朝倉祐介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまず、この本、非常に参考になります。
特にどんな小さな部署でも、事業企画や商品企画、工場運営などに携わっているサラリーマン。
また、もちろんこれから起業を目指す人、多くの人にとっての良書です。
おそらく、5年前の私であれば手にとっても流していた内容かも知れません。
しかし、異動などでサラリーマンは急に今までやったことのない業務を遂行しないといけません。
PLやBS,CFの「財務三表」は特に30代以上になると、いつの間にか「常識」となり、
読めないと、レベルが低いと断定されても、致し方ない状況になります。
本書はある程度の知識を前提としますが、巻末に非常に細かい「用語集」がついていますので、
知らない言葉も簡単に索引できます。
業務の中で将来のPLを想定し、算出する場面に出会うことが多い方も多いでしょう。
数字で営業利益などが見えるので、定量的に管理しやすいもので頼りになりますが、
事業企画を考える中で、本書ではPL だけに頼ってはいけない、と述べています。
「ファイナンス思考」とは何か、将来の企業価値を考えるのに大切なことは何か、
ヒントが書かれていますので、仕事で使用される方は、一度読んでください。 -
Posted by ブクログ
会社の価値を最大化するために長期的な目線で事業戦略を組み立てる考え方がファイナンス思考である。日本企業はこのファイナンス思考が欠けており、目先の売上や利益を上げることに重視してしまったため成長できてない。その原因として、高度経済成長の成功体験や間接金融中心の金融システムがあげられている。確かに高度経済成長期には人口も増えておりモノを作れば売れる時代であったため、長期的な視点は必要かなかっただろう。また銀行も貸した金が返ってくるかどうかしか興味ないので、利益が上がっているかどうかしか気にしない。このような土壌でビジネスをしてきた人が今の日本の役員クラスには多いのでファイナンス思考というのが欠けているというのは納得した。
最近、日本の大企業でも早期退職を募集することが多いのは古い考え方の人間を排除するには有効だろう。
ただ早期退職を希望する人間は、むしろファイナンス思考ができる人間であることも多く悩ましいところである。
高度経済成長やバブルを経験した人間が引退するまでしばらく日本企業は成長しないのではないかと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ目先の利益(=損益計算書)を追求するのではなく、長期的な視野に立って(=ファイナンス思考)ビジネスすべきと教えてくれています。
日本企業は売上を重視する傾向が強く、短期的な経営成績に左右されてしますが、アメリカ企業(特にGAFA)では、先行投資の結果、赤字が続き株主から批判に晒されようとも、長期的な視野を重視するファイナンス思考によって、最後には競争優位を産むことができていること。
売上高のを見ると、企業成績が直感的に理解できるため、重視しがちですが、企業の真の強さを知るためには、貸借対照表も含めて分析する必要があると思いました。
ファイナンス思考は、経営者のみならず、就職・転職を希望する方にも役立つ考え方なので、結構身近に使えると感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「新世代CEOの本棚」
日経新聞の「リーダーの本棚」とかが好きで読んでいる私にとっては非常に興味深い内容。「新世代」はやはり読書傾向が全然違う。「一番影響を受けたのは『ガリア戦記』ですね」(XX工業相談役)みたいな人はほとんどいない。所謂古典教養への関心はほとんど見られない。
①「意思決定のケーススタディ」としてのビジネス書、伝記、ドキュメンタリーや(歴史は思っていたほどには言及している人は多くなかった)、
②心の揺さぶり、揺さぶられ経験としてのマンガ、
③世の流れの「鳥瞰」の観点から宇宙、生命・遺伝子、脳科学などの先端知識、
あたりに関心が集まっていた。
一方、小説を挙げる人は少ない(まあ本書自体が仕事論の一種として読まれることを想定しているだろうからかもしれない)。
あと、「信頼できる人のお勧め」をどん欲に読む人が多かった。やはり知の領域において謙虚さは最重要。
個人のレベルでは、仲暁子氏、佐藤航陽氏、孫泰蔵氏がとくに面白かった。