生島遼一のレビュー一覧

  • 三銃士 下

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    解説も訳者が書いちゃう! ~ミレディーは銃士達が阻止しようとしたバッキンガム公暗殺という使命を果たして帰国し,復讐の一環としてコンスタンスを毒殺。地方に住むミレディーの最初の犠牲者である兄である経理もアトラスことラ・フェール伯に見出され,英国人ウィンテル卿も加わって,追い詰められたミレディーことシュルロット=バクストンは向こう岸で断首された。ダルタニャンは銃士隊副隊長の辞令をリシュリュー卿から授けられた。ポルトスは隊を去ってコクナール夫人と結婚し70万リーブルを手に入れる。アラミスはロレーヌを放浪後,ナンシーの僧院に入った。アトスはルションの土地を相続したと隊を去る。ロシュフォールはダルタニャ

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    2016年05月08日
  • 三銃士 下

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    ネタバレ

    この年になってようやく読む。それも岩波少年文庫版で…

    三銃士の活躍談なのかと思っていたら、三銃士自身は〝天然″で、田舎から出てきた若者が主人公だったとは。。。。

    先日テレビで、文学界の大誤解としてフランケンシュタインが挙げられていたけれど、それと同様のインパクトだった。

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    2015年12月07日
  • 三銃士 上

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    ネタバレ

    この年になってようやく読む。それも岩波少年文庫版で…

    三銃士の活躍談なのかと思っていたら、三銃士自身は〝天然″で、田舎から出てきた若者が主人公だったとは。。。。

    先日テレビで、文学界の大誤解としてフランケンシュタインが挙げられていたけれど、それと同様のインパクトだった。

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    2015年12月07日
  • ボヴァリー夫人

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    古典なので当然ですが、話の筋は実に古典的な不倫モノです。しかし精緻で目の前に情景を広げさせ、人物を浮かび上がらせる描写が光ります。恋する乙女のまま妻となり、結婚の理想と現実の落差と凡庸な夫に苛立ちを覚え、背徳に身を崩す作中のエマが実に人として最低で、実体のある生々しい存在感を放ちます。今では凡庸といえる筋書きでも文章で読者を離さない作者(翻訳者も含めて)のテクニックに驚くばかり。好きか嫌いかではなく、凄いと感じる作品でした。趣味で小説を書く人はもちろん、読むだけの人でも一度触れておいて損はないと思います。

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    2012年11月16日
  • ボヴァリー夫人

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    よく思うのですが、女性が妻となり、家庭を守るという行為は、外に出て荒波にもまれながら、家庭を同じく守る夫とは対照的な苦痛があると思うのです。
    さまざまな変化を社会という人ごみの中で体験する変化への苦痛と戦う夫と。
    何も変化が無く、単調な家事を繰り返し、黙殺されそうになっている妻。
    対極に居るから「だから男は」「だから女は」と、口論が絶えないんだと思います。
    まあ、根本はそういう所が男女の相いれない原因の一つなのでしょうが、最終的には人間的な性格の問題ですよね。

    大げさにそんな事を言っておいてなんですが、エマは私と違って、外界からの刺激を好む女性で、生活に圧迫されて年をとっていくのが耐えきれな

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    2012年01月14日
  • 三銃士 下

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    いやはや、子供時代に抄訳ものながらもこの「三銃士」や「モンテ・クリスト伯(岩窟王)」や作家は違うけれど「ああ、無情(レ・ミゼラブル)」を読み耽っていたのを懐かしく思い出します。  そんなワクワク・ドキドキの後遺症が未だに残っている KiKi は映画なんかでもコスチュームものが大好きだし、英雄伝とか騎士物語が大好物なんですよね~。  その根っこにある1冊は間違いなくこの「三銃士」なんですよね。

    そうであるだけに映画「仮面の男」で、アトス、ポロミス、アラミス、ダルタニャンに再会した時には役者が良かったというのもあるけれど狂喜乱舞しちゃったものでした。  思えばこの映画の元本(?)でもある「鉄仮面

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    2012年01月01日
  • 三銃士 上

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    いやはや、子供時代に抄訳ものながらもこの「三銃士」や「モンテ・クリスト伯(岩窟王)」や作家は違うけれど「ああ、無情(レ・ミゼラブル)」を読み耽っていたのを懐かしく思い出します。  そんなワクワク・ドキドキの後遺症が未だに残っている KiKi は映画なんかでもコスチュームものが大好きだし、英雄伝とか騎士物語が大好物なんですよね~。  その根っこにある1冊は間違いなくこの「三銃士」なんですよね。

    そうであるだけに映画「仮面の男」で、アトス、ポロミス、アラミス、ダルタニャンに再会した時には役者が良かったというのもあるけれど狂喜乱舞しちゃったものでした。  思えばこの映画の元本(?)でもある「鉄仮面

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    2012年01月01日
  • 三銃士 下

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    歴史の裏に女性ありですね。どこまでが虚構なのかな。錯覚してしまいそう。当時の生活・時代背景・衣装等が分かるので、それだけでも読む価値はありました。ダルタニャンその行動はちょっと。。。いくら魅惑的でもさぁ。まぁ、面白い展開になったけれど。ミレディーみたいなタイプとはお近づきにはなりたくないけれど、読んでいる分には楽しい。ミレディーは最後まで私のツボにはまる役どころでした。

