朝倉祐介のレビュー一覧

  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    長期的な目線に立つ「ファイナンス思考」と、短期的な目線に立つ「PL脳」の対比が分かりやすかった。
    財務に関する知識はほとんどなかったものの、巻末の付録と合わせてすっきり理解することができたのが良かった。
    特に費用対効果の観点で、今までの自分が資本コストを無視した捉え方をしていたことに気づき、目からウロコであった(本来はROICがWACCより高くなくてはならない)。
    事業を運営するために、「PLを描ける人材になる」という話を聞くことが多いが、そもそもPLは一手段に過ぎず、大元にはファイナンス思考の観点が必要なのだと学びになった。

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    2024年01月10日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    PL脳では近視眼的で短期思考になるが、ファイナンス思考では未来志向で長期思考になると捉えられた。
    必ずしもPL脳が悪ではなく、高度経済成長期にはPL脳で良かったが、低成長時代の現代では持続可能なファイナンス思考でないと市場で淘汰され生存できないのではないかとの考えに至った。

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    2022年12月29日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    2018年に出版されたのをすぐに買い求めて、流し読みして積読になっていました。積読の山から目についたので救出して読みました。一言で言うと、「PL脳(売上、利益)」の弊害と「ファイナンス思考」への転換の重要性が書かれています!

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    2022年12月15日
  • 論語と算盤と私

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    Voicyを聞いて朝倉さんのファンになり手に取った本。ベンチャー、VC、大企業、経営者等、様々な視点で書かれており理解がすすみました。第7章 個として独立するための原則と心意気が印象的でした。お薦めの一冊。

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    2022年11月20日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    売上至上主義の何がイケないのか

    売上至上主義、利益至上主義の何がイケないのか、と思って読み進めていきました!

    なるほど。目先の利益のために間違った判断をする、売上や利益は作れる(操作できる)、問題の先送りにつながる、など問題につながっていることを知れて納得。

    ちょうど、『世界一楽しい決算書の読み方 [実践編]』を読んだあとだったので、そういえば業績が良い会社で「良い赤字」を出しつつも成果に出ていた会社が載っていたことを思い出し、ダブルで勉強になりました。

    勉強になった箇所
    ・LinkedIn の創業者である リード・ホフマン氏は、「スタートアップとは、 書きの上から飛び降りながら、飛行

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    2022年07月21日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    この本のおかげでリース会社の営業の人が言ってた「リースは金融じゃなくて物融」の話がちょっと理解できた気がします。面白かったです。

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    2022年03月17日
  • ファイナンス思考 【無料特別版】

    購入済み

    ファイナンス思考の重要さ

    経済的概念を中心として効果的に分かりやすく解説した、ファイナンス思考の指南書といえる。言葉だけ聞くと難しく思えるが、意外に会計や経済計算、日常生活を営む上でも実践できる考え方であり、無料版だけでは足りない人は本線を読むことを是非おすすめする。

    #タメになる

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    2022年02月01日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    少なくとも私たちの事業は「PL脳」である、間違いない。その施策が将来にわたり生み出すキャッシュフローの最大化に貢献するか、など考えているとは到底思えず、短期的な売り上げ利益しか見ていない。
    私の周りの志の高いメンバーとこの本をもとにファイナンス思考への意識改革について話し合ってみたい。

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    2021年03月16日
  • 論語と算盤と私

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    元mixi代表の本

    ・真のリーダーシップには開き直りが必要。ロジックだけで意思決定はできない。考えに考え抜いた後は、あとは開き直って結果の責任を負うのみ。

    ・売却狙いの『志低い起業』
    買い手を想定した上での事業組み立て

    ・外部からの資金調達は、部分的な身売り。

    ・現代に生きるわれわれが独立自尊を保ち、多義的でフィクショナルな会社と向き合っていくためには、独自に「経営観」とでも呼ぶべき視座を培っていかなければならないように思うのです。

    ・失敗したときの代替案をもつ。
    今の仕事がなくなったら?副業としてはじめたことが失敗したら?ということの代替案を考える

    「ビジネスは1割打者だ」くらい

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    2020年12月13日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    長期目線で大きな決断をした人は、自分の決断に自信が増す一冊です。

    ファイナンス思考とは「長期的、未来志向的、戦略的な思考」です。
    対比されているのはPL思考であり、「短期的、過去追走的、管理的な思考」です。
    短期的にはリスクがあっても、ゴーイングコンサーンで長期的にデカい投資回収をしていくためのスタンスや、会社の事例が描かれています。
    会社だけでなく、個人の生き方にも転用できる考え方です。

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    2020年09月08日
  • 論語と算盤と私

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    ネタバレ

    朝倉氏による経営論。価値観がすごくにじみ出ていておもしろい。
    リーダーシップ論で、LEVのような究極の選択の場面も紹介されておりよかった。
    OBHの教科書のような感じもする。
    スタートアップ環境、大企業におけるイノベーションなど大事な概念つめられておりバイブル的にもよい。

    メモ
    ・理屈であらまほしき世界を考えた上でその実現を阻む内部的な理由を一つ一つ潰していき、現実を可能な限り理想に近づけていくこと。これが事業をうまく回す勘所ではないか。 
    ・雇われ経営者の課題 院政。これをいかに排除するか。歴史的使命を果たしたとし、過去を否定しない。
    ・経営者は操り人形であってはならない。下手くその方がま

