清水久三子のレビュー一覧
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・「わかりやすい」=「情報の料と質が適切で脳におさめやすい」状態は、「おいしさ」にたとえると「食物の質・料・調理方法が適切で食べやすい」状態
・「わかりやすい」=「論理的にも感情的にも受け入れやすい」状態とは、たとえると、「メニューがその時の状況やその時の相手の身体の状態にふさわしい」状態
・資料作成のスタート地点は「相手にどんな行動をとってもらいたいか」という、資料の目的と達成すべきことを明確にすることです。
・どんな行動をとってもらいたいのか→そのためになにを理解してもらいたいのか→そのためにどのような状態にすべきか
・期待を把握した上で、期待を超える必要があります。実際によく見受けられる -
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課題設定に着目した本。課題設定力は問題解決力の上流家庭にあたる能力で、イメージ的には課題設定力×問題解決力=成果と理解した。いかに良い課題・本質的な課題をアクションにつながる形で設定できるかが成果に大きく影響する。
よい課題を理解するポイントとしては、視野・視座・視点の3つかがあげられる。視野は空間や時間の広がりのことでどれだけ広い範囲を含められるかということ。仕事でいえば、後工程への影響を考慮しているかや目の前の事態を収拾するだけでなく将来のリスク低減も検討しているかということ。状況に合わせた範囲で考えることが重要。視座は誰の立場に立って考えるかということ。期待を超える成果につなげるためには -
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冒頭で「分かる」ことの定義付けを行い、
その実現に向けた資料に求められる要件を、
「テクニック」と「おもてなしの心」とし、その詳細を綴る。
パワポでプレゼン資料を作る機会の多いであろうビジネスパーソン必読の1冊。
図表・テンプレートも多く、すぐに実践に使える親切な内容。
テクニック的な面は経験・練習もあろうが、
「そもそも誰に分かってもらう資料なのか?」
ここに立ち返ることで、見えないものも見えてくることが理解できる。
そして、恐らくかなり我流になっているであろう自分の資料作成。
本書を参考にして今一度見直し、更なるレベルアップを図りたくなった。 -
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ある問題をどう解決するかの「アプローチ方法」も当然重要だが、そもそもの「問題設定の仕方」が正しくないと、仕事の質はあがらない。様々な問題の中で「あるべき姿と現状とのギャップを埋めるモノ」こそが『真の問題=課題』である。この正しい課題設定の一連の流れが、非常にわかりやすく整理された本。
以下、参考になった点、引用、自己解釈含む
・相手の期待を超えて初めて評価される。
・課題設定から実行に移すまでには「①発注人の理解」「②良質なインプット」「③インプット情報の組み立て(プロセス)」「④アウトプット」の流れ。
・その課題は誰にとっての課題なのか。同じ問題でも、見る立場によって問題の捉え方が変 -
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プレゼンに限らず、文書の作り方のスタートを
丁寧に解説している。
聞き手を意識してものを作る、という。
資料作成において王道で、かつ難しいことに
どう臨むかを上手く整理した本。
組織によって、求められる見せ方は異なると思いますが
この本に書いてあることが、おそらく標準になるというか、
ここが原点であれば、そこまで外れないと思う。
本書の表現っぽく言えば、
包丁さばきや基礎の調理法自体をしっかり学べば
和洋中どのテイストにするかはその時次第で何とでもなるというか。
自分自身、良い資料のエッセンスというものを見失いつつあったので
改めて確認できて良かった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ<プロフェッショナルの資料に求められるもの>
・資料を見て意味がわかる。情報が脳内の棚におさめられ、適切に引き出すことが可能な状態。
・資料を見て意義がわかる。主張に合点がいって腑に落ち、アクションをとることが可能な状態。
・分かりやすい資料は、おいしい料理と似ている。論理的、感情的に受け入れやすく、メニューがその時の状況や体の状態にふさわしい。おもてなしの心が発揮されている。
・相手が資料に何を求めているのか、相手の期待値を理解し、期待値を超えた資料を作る。
<目的の明確化>
・1、どんな行動をとってもらいたいのか。
・2、行動をとってもらうために相手に何を理解してもらいたいのか。
・3、