朝倉祐介のレビュー一覧
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時代の最先端を行くCEOたちがなぜ成功したのか、何を読み、いかに考え、どう仕事に役立てているか、を知りたくて読んでみた。
・堀江貴文:「人生で影響を受けた本はない」と否定しているのは、堀江節ってところか。ただ読んだだけではなく、読んだ感想をアウトプットする習慣をつけるといい。
・佐藤航陽:リーンスタートアップは変化のスピードがあまりにも速くなったために役に立たない。未来を先回りすることが大切。人間の感情、お金、テクノロジーの3つのベクトル。特にテクノロジーに対する理解
・出雲充:神田さんの本に書いてあることはすべてやる。本を実際に読んで実行する10人のうちの1人になる。
・仲暁子:ビジネス書の -
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現代の注目されるベンチャー企業の若手CEOたちが愛読書を紹介してもらうという、何とも安易でありがちな企画本。
登場するCEOの有名ドコロとしては堀江貴文、森川亮(LINEの生みの親)、出雲充(ミドリムシエネルギー)など。トップを切るのは堀江氏だが、この人はCEOというより、今やタレント兼フリーライターだ。さすがに本の紹介力は他のCEOを圧倒。紹介する本はどれも読んでみたくなる。しかし、彼にとっては本の紹介も本業の一つ。多忙な時間から読書タイムを確保している他のCEOとしては、比較されるのがつらいんじゃないのかね。
また、彼らCEOが率いる企業は安定的な地位を確立しているわけではない。数年後 -
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ファイナンス思考が大事だと知っていながら、なぜ大事なのか分かっていなかったので読んだ
継続的な成長の時代が終わりVUCA時代の今、短期的な「PL・利益」ではなく、長期目線の「資本コスト<ROIC」で事業をシビアに判断しなくてはならない。PL脳は、前年よりも良いか否かという狭い思考だが、ファイナンス思考は「調達コストを上回っているか」というより高いレベルでの評価を下すことになる。それが当たり前になると、業界や時代の流れを先取りする意思決定をすることができるようになる。
本の最後の方に記載されていたトマ・ピケティの「21世紀の資本」の話として、「経済成長から得られる利潤よりも、投資によるリター -
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ファイナンス思考とPL脳の違い。
ファイナンス思考の評価軸は未来志向で長期にわたって企業価値の最大化のための施作を考えること。
PL脳の評価軸は四半期など短期的で、売上、利益といったPL上の数値を一番に考えること。
費用計上されるものと資産計上されるものの違い
①「今後も価値を発揮するもの」は費用
素材などのお客さんに売れることで、その価値を出し切ったものなどはPLに計上。
社用車などの数年に渡って使い続けるもの(資産性があるもの)はBS上に計上。
②「対応する売上が発生しているか」
メガネとして完成しているものの、お客さんに売れてないものは「製品」として、メガネを製造する途中の素材につ -
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【内容紹介】
10年後に会社がよくなっているために、いま必要な決断は何か?
ひたひたと経営危機が迫る中堅メーカーの社長と4人の社員が「ファイナンス思考」を突破口に未来を切り拓く。財務諸表の読み方・活かし方、ビジネスパーソンが経営視点で仕事をする術が、驚くほど簡単に理解できます。
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仕事柄、ROICやROAといった経営指標に触れることが多いものの、本質的な部分がイマイチ理解できず、一から勉強し直すつもりで購入しました。
内容としては、ファイナンスの基礎がわかりやすく書かれており、企業におけるカネの動きや押さえておきたいポイントが理解しやすかったです。 -
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ファイナンス思考とPL思考の考え方の違いと問題について学べる本。
企業の目的はキャッシュを生み出し株式価値を最大化することが本質的な目的と考えると、目の前の売上や利益に焦点を当てる考え方がそもそもおかしい。ただ、このPL的な思考をしている企業や経営者、従業員が溢れているのが実態である。なぜそのような思考になってしまうのか、それがいけないのか、についてよく理解できる。日本の高度成長期による時代背景から、成長を前提としてその思考に凝り固まってきたことは理解できる、ただ、今の時代は変化も激しくニーズも多様化している、よってファイナンスを念頭にした未来思考で常に考えることが今の時代には必要であることを -
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会社の勉強会の課題図書として読んだ。
経理を含む経営層以外のメンバーも知っておくべき知識だと感じた。
自分のやっている仕事はPLやBSの何にどんな影響を与えているのかを理解しておく必要があると実感させられた。
業務を目先のことだけを考えてこなすのと、そういうファイナンス思考を持ってこなすのでは同じ業務でも価値が全然違うと感じた。
他者と差をつけ、企業から必要な人材として成長していくためにはどんな職種であってもかなり重要な思考だと深く考えさせられた。
私は会社の固定資産を利益に変える業務を行なっているので減価償却的な側面や現金化を優先する意味について再度考えることができそうだ。
また -
Posted by ブクログ
ネタバレまず、この本、非常に参考になります。
特にどんな小さな部署でも、事業企画や商品企画、工場運営などに携わっているサラリーマン。
また、もちろんこれから起業を目指す人、多くの人にとっての良書です。
おそらく、5年前の私であれば手にとっても流していた内容かも知れません。
しかし、異動などでサラリーマンは急に今までやったことのない業務を遂行しないといけません。
PLやBS,CFの「財務三表」は特に30代以上になると、いつの間にか「常識」となり、
読めないと、レベルが低いと断定されても、致し方ない状況になります。
本書はある程度の知識を前提としますが、巻末に非常に細かい「用語集」がついていま