【感想・ネタバレ】ゼロからわかるファイナンス思考 働く人と会社の成長戦略のレビュー

あらすじ

会社が成長する仕組みを知れば、現場の打ち手がわかる。
「いまの仕事」を「5年後の自分の進化」につなげる、ビジネスパーソンの基礎教養。
▼ミクシィ元CEOのスタートアップ投資家が究極までシンプルに教える。
・ジョブズやベゾスの頭の中を盗む
・PLとBSはつなげて理解する
・「ファイナンス」には4つの活動がある
・資本主義の仕組み、株式会社の仕組みを理解する
・「キャッシュ」「資本コスト」「成長投資」を重視する

10年後に会社がよくなっているために、いま必要な決断は何か?
ひたひたと経営危機が迫る中堅メーカーの社長と4人の社員が「ファイナンス思考」を突破口に未来を切り拓く。財務諸表の読み方・活かし方、ビジネスパーソンが経営視点で仕事をする術が、驚くほど簡単に理解できます。

◆目次◆
プロローグ ある社長の深い悩み
第1章 株式会社には守るべきルールがある
まず「資本主義の仕組み」「会社の仕組み」を理解しよう
第2章 PLとBSを知るのが、はじめの一歩
PLとBSをざっくり理解する
第3章 PLとBSのつながりを理解する
つなげて見るとPLとBSがもっとよくわかる
第4章 いよいよファイナンス思考の入り口、「企業価値」を知る
そもそも会社の価値は何でできている?
第5章 銀行と投資家からお金を集める
ファイナンスA 外部からの資金調達
第6章 事業を通じてお金を生み、それが次の投資の元手になる
ファイナンスB 資金の創出
第7章 お金と資産を何にどう使うか、未来を見つめて考える
ファイナンスC 資産の最適配分
第8章 ステークホルダーの理解と共感を集める
ファイナンスD ステークホルダー・コミュニケーション
第9章 未来への成長にブレーキをかけるPL脳
PL脳とは何か
第10章 PLは作れる、しかしキャッシュはウソをつけない
キャッシュの軽視――PL脳の問題点1
第11章 集めたお金でリターンを上げるのは会社の責務
資本コストの軽視――PL脳の問題点2
第12章 10年後もっといい会社になっているには?
成長投資の軽視――PL脳の問題点3
第13章 GAFAと日本のトップ企業の時価総額差は何が原因?
「失われた30年」で起きた、これだけのこと
エピローグ 社員たちの決意

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Posted by ブクログ

ファイナンス思考とPL脳の違い。
ファイナンス思考の評価軸は未来志向で長期にわたって企業価値の最大化のための施作を考えること。
PL脳の評価軸は四半期など短期的で、売上、利益といったPL上の数値を一番に考えること。

費用計上されるものと資産計上されるものの違い

①「今後も価値を発揮するもの」は費
素材などのお客さんに売れることで、その価値を出し切ったものなどはPLに計上。
社用車などの数年に渡って使い続けるもの(資産性があるもの)はBS上に計上。

②「対応する売上が発生しているか」
メガネとして完成しているものの、お客さんに売れてないものは「製品」として、メガネを製造する途中の素材については「仕掛品」として、まだメガネとして加工されることなく素材のまま保管されているものは「原材料」として、BS上に計上される。
完成品となって初めてPL上に費用として計上される!!!

DCF法を使って企業価値を算出するにあたり、会社が将来稼ぐお金を「割引率」によって割り引く。
この「割引率」がWACC(資本コスト)である。

実際に会社が事業を通じて上げている収益率のことをROIC(投下資本利益率)という。
ROIC=税引後営業利益÷(有利子負債+純資産)
企業はWACCを上回るROICを実現する必要がある。たとえ事業が黒字であってもROICがWACCよりも低い事業はファイナンスの観点から見れば実質赤字。

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2024年11月07日

Posted by ブクログ

【内容紹介】
10年後に会社がよくなっているために、いま必要な決断は何か?
ひたひたと経営危機が迫る中堅メーカーの社長と4人の社員が「ファイナンス思考」を突破口に未来を切り拓く。財務諸表の読み方・活かし方、ビジネスパーソンが経営視点で仕事をする術が、驚くほど簡単に理解できます。

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仕事柄、ROICやROAといった経営指標に触れることが多いものの、本質的な部分がイマイチ理解できず、一から勉強し直すつもりで購入しました。
内容としては、ファイナンスの基礎がわかりやすく書かれており、企業におけるカネの動きや押さえておきたいポイントが理解しやすかったです。借方・貸方レベルの会計の話も出てきますが、会計知識がない方でも十分ついていける内容だと思います。
一方で、平易である弊害か、経営指標に関する内容については少々物足りなさを感じました。

