朝倉祐介のレビュー一覧
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売上至上主義の何がイケないのか
売上至上主義、利益至上主義の何がイケないのか、と思って読み進めていきました!
なるほど。目先の利益のために間違った判断をする、売上や利益は作れる(操作できる)、問題の先送りにつながる、など問題につながっていることを知れて納得。
ちょうど、『世界一楽しい決算書の読み方 [実践編]』を読んだあとだったので、そういえば業績が良い会社で「良い赤字」を出しつつも成果に出ていた会社が載っていたことを思い出し、ダブルで勉強になりました。
勉強になった箇所
・LinkedIn の創業者である リード・ホフマン氏は、「スタートアップとは、 書きの上から飛び降りながら、飛行 -
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元mixi代表の本
・真のリーダーシップには開き直りが必要。ロジックだけで意思決定はできない。考えに考え抜いた後は、あとは開き直って結果の責任を負うのみ。
・売却狙いの『志低い起業』
買い手を想定した上での事業組み立て
・外部からの資金調達は、部分的な身売り。
・現代に生きるわれわれが独立自尊を保ち、多義的でフィクショナルな会社と向き合っていくためには、独自に「経営観」とでも呼ぶべき視座を培っていかなければならないように思うのです。
・失敗したときの代替案をもつ。
今の仕事がなくなったら?副業としてはじめたことが失敗したら?ということの代替案を考える
「ビジネスは1割打者だ」くらい -
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ネタバレ朝倉氏による経営論。価値観がすごくにじみ出ていておもしろい。
リーダーシップ論で、LEVのような究極の選択の場面も紹介されておりよかった。
OBHの教科書のような感じもする。
スタートアップ環境、大企業におけるイノベーションなど大事な概念つめられておりバイブル的にもよい。
メモ
・理屈であらまほしき世界を考えた上でその実現を阻む内部的な理由を一つ一つ潰していき、現実を可能な限り理想に近づけていくこと。これが事業をうまく回す勘所ではないか。
・雇われ経営者の課題 院政。これをいかに排除するか。歴史的使命を果たしたとし、過去を否定しない。
・経営者は操り人形であってはならない。下手くその方がま -
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オーストラリアでの競馬騎手養成所、北海道での競走馬育成、東大、ベンチャー企業、マッキンゼー、ミクシィ社長、スタンフォード客員研究員、という経歴。
そこから、語られるスタートアップから大企業まで成長段階に応じた経営論。
理、心、運が大事だが、比率は、
1:4:5。
おそらく、
算盤が理、論語が心
そして、運を切り開くために、いかに私を作るか。
そのためには、好きなことをやる。
ただし、きちんと、リスクを鑑みて再起不能を避けること。
というメッセージ。
それにしても、同年代で、ここまで、いろんか経験を
している人がいるっていうのは、すごいことだ、
マッキンゼー時代のファイナンスの専門性 -
Posted by ブクログ
確かに真新しい発見はなく、事例など含めて既存の焼き直しまとめなかんじはするけど、こういった形で、読みやすくキャッチーにすることに、意味があると思いました。
個人もそうだな。年収とか気にしてBS投資(能力とか、人脈資本とかも)の発想が少なくて目先のことにとらわれる。
税金もそうよね、収入で判断するから本当の金持ちはとられない。
そこに裁定がある
PLは作れる。
→営業内外とか、得損とか、真面目に議論してるのみるとホントアホかと思うわ。
P26 会社の意思決定の中には、会社の価値向上ではなく、実は、目の前のPLを最大化することを目的として近視眼的な内容が紛れている。
P39 ROICがWAC -
Posted by ブクログ
ネタバレ元ミクシィ代表である朝倉氏の著書。自身のコンサルタント、スタートアップ経営者などの経験をもとに、経営を様々な観点から議論している。
著書内で主張している彼の指摘はどれも鋭い。「組織の危機を民主主義的な手順にのっとった意思決定で乗り越えるという試みは、まずもって機能しない(p.38)」「自分自身のアイデンティティや自己評価が、携わる事業に対して密接に関係づけられていることは、必ずしも健全な状態と言えないのではないか(p.210)」「考え方や基本動作というものは、「変わろう」と思って変わるものではありません。(p.237)」など。
経営とは何かという概念的な話をしているだけでなく、スタートアッ