高橋和久のレビュー一覧

  • 一九八四年[新訳版]

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    前から読んでみたいという思いはあったものの
    なかなか手が伸びなかったが
    今回やっと手に取ってみた

    難しく感じる感情はあったものの
    一人の男性の半生を読んだと思うと色々感じさせられた

    どこに行っても何をしていても
    見られていてそれが当たり前で
    そのことを何とも思わないことが当たり前で
    過去はその都度変更していって
    それに対しても何も感じないことが当たり前で
    普通に暮らしていきたかったらすべてのことを受け入れることが当たり前で…

    最近
    発売された本で最近読んだ本を思い出した…

    この物語が書かれたのはだいぶ前だけど
    最近読んだ本は最近書かれたもの

    なんだか怖くなる…

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    2025年11月03日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ

    ディストピア系のSF小説。
    物語の設定はすごく面白い。過去を改変する真理省で働く主人公、行動や言論の統制など面白い要素が多い。
    ストーリーはあまり盛り上がり所がなくてやや退屈に感じた。ただその退屈さがこの話の世界観をよく表していている。
    あとは新しい用語が出てきた時にあまり説明されないまま物語が進んでいくから少し分かりにくい。
    面白いとは思うけど個人的には合わなかった。ラストはかなり良かった。

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    2025年09月20日
  • 一九八四年[新訳版]

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    作者の念密さ、用意周到さ、徹底的な設定が、読んだ人が未来こうなる可能性があるんだ、警鐘をならしているんだと思わせている。どっちかというと徹底的なディストピアの再現という感じがした。

    ただストーリー中に出てきた本の内容のターンが本当に難しく、文字は理解できるし読めるんだけど内容を深く理解しきれなかった気がする。

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    2025年09月13日
  • 一九八四年[新訳版]

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    外国のSF小説で評判が良さそうだったため読んでみた。
    真実とは何かを考えさせられるような内容だった。

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    2025年09月01日
  • 一九八四年[新訳版]

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    ネタバレ

    ちょっと読みにくい!
    前半は眠くてなんとか読んでた!
    後半はやばい!これからどうなるのー?
    って感じ
    とりあえず名作らしいので読んでみた
    前に読んだからあんまり細かいところは覚えてないけど、結局主人公は本当に洗脳されたままだったのかな
    すごい苦しい世界だったのは覚えてる
    また読む機会があったら読もうと思う

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    2025年08月21日
  • 一九八四年[新訳版]

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    二重思考とかの定義はなるほどと思って面白かった。自分の読解力のせいもあるけど、全体としてふーんって感じだった。ウィンストンが本を読むところは目が飛ばしてた気がする。

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    2025年08月20日
  • 一九八四年[新訳版]

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    私の読解力の無さといったら終わりだけども
    なかなか周りくどい文章が多く感じられた。
    特に、ウィンストンが本を読み始めた箇所が苦痛だった

    電気羊よりかは読みやすく、理解しやすい
    内容は現代社会と当てはめられる部分が多いことや、世界観の作り込みが素晴らしいなと
    あと人間の汚い部分の心理をついてて
    なかなかよかった。

    歴史は人間の記憶の中にあり
    改ざんする事によって歴史も都合よく変わるって場面は戦慄。
    どこかの大陸国家を連想したよね

    難しいっちゃ難しい。

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    2025年08月12日
  • シークレット・エージェント

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     アナキストを自称する主人公のヴァ―ロックは、しっかりシークレット・エージェントの職務を遂行していると自負していたが、新しい上司のヴラディミル参事官から叱責を受け、グリニッジ天文台のダイナマイト爆破事件を起こすよう命じられてしまう。爆弾を仲間から入手したヴァ―ロックだったが、予期せぬ出来事が起こってしまう。それはグリニッジ・パークで一人の男が爆死したことに関連することだった。

     本書に登場するアナキストたちは声高に議論を重ねる口舌の徒であるし、法と秩序を守るべき警察官たちも必ずしも正義を体現する存在ではない。
     ところで本書で最も面白く感じたのは、爆死した人間が誰なのかの真相を知った妻に対し

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    2024年12月22日
  • シークレット・エージェント

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    読みにくじゅうはち

    読みにくいのがコンラッドじゃハゲぇ!
    言われたらさいですかとしか言いようがないんだがね
    コンラッドはポーランド出身で英語は船員時代に習ったので読みにくかったらしいのだが、そんなところを忠実に訳さなくても…っていうね

    そしてもうね
    登場人物ひとりひとりを掘り下げ過ぎっす
    いやもう掘るわ掘るわ
    二言くらいしか喋らんやつとかもめっちゃ掘るからぜんぜん進まん
    結局誰が主人公やねん!っていうね

    しっかーし!なんか凄いの読んだって気にはなった

    あとこの作品はテロ小説の先駆けみたいな評価で近年見直されてるみたいなんだが
    うーん、なんかそれは違うでしょって思いました
    どう考えても主

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    2024年12月02日
  • 哀れなるものたち

