へいろーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第1巻においてフィーネのバッドエンド要素をある程度回避・解消できた事もあって、この巻におけるフィーネはかなり安定している、というよりアッシュとの生活が充実しているように感じられる
この巻ではアッシュをリフレッシュさせるという名目でフィーネの故郷を訪れるわけだけど、その最中に起きたイベントと併せ、まるで彼女の家族に彼氏を紹介する帰省と成ったかのようにすら思えてしまうし
そうした諸々も含め、フィーネとアッシュはかなりイチャイチャしている。けど、バッドエンドを過ぎてトゥルーエンド後のエピローグとも言い切れない不穏さが漂っているのもまた事実なわけで…
カガト村での出逢いは幾つかの予兆を齎すものとなったね
表向きにはアッシュのリフレッシュ且つフィーネの帰省なのだけど、既に深い仲と成りつつある二人の姿をフィーネの家族同然の者達に見せる行為にもなる。また、どれだけ王都から離れても一度物語に関わってしまったアッシュが騒動から逃れられない事も示唆してくる
だからか、マザー・ヒルダも他言できないフィーネ出生の秘密をアッシュに明かすし、辺境の村でもアッシュに因縁のある事件は起ってくる
ただ、どちらにおいてもアッシュもフィーネは過不足無く事態に対応してみせたね。特にカルラとアイシャを救う為にレーベン家へと乗り込んだ二人は善意と勇気の使い方を間違えていないと思える
その点は二人が二人として互いを支え合い大切に想い合っているという様子にも通じているね
家族に頼らぬ生活をしていたアッシュが実父と実兄を断罪した事に精神的ダメージを受けているのは意外に思えたな。意外というのは前世持ちの彼が家族に対してセンチメンタルな事を感じていた部分。それは他の人にとってはもっと大きく感じる意外性の筈で。そう思えば、涙を流せていなかった彼をフィーネが抱き締めて泣けるようにしてやったというのは大きな意味があるように思えてしまう
これまでの二人はいずれ恋人になるのだろうな、なんて軽く受け止めていた。けど、あのシーンを見て二人はいずれ家族に成れるのだろうと考えを改められたよ
バッドエンドに陥りかけていたフィーネはアッシュに救われて、家族のバッドエンドに直面したアッシュはフィーネに抱き留められたわけだ
やはり二人は良い関係だね
アッシュとフィーネって関係をかなり深めているし、ちょっとしたヤキモチというか独占欲みたいなものも互いに発露するようになったけど、一方で気になっていたのはフィーネの人間関係がかなり閉じていた点か
アッシュ以外ではイアンとそれなりに話はするけど、とても仲が良いというわけではないし、サラサとの関係性は何とも言えない。カガト村の住人は遠くに済んでいる。だから友人枠の存在が登場したのはフィーネの生活をより明るくするものと成り得るんだよね
ただ、ここで問題となるのはフィーネにとって学院での友人というポジションはエリーゼという前例のせいで色々と思う処がある点
けど、アニエスの状況があまりに酷いものだった為にフィーネはエリーゼの前例なんて気にせずにアニエスと向き合えたんじゃなかろうか。アニエスがエリーゼとは違うタイプという点も挙げられるだろうし、彼女にかつての自分を見てしまったという点もあるだろうね
虐めに一人耐えなければならなかった頃のフィーネは助けを求める心を持ちつつも誰も助けてはくれないと絶望し、そうして心は荒んでしまっていた。だからこそ声を掛けたフィーネにさえ助けを求められず怪我を無理して隠そうとするアニエスを助けてやりたいと思ったのかな
フィーネが助けてやりたいと想い行動した事でアニエスが陥りかけたバッドエンドは回避された形に
アニエスが見た夢って復讐は完遂されるけど、同時に彼女の精神を粉々に砕きかねないものだったんだよね。あのルートを進んでもアニエスはハッピーエンドなんて迎えられずバッドエンドでしか無かった
フィーネが彼女を迎えに行き、アルディが本当の悲劇は起こらないようにし、アニエスが家族と過ごせるようにとアッシュはアルディを討たなかった。それらの行為はフィーネがバッドエンドを回避したように、アニエスもバッドエンドを回避できた瞬間であるように思えたな
また、こうしてフィーネとアニエス、双方に大切な友人が出来たのも貴重な瞬間となったのは間違いないね
本編は大禍無く様々なバッドエンド回避が行われている。それだけに裏側で膨れ上がっていく不穏さは折角築き上げられつつあるアッシュとフィーネの温かみ満ちる生活を壊してしまいそうで恐ろしいね… -
Posted by ブクログ
バッドエンド後というからにはヒロインのフィーネはする行動する行動が悪い方へ作用してバッドエンドに至るのかと思っていたら、むしろ何もしなかった事でバッドエンドへ突入してしまったタイプか