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    2020年07月20日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    ネタバレ

    広義の経営にとってのファイナンスの重要性がよく理解出来る。会計やファイナンスを本格的な学ぶ前に本著を読むと、なぜそれらを学ぶ事が重要なのか、どう活用すべきなのかといった一段上の視座を得られるのでとても良い。
    事例が多いので読み物としても面白く、色々なニュースに触れる中で、その背後にある他社の財務戦略にも関心がいくようになる。

    ・ファイナンスの本質は、お金の循環を健全にコントロールしながら、段階的により多くのお金を生み出す仕組みを作る事。

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    2020年05月10日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    PL脳は、
     利益最大化が目的化
     そのため、短期的に黒字がでる事業群になる。
     長期的な芽を摘む可能性も。

    一方、ファイナンス思考では、
     企業価値の最大化、将来キャッシュの最大化が目的
     従い、企業価値を高めるアクションを実行、
     目的にそぐうポートフォリオになる。
     短期の利益を犠牲にすることもある。

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    2020年03月03日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    PLの表面上の悪化を恐れず効果的にバランスシートを活用する海外企業、日本企業事例は非常に参考になる。また、日本と海外との会計上の差異(のれんの評価がM&A意思決定んい与える影響等)の影響も興味深く解説されている

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    2020年02月16日
  • 論語と算盤と私

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    オーストラリアでの競馬騎手養成所、北海道での競走馬育成、東大、ベンチャー企業、マッキンゼー、ミクシィ社長、スタンフォード客員研究員、という経歴。
    そこから、語られるスタートアップから大企業まで成長段階に応じた経営論。

    理、心、運が大事だが、比率は、
    1:4:5。

    おそらく、
    算盤が理、論語が心
    そして、運を切り開くために、いかに私を作るか。
    そのためには、好きなことをやる。
    ただし、きちんと、リスクを鑑みて再起不能を避けること。
    というメッセージ。

    それにしても、同年代で、ここまで、いろんか経験を
    している人がいるっていうのは、すごいことだ、



    マッキンゼー時代のファイナンスの専門性

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    2019年04月21日
  • 論語と算盤と私

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    組織の変革というと大それたものだが、構造を変えようとチームを組んで動いています。
    その中で、多くの「慣性」や変化に対する拒絶を受けているのが現状です。ただ、そんな中でも起点に立ち戻り、意志を新たに固める為に本書を手に取りました。

    内容としても大変面白く、激励される内容でした。
    朝倉さん自身、様々な経験をされてきた方なので、そこかり紡ぎ出される言葉の数々は何度も胸を熱くしました。

    組織関連だけでなく、サブタイトルにもあるように個人の生き方に関する内容もあります。是非仕事で悶々とした何か「気持ち」がある方は是非読んでみてください!

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    2018年08月06日
  • ファイナンス思考―――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論

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    確かに真新しい発見はなく、事例など含めて既存の焼き直しまとめなかんじはするけど、こういった形で、読みやすくキャッチーにすることに、意味があると思いました。
    個人もそうだな。年収とか気にしてBS投資(能力とか、人脈資本とかも)の発想が少なくて目先のことにとらわれる。
    税金もそうよね、収入で判断するから本当の金持ちはとられない。
    そこに裁定がある

    PLは作れる。
    →営業内外とか、得損とか、真面目に議論してるのみるとホントアホかと思うわ。

    P26 会社の意思決定の中には、会社の価値向上ではなく、実は、目の前のPLを最大化することを目的として近視眼的な内容が紛れている。

    P39 ROICがWAC

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    2022年02月25日
  • 論語と算盤と私

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    ネタバレ

    元ミクシィ代表である朝倉氏の著書。自身のコンサルタント、スタートアップ経営者などの経験をもとに、経営を様々な観点から議論している。

    著書内で主張している彼の指摘はどれも鋭い。「組織の危機を民主主義的な手順にのっとった意思決定で乗り越えるという試みは、まずもって機能しない(p.38)」「自分自身のアイデンティティや自己評価が、携わる事業に対して密接に関係づけられていることは、必ずしも健全な状態と言えないのではないか(p.210)」「考え方や基本動作というものは、「変わろう」と思って変わるものではありません。(p.237)」など。

    経営とは何かという概念的な話をしているだけでなく、スタートアッ

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    2018年07月14日
  • 論語と算盤と私

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    ミクシィの元CEOである朝倉氏の著書です。
    異色の経歴を持つ彼の体験談を踏まえながら、今後会社、個人はどうあるべきなのかを論じています。

    私がとても共感した言葉が2つあります。
    1. 会社に安定を求めるのは、「会社が永続的に存続」し、「自分を雇用し続ける」ことへの『賭け』である。
    2. 人生はネタ集めの旅である。

    この変化が激しい時代、会社に安定を求めるのは、「賭け」と表現していいほどリスクがあることだと私も考えます。
    また、人生どんなことがあっても、「ネタ」と思ってしまえば面白く人生過ごせると思います。

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    2018年06月07日
  • 論語と算盤と私

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    起業から上場まで様々なステージでの体験が書かれていて、心構えなどが整理されている。自分自身の人生を振り返る良いきっかけになりました。

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    2018年05月28日