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    「天才外科医が女性の死体から造り上げた人造人間」と結婚した医師の回顧録に、その人造人間が「私は人造人間ではなく本当の人間だ」と主張する手紙を付録にして編纂した書物…という体裁の書。
    どちらの言い分が正しいかは読者の判断による。
    映画化されたようだが、映画ではどちらの解釈なのか気になるところ。

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    2024年06月07日
  • 哀れなるものたち

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    映画も衝撃的だったけど、小説も違った意味で衝撃的!映画よりベラの成長がひしひし感じられた。そして一体どちらが真実なのー⁈*感謝する必要のない人がそばにいるってなんて素敵なことかしら。

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    2024年06月02日
  • 哀れなるものたち

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    映画観てから読んだ。ベラがマッキャンドレスの記述をほぼほぼ否定していて、だいぶ印象が変わった。役者あとがきまで含めてみても、結局何が真実かは藪の中である。複雑で凝った1冊だった。

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    2024年05月17日
  • 哀れなるものたち

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    監督:ヨルゴス・ランティモス、主演:エマ・ストーンで映画化され、日本劇場公開が迫った話題作(2024.1.21現在)。映画は、発表されてから注目していたが、原作があることは最近になって知り、せっかくなので先に原作にあたってみることに。

    19世紀末、スコットランドのグラスゴー。医師/科学者であるゴドウィン・バクスターは、溺死した妊婦の胎児の脳をその妊婦本人に移植して蘇らせることに成功、ベラと名付けて養育した。大人の身体に無垢な精神を宿したベラは、その不思議な魅力で出会った男性たちを虜にしていき、彼女自身、様々な知識や経験を取り込み成長していく―――。

    ・・・といった内容が記載された一冊の書物

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    2024年01月22日
  • 哀れなるものたち

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    本の構成や語り口が凝りに凝ってる。
    手記、註釈文、挿絵、資料、それらの膨大な情報からやがて本書の全容が見えてくるが、結局のところは何が正しいのか確かな事は分からず、結局なんだったんだ?という感想にしかならなかった。
    当時のその国の時代背景についてあまり詳しくないので、社会問題や風刺についての理解が追いつかず、作者の言わんとしてる事を完全に理解するのは難しかったというのが正直な所だった。
    映画の公開前に予習として読んだが、これをどう実写化されたのかはとても興味深い所である。

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    2024年01月18日
  • シークレット・エージェント

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    どうも「蝿の王」と「闇の奥」と勘違いしていて、その程度の認識しか持ち合わせない私の知識。タイトルイメージ「なんか格好いい。トムクルーズもしくはウィルスミス出てきそう」
    しょうーじき、光文社のこのシリーズ、面白いとも読みやすいとも思ったことが多分なく、岩波は時々難しい表現が所々ある時もあるが、こちらのずーっとなんかNHKでやってるオペラみたいな雰囲気が濃すぎて、なーんか読んだ気がしない。無理にメロドラマっぽくしなくともー。

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    2023年09月27日
  • シークレット・エージェント

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    ロンドンのブレット・ストリートで雑貨商を営み、
    若い妻ウィニーを娶り、彼女の母と弟を同居させ、
    穏やかに暮らすアドルフ・ヴァーロックの正体は
    某国のスパイ、コードネームΔ(デルタ)だった。
    雇用主から
    長い間まともに本来の仕事に精を出していないと
    叱責された彼は、新たな任務を負ったが……。

    19世紀のアナーキー・イン・ザ・UK
    ……と言いたいところだったけれども(苦笑)。
    序盤はヴァーロックの日常と、
    そこから著しくかけ離れて見える本業との対比や、
    上司との皮肉の応酬が黒い笑いを誘い、
    アイロニーとブラックユーモアで
    ストーリーを引っ張っていくのかと思ったが――
    実は、背景となる当時の
    霧と

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    2020年03月24日
  • 二十一の短篇 新訳版

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    題名の通り、21篇の短篇が収められています。
    その多くが短めで、「この短篇はハズレだな」と思っても、すぐに次の短篇に移れるのがよかったです。良くも悪くも、質より量が売りかもしれません。

    冒頭と巻末の短篇は、さすがと思わす内容と構成でした。
    しかし個人的にベストは、少年の憧憬と幻滅を活写した「地下室」。

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    2018年10月19日
  • 二十一の短篇 新訳版

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    短くて10ページ、長くて60ページほどの短篇が詰まった一冊。
    個人的には「ばかしあい」と「パーティの終わり」が好きかな。前者は喜劇で後者は悲劇。

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    2013年07月23日
  • 二十一の短篇 新訳版

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    「廃物破壊者たち」が読みたくて購入。とても、面白い短編だった。他の作品も良かったけど、「廃物破壊者たち」が最も好きなタイプの小説だった。
    主人公の少年が徹底して老人の家を破壊する姿勢に色々と感じるものがあり、様々な解釈のできる物語だと思った。
    他の作品では「ブルーフィルム」「田舎へのドライブ」辺りが面白かったです。

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    2013年02月23日