで話が終わった為、気になっていた。
数年後の怪談イベントで作者と話す機会があり思わず続きがどうなったか質問してしまった(あまり会話が得意でないけど好奇心の方が上回る)その節は丁寧に対応していただきありがとうございます。
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Posted by ブクログ
ネタバレ公務員ということで、行政窓口職員、学校の先生、警察などのはなしがありました。
中でも気に入ったのが、口裂け女のはなし。
口裂け女のはなしは、岐阜が発祥だそうで、その後北海道、埼玉と飛び地に派生している。
口裂け女は、自衛隊空挺部隊の女装好きな人が、女装して夕方から夜に出かけ、子どもたちに私綺麗?の名言をいいます。
自衛隊には、異動があり、件の口裂け女をみた子どもたちも、自衛隊員の子どもであるものもいて、父の転勤で自衛隊基地のある北海道、埼玉に引っ越したものが言いふらしたのではないかという説は、なかなか説得力がありました。ポマードポマードというと逃げるのは、女装しているのがバレるからだそうです。 -
Posted by ブクログ
表題作の「44」と別視点で語られるその前日譚となる「1」。そこで作者と読者に「共有」される、怪異体験をキッカケにして、今まで信じていた世界と認知が決定的にズレてしまう、信じられなくなったズレた世界で、それでも生きていかなくてはならないという苦痛と恐怖。しかもそのキッカケが、怪異体験に限らず「その辺に無数にある」ものなのだと言われてしまえば、もうこの世界で生きること自体が不安で怖くなってしまうじゃないか!という話だった。
さらにここで
「様々な人と出会い、それぞれが体験した怪異を収集していくと、日常の感覚がおかしくなる。自分自身がこれまで生きて学習してきた“常識”や”枠組み”といったものが酷く偏ったものなのではないかという懸念を覚え始める。」
——『厭怪談』「マナアナ 一」
という以前読んだ作家の言葉も思い出してしまえば、その収集された様々な人が体験した怪異を読むことでも、「日常の感覚がおかしくなる」はずだし、怪談実話を読むことも「その辺に無数にある」キッカケのひとつになり得てしまうではないか、と考え始めてしまえば、めちゃくちゃ怖いんですけど。でもこの本は名作だからもう三回読んでるんですけど。