まあ、何もしなかったというのが怠惰を理由とせず、前世持ちのエリーゼがフィーネの立場を掠め取ったが為の何も出来なかったと表現する方が正しい辺り仕方ないのだけど
フィーネは本来なら持ち得る役目を全く果たす事が出来なかった。これはむしろバッドエンドのみならずゲーム本編への突入すら失敗したと言えるのかも
ヒロインにも聖女にも目覚められなかったフィーネはラクレシア王国において居場所が無い。そんな彼女を受け止めたのは前世持ちのアッシュとなる。けど、フィーネと合わせて考えると面白い点が見えてくるね
彼は前世知識に拠ってあの世界がゲームに酷似した世界であると知っている。また、周回要素だったり先の展開を知っていたりと、これではまるでルート2周目の存在かのような
1周目にすら入れなかったフィーネを2周目をこなしているアッシュが居場所と成る。これはいわばフィーネがヒロインになっていく物語を別の遣り方で紡ぎ直すお話と言えるのかもしれないね
フィーネという少女は表紙となっている路地で蹲る姿のインパクトが強くてイメージが引っ張られてしまうけれど、その心に抱く善性は輝かしいものだね
そもそも自分がどうして貴族が学ぶ王立魔法学院に招かれたか判らないのに、自分の力が役立てられればという想いで入学を決意するし、周囲は貴族だらけで親身に成ってくれるのは後に自分を騙すエリーゼだけという環境でそれでも心折れる直前まで頑張っていた。また、アッシュに貸して貰った上着をわざわざ洗った上で直接届けに来るし、彼が不調なら家に上がり込んで面倒まで見ている
ここまでする少女は中々居ないと判るというもの。フィーネは死んだ目をしていても善の心までは死んでいなかった。だから彼女を信じてやる人間が居るなら変わる余地は充分にあったわけだ
アッシュは何とも面白いバランスの人物だね。前世知識に拠ってあの乙女ゲー世界で波風立てずとも安定した暮らしをしている。また、決闘編以降で明かされるけど、他の学生とは隔絶した実力を持っている
反面、妙な隙が多いね。フィーネがアッシュの家に住み込む理由の一つとなった、自宅がゴミ屋敷状態だったり、自分の能力の高さに無自覚気味だったり。そうした隙はフィーネがアッシュを放っておけない理由と成っているね。アッシュを放置できないからフィーネは彼の世話を焼いて、そして恩義が生まれたからアッシュもフィーネを放置できなくなる。こうして二人は結びついていくわけだ
ただ、フィーネが置かれているバッドエンド状態から抜け出す際、アッシュに助けられるばかりだと両者には上下関係が生まれてしまう。だからエリーゼと向き合う上ではフィーネ自身が顔を上げる必要があったわけだけど、彼女はあの逆境の中でも自分を奮い立たせる心は辛うじて持ち堪えていた。だから彼女が戦う事によって逆境から抜け出せていくというのは良かったな
こうして二人の逆襲が始まるのだけど、その点はストレスフリーに終了した印象。アルベリヒが禁断の奥の手を持ち出したのにああもあっさり終わらせてしまうとは…。これはアッシュの実力がずば抜けていたと見るべきかアルベリヒが酷すぎたと見るべきか
これによりフィーネがアルベリヒに惹かれなくて良かったとも、こんな男を手玉に取ろうとしたエリーゼの価値が判ったとも言えるのか
むしろフィーネを選んだアッシュ、アッシュを選んだフィーネが後に総合実力試験でワンツーフィニッシュを迎えた事からもお似合いで優秀なアベックだと言えるね。だからこそ、共和国系のテロリスト集団により学院が襲撃された際も二人の協力により無事に解決できたと言えるのだろうし
アッシュとフィーネは仲を深めつつ、学院生活も順調且つ快調に過ごせているように見える。それだけにどうにも思惑が見えないエルゼス、原作ゲームには居なかった実力者サラサについて気になるね
いわば、バッドエンド後から始まる物語はアッシュとの出会いにより、フィーネはバッドエンドを避けられた筈。けれど、それが物語世界そのもののバッドエンドを避けられたとまで言い切れるものでもなく。これから二人の前に何が起こっていくのだろうね? -
Posted by ブクログ
妹におすすめされて読みました。
この小説は、YouTubeでのマインクラフトの実況動画が元になっているらしく、妹もそれを観ていて小説を買ったようです。
私はマインクラフト自体あまり知らず、ヘガデルさんたちのことも小説で初めて知りました。
そもそもMF文庫自体初めて読みましたが、ライトノベルなだけあって漫画のようなノリで軽く読める小説でした。
普段文学作品を読むことが多いので、新鮮で楽しかったです。
元の実況がどんな感じかわかりませんが、それぞれキャラクターに分かりやすい個性があり、ストーリーとして成り立っていたので凄いなと思いました。
妹曰く、実況の方は「荒廃したゾンビ世界を50日間生き残る設定」で、茶番劇のような感じらしいのですが、それを「実際に荒廃したゾンビ世界を50日間生き残る」ていで書くのはキャラクターの反応も変わってくるだろうし、大変な作業だっただろうなぁと思います。