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2024年08月06日

Posted by ブクログ

働く人が持つべきファイナンス思考の基礎を学ぶ事が出来ました。短期的な営業利益だけではなく、長期的な資本の創出の大切さを知る事が出来ます。

ファイナンス思考を元に会社を見る事で、その会社がどんな事業を行い社会に貢献しているのか、何に投資をし、どんな将来性があるのかを検討出来そうです。

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2024年02月04日

Posted by ブクログ

朝倉さんのファイナンス本

本質をわかりやすく伝えてくれており、若い時に出会いたかった一冊。
今となっては復習がてらの一冊

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2023年06月18日

Posted by ブクログ

会社の勉強会の課題図書として読んだ。

経理を含む経営層以外のメンバーも知っておくべき知識だと感じた。

自分のやっている仕事はPLやBSの何にどんな影響を与えているのかを理解しておく必要があると実感させられた。

業務を目先のことだけを考えてこなすのと、そういうファイナンス思考を持ってこなすのでは同じ業務でも価値が全然違うと感じた。

他者と差をつけ、企業から必要な人材として成長していくためにはどんな職種であってもかなり重要な思考だと深く考えさせられた。

私は会社の固定資産を利益に変える業務を行なっているので減価償却的な側面や現金化を優先する意味について再度考えることができそうだ。

また、リスクフリーレートやリスクプレミアムについての思考ができるようになることも私にとっては必要なスキルだと感じた。

若くしてこの思考を自分のものにできると自分の仕事の幅はぐっと広がるとも感じた。

必要な1冊でした。

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2023年04月10日

購入済み

定期的に読み返す一冊

ファイナンスの理解が乏しい自分に取って非常に分かりやすく面白い内容でした。
著者に感謝です。

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2022年07月15日

Posted by ブクログ

マンガを使ってわかりやすくファイナンスの基礎的な考え方を書いた本。ファイナンスで出てくる計算をなぜするのか、どこで使われるのかが理解できる。会社のPLだけ見るのではなく、ちゃんと先を見越した多すぎない投資ができているかをBSで確認することの必要性が説いてあった。

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2024年09月14日

Posted by ブクログ

サクッと読みやすい内容。
これで、何かが身につく訳ではないが、他のファイナンス関連の本と読み合わせれば、効果ありそう。

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2023年06月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

資金調達の方法がデット・ファイナンス(負債)に偏れば、必ず返済しなくてはならないお金が多くなり、より安全性を重視した経営が求められます。逆にエクイティ・ファイナンスの比重が高まれば、株式の価値向上を通じたリターンが期待されるという点で、会社はより成長を求められることになりますし、経営方針に関して外部の意見により耳を傾ける必要が増してきます。こうした資金調達の特性を理解したうえで「最適な条件とバランス」を見定めるのが「外部からの資金調達」の重要なポイントです。

将来的にどの程度リターンを狙うかといった目標を設定し、そのためにどのような施策にどれだけの資産を配分すべきかを考え、実行することが先行投資の真髄です。

「キャッシュフロー計算書」は「営業活動」「投資活動」「財務活動」という3つの区分で、一定期間に会社の中にある現金がどれだけ増減したかを表す計算書です。投資家の中にはPLよりもキャッシュフロー計算書を重視して投資判断をする人もいます。
「利益は意見キャッシュは真実」という言葉通り、キャッシュフローはごまかすことができません。

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2023年04月25日

Posted by ブクログ

表紙やタイトルで損してるであろう書籍。
本当にファイナンスの初心者に向けていて「ゼロからわかる」に嘘偽りはないのだが、漫画だったとは...
「漫画でわかる」というタイトルにするだけで、めっちゃ売れたはず。ファイナンスについての基本的な知識が、論理的にも直観的にも身につく。

『私は「ファイナンス思考」を学ぶ必要があると考えています。なぜなのか?それは、ファイナンス的なモノの考え方こそが、私たちが生きる資本市場のルールそのものだからです。自分達が参加しているゲームのルールを理解するは当たり前です。』

ファイナンスとは、企業価値を最大化するためにおこなう活動である。
その基礎知識や全体像が、漫画をとおしてスっと頭にはいってくる。

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2022年05月07日

Posted by ブクログ

ファイナンス思考の方を読むべき。


売上と営業利益率重視のPL脳ではなく、
企業価値をいかに最大化するか、
というファイナンス思考が大事。

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2022年05月06日

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