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    2011年09月28日
  • 三銃士 上

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    『モンテ・クリスト伯』といい、『三銃士』といい、本当に、昔の、しかも、フランスの文学とは思えないほど、面白くて、アレクサンドル・デュマ氏にはこのような素晴らしい作品を多く遺して頂いたことを心から感謝したいと思います。
    ダルタニャン、アトス、ポルトス、アラミスそれぞれのキャラクターが大変に魅力的で、はらはらドキドキする展開といきいきとした彼らの描写に目が離せません。

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    2009年10月09日
  • ボヴァリー夫人

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    私ってなんであんな駄目な男と付き合ってしまったのかしら…
    そんな事を考えているそこの奥様!これを読めばエマを共感出来るはず!
    夢見がちなエマが一つの結婚の間違いから転落人生を追ってゆく
    妄想はいいけれどホドホドに。
    素敵なラブロマンスなんてないのさと乙女の夢をぶち壊す作品です
    原語は文章が綺麗で女の子ファンが多いです。
    きっと皆エマと同じ境遇に居たんだろうね

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    2009年10月04日
  • 三銃士 下

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    とにかくアトスがかっこよかった。そしてミレディーが恐ろしい(笑)
    一人は皆のために、皆は一人のために。四人一体の友情は素敵です。

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    2009年10月04日
  • 三銃士 上

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    大人になって再び読みました。やっぱいい。すごくいい。読んでるこっちまで仲間に加わった気分で気分が高揚する!

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    2009年10月04日
  • 三銃士 上

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    アニメ三銃士ではまってこの原作本を読みました。やっぱり三銃士はおもしろいですね、ダルタニアンと三銃士の活躍もいいですが、ローシュフォール伯爵とリシュリュー閣下もいい味を出していますね。 『三銃士』、実はアレクサンドル・デュマの弟子の作品だったのをデュマが「俺が書いたほうがおもしろい」って採り上げたって話はほんとうですかね〜。

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    2009年10月04日
  • 三銃士 上

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    ガスコーニュの田舎から出てきた勇敢で、しかし愚かではない青年剣士ダルタニャンと三者三様の個性ある三銃士との友情と冒険の物語。敵役のリシュリューの人物造型も素晴らしく、文豪デュマの力量に感服。同作者の「モンテクリスト伯」は小学生の時読んで分かんなかったけど、再読してみようかと思った。「三銃士」自体は「ダルタニャン物語(全11巻)」の最初の2巻らしいとのこと。いずれ全部読みたい。…次は息子(私生児)の作品を読むか…【古060910/061116】

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    2009年10月04日
  • ボヴァリー夫人

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    フロベールの他の本読まないといけないですよね。これしか読んだことないから…。感情教育とか、紋切型辞典とか…。

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    2009年10月04日
  • 三銃士 上

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    ネタバレ

    読む前の想像よりも話の筋が凝っていておもしろい
    題が三銃士なのに主役は三銃士でないダルタニャンなのが意外だったし、三銃士の安否も気になる終わりで早く続きを読みたくなる

    ちょっと時代がかった書き口も雰囲気が出てよかった

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    2024年01月09日
  • 三銃士 下

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    文庫本450ページ超×2冊。
    長いがやっと読み終えた。

    読み出すと面白くてたくさん読めるのだが、文字の細かさと登場人物の関係性(歴史的背景に無知なため不知)の複雑さで「むだなく、純粋」(解説より)な話であるのにかかわらず、再び手に取る勇気がなかなか出ないのであった。歳のせいだろう。

    終盤の、ミレディーの逃亡と悪行、追跡、処刑が圧巻。

    ダルタニアンは実在の人物だと解説にあった。そうなんだ。

    面白いのでもう一回読もう…と死ぬまでになるであろうか。

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    2022年06月19日
  • 三銃士 上

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    元祖キャラクター小説!今や登場人物達が魅力的なのは当然のことだが、150年前の小説でこんなにも個性豊かなキャラクターで溢れているのはデュマならではといったところか。現代のマンガやラノベを呼んでいるかの如く、活き活きとした情景が浮かび、ページをめくる手が止まらなかった。下巻も楽しみ。

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    2018年09月26日
  • ボヴァリー夫人

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    ネタバレ

     ボヴァリー医師の妻、美しいエマが、姦通を重ね、虚栄に溺れ、借財に追われ身を滅ぼす話。目の前の誘惑に負ける、強欲で愚かなエマ。遺された者のことを考えない、身勝手で卑怯なエマ。でも、およそ500ページにも及ぶ彼女の半生を辿ると、同情してしまう自分もいる。
     エマは根から倫理に反した人間ではなかった。ただの夢見がちな少女だった。親や周囲に決められた結婚だったが、夢を見るだけに止まっていた。参事官の演説中、ロドルフがエマを口説く場面では、その行間にエマ(天使)とエマ(悪魔)の会話が隠れているみたい。彼女の葛藤が見事に現れていた。そして、彼女の人生の転落へ扉が開かれる印象的なシーンだった。一度身を持ち

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    2017年06月15日
  • 三銃士 上

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    チャーンス! ~ガスコーニュから出てきた貧乏貴族の倅・ダルタニャンはルイ13世の下の銃士隊に入って出世の糸口を掴もうとするが,アトス・アラミス・ポルトスと知り合う。リシュリューは王と王妃を離反させようと謀り,銃士隊はそれに敵対している。王妃がバッキンガム公に与えたダイヤ付きの飾緒を取り戻そうとロンドンに走る~最近ではマスケティアーズ・ちょっと前は三谷幸喜の人形劇・古くはTBSのラジオドラマ

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    2016年05月08日