吉田健一のレビュー一覧

  • 酒談義

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    昔のボンボン、お嬢さんが書いたエッセイは楽しい。

    情報が少なかった時代だからこそ、感じたままが素直に表現されていて、切り口が面白いからこそ、今も書店で手に入る。『ヨーロッパ退屈日記』(伊丹十三著)、『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』(石井好子著)あたりが代表格か。

    育ちの良さという意味では、吉田茂を父に持つ著者の吉田健一氏は究極だ。本書には、酒といえば日本酒(九州だと焼酎か)という時代の庶民には「???」であったろう、洋酒の数々も登場する。

    この手のエッセイは、時代ごとの価格や評価を知るための“歴史資料”的な読み方をするのも楽しい。

    酒税法が今の体系になる以前、洋酒は高かったのだ

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    2021年09月14日
  • 赤い死の舞踏会 付・覚書(マルジナリア)

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    収録作中9編は創元推理文庫『ポオ小説全集』で既読だが、
    訳が違うので新鮮な感動を味わう。
    吉田健一セレクトの短編集+
    ポオの覚え書き「マルジナリア」収録。

    ■ベレニイス(Berenice,1835)
     青年エギアスは従妹ベレニイスと共に育ち、
     長じて彼女を愛するようになったが、
     その美貌は病によって損なわれた。
     やがて……。

    ■影‐一つの譬え話‐(Shadow,1835)
     プトレマイスの屋敷に集ったオイノスたち
     七人だったが、部屋には若いゾイロスの遺体が。
     そこへ帳(とばり)の後ろから現れた影――。

    ■メッツェンガアシュタイン(Metzengerstein,1836)
     反目

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    2021年05月29日
  • 赤い死の舞踏会 付・覚書(マルジナリア)

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    短篇作品はもちろんどれも味わい深いですが、「覚書(マルジナリア)」が、ポーの随筆・文学論・人生論的断片が集められた感じで、芥川龍之介の「侏儒の言葉」に近いノリで楽しめました。

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    2021年05月25日
  • 父のこと

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    予想外に、(勝手にタイトルだけで借りた)政治の言葉出てきて、わー読めるかなと思ったけど、最後まで読んでよかった。泣いちゃった。なんだか。父のことだった。

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    2020年12月01日
  • わが人生処方

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    人生の黄昏の時期にならないと理解、共感できない類のエッセイかもしれない。文庫用のオリジナル編集、とのことだが誰が編集しているのかな?

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    2019年06月06日
  • ロビンソン漂流記

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    昔読んだ印象とだいぶ違った。
    無人島みたいなところに行ってみたくなったけど一人ぼっちで長期間行くのはやだなぁ

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    2018年08月15日
  • 舌鼓ところどころ/私の食物誌

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    全国各所の素材や料理のうまさを、それを食べた時の様子と併せて綴っている本。味を伝えるためにまどろっこしい表現をすることを忌避し、〈うまいものをたらふく食べて「食べた」と実感することが食べることの醍醐味だ〉というポリシーを最初から最後まで貫いていて潔い。

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    2018年02月18日
  • 舌鼓ところどころ/私の食物誌

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    嘗ての総理大臣の息子、グルマン吉田健一の名を広く知らしめた食べ歩きエッセイ「舌鼓ところどころ」と全国各地の旨いものを綴り全100編を数える「私の食物誌」の二大食味随筆を一冊にまとめた作品。

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    2017年09月20日
  • 汽車旅の酒

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    旅行といえば移動中や宿泊先で楽しむ酒のことが真っ先に頭に浮かんでしまうくせに、肝機能の数値におびえ深酒に後ろめたさを覚える呑兵衛たち。そんな我々を嘲笑うがごとく、酒を愛する著者の飲みっぷりがなんとも潔い。どれだけこの人は酒好きだったのだろう、果たして素面でいる時はあったのだろうか。

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    2016年08月06日
  • 汽車旅の酒

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    汽車旅を愛し、美酒と美食を求め、各地を彷徨う。そんなエッセイ。エッセイの斬れ味という点で、物足りない。

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    2015年10月24日
  • 吉田健一

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    難解・長い・読みづらい。。。
    評論の2作(文学の楽しみ、ヨーロッパの世紀末)は
    本当に読みづらい。
    その2作とも、その中で述べたいことの中核は、
    そんなに難しいことではなく非常に普通のことで
    それをそこまで難解にするか!!という感じが
    しました。
    そのほかの小説や随筆はまだ読みやすいと思います。
    難解・読みづらいというひとつは、そこにかかれてある
    西洋や日本の文学、詩歌などをまだまだ知らないことが
    多いからという面もあると思います。

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    2015年09月22日
  • ロビンソン漂流記

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    読まなくても良かった。「塩狩峠」で主人公が読んでいたので、読んでみた。楽しかったのだけど、読まなくても良かった。ところどころで泣いてはいたのだけど。

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    2015年02月03日
  • 東京の昔

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    これといったストーリーがあるわけでないが、数少ない登場人物の語らいを通して、ひとの幸せってなんだろうかということを考えさせられた。夢を抱いてその夢の実現のために生きている人、いま住んでいる町が好きだから商売も大きくせずにじっとそこで生活をする人、高等遊民でいられる人、彼らがつかの間の幸せな暮らしができた、そんなひと時もこの日本にはあったようである。

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    2013年06月08日
  • ロビンソン漂流記

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    ネタバレ

    小さい頃に読んだ時とは全く印象が違った。冒険物だと思っていたけど、むしろ主人公の内面の動きに主眼が置かれているように感じた。

    話の大半は主人公の無人島での生活で、その他の部分は若干おまけのように感じた。

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    2012年05月05日
  • ロビンソン漂流記

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    大学課題で。

    内容はそのまま、ロビンソン漂流記。
    教授はロビンソンを「馬鹿」と言った。
    ロビンソンは愚かだけれど、馬鹿ではないと私は思った。
    馬鹿ってなんだ?

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    2009年10月08日