特に、実況動画はわちゃわちゃと盛り上がってなんぼなのではないかと思うのですが、小説はストーリーが重視されることが多いと思うので、求められるものが違う分、視聴していた人にも落胆されず初めて読む人にもわかるように小説に落とし込むのは至難の業だっただろうなと思います。
イラストのビジュアルも皆イケメンで可愛くて素敵でした。元からこういうビジュアルだったのかなと思っていたのですが、妹にマインクラフトでのアバターを見せてもらって驚きました。これがこうなるのか……! という衝撃。
表紙でいるるさんとせれすとさんが女の子だと思っていたら男の子で驚きました。
面白かったです。
妹によると2巻も出るらしいので、読もうと思います。
これを機に元の実況動画も気になり始めたので、観てみようと思います。 -
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題名通りに
題名通りに異世界転生から高校生となって戻ってきた元リ―マンが無双する というストーリーのあらすじである。無双度合いが極端なので戦闘シーンのワクワク度にやや影がさすような気がする。北欧神話の知識が必要であるが、北欧神話に関する手引がない。しかし、絵柄は丁寧でバランが良く大変に迫力がある。
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絵が少々残念
大変に大変にありふれた転生モノなので、なんとか変化をつけて他の作品と差別化を図ろうとする努力がありありと見える。せっかくのチートな能力を活かしきれないというジレンマや、奴隷少女たちとのすれ違いなど、ラブコメ要素満載である。絵柄がイマイチなのが残念である。
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兄がいいキャラ
異世界転生貴族系の物語。
スキルを持つ女性と寝ると、そのスキルをコピーした上で進化して取得できるというチート特技持ちで、次々とスキル持ちの女性を相手にしてハーレムを築いていくという流れ。
まず、絵がいい。
女性キャラはかわいいし、男性キャラも悪くない。
スタイルも過剰に強調することもなく、いい感じ。
後は、やはり兄のキャラ。
ジョジョポーズを取ったり、ヤンキー風に絡んだりと最高にいいキャラクター。
彼の存在がこの作品に良い笑いの要素を与えてくれている。
それ以外も全体的にギャグ寄りであり、「壮大なストーリーを楽しむ」というよりは、「ちょいエロと笑いを求めて気楽に読む」という作品だと思う。
一方、主人公が兄2人や、実の父親にまでもタメ語というのはちょい違和感あり。
そんな生意気な末っ子っている?
作品としてのまとまりはかなり良いと思うが、ストーリーの奥深さには欠けそうなので平均点で。
実際は星4に限りなく近い星3というところで、なかなか愛すべき作品だと思う。 -
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予想よりラブ濃度は低め。
読んでて辛くはないけど、そんなに面白くもない。
毒にも薬にもならない系です。
1巻を9割くらい読了。最後の方で飽きました。
内容的には、転生もの、学園もの、バトルもの、俺TUEEE、ラブあり、ポンコツ属性彼女、謎解きあり?みたいになっていて、多分入れ過ぎてしまっている。
結果、なんか薄い話になってしまった感じ。
コミカルなオヤジさんとか、ロリ的な学園長とか、余計なものが多かった印象。逆にいない方が話が締まった気がします。
最初からTUEEEで、力を隠してたけど実は・・・的な展開ではないし、よくあるちょっと意地悪な貴族も別に出てこなくても良かったと思う。
そんな小ネタ的な登場人物より、ラブ期待なタイトルなんだし、ラブ濃度を上げたら、もっと面白かったんじゃないかなぁ。
なんか主人公のラブを感じないので、作者にはラブ属性が無いのかもですが。
シリアスとコメディのバランスも、どうにも中途半端でした。 -
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絵は良い
絵がいい、話はよくある逆異世界転移。序盤は楽しんで読んでいたけれど、敵や味方サイドの魅力の薄さと話のテンプレ感が少し引っかかる感じ。ヒロインのデザインはかなり好み。制服で戦うってシチュが好きなので今後に期待。
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匿名
作った女神もこりゃ相当の…
酔っぱらって帰ったらいつの間にか若返りつつなんか強くなってたしついでにモテた。なんとも夢のある話というか分かりやすい欲望まみれさだけど、それだけにつまるところがまったくなくて気楽。正直、展開的にはまだ目標がふわふわしてるから今後次第って感じだけど、息抜きに見るくらいならこういうのもありよね。