【感想・ネタバレ】二十一の短篇 新訳版のレビュー

あらすじ

廃屋に住むじいさんを狙う少年ギャングのおかしくも残酷な企みを描く「廃物破壊者たち」。バーで拾った女と自分の故郷へ旅行にでかけた男の姿が切ない「無垢なるもの」など21の短篇を収録。若島正、田口俊樹、鴻巣友季子、越前敏弥ら当代一流の翻訳者たちが参加した電子書籍版

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Posted by ブクログ

第一次世界大戦、世界恐慌、第二次世界大戦。
そんな時代を生きた市井の人々(子供も若者も老人も)の悲劇、あるいは喜劇が21編。

『廃物破壊者たち』『ばかしあい』『田舎へドライブ』あたりがお気に入りです。

各編の冒頭には担当した訳者のコメントが付いており、作品の導入になっているばかりでなく、読み終えた後にも余韻を与えます。

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2010年09月20日

Posted by ブクログ

題名の通り、21篇の短篇が収められています。
その多くが短めで、「この短篇はハズレだな」と思っても、すぐに次の短篇に移れるのがよかったです。良くも悪くも、質より量が売りかもしれません。

冒頭と巻末の短篇は、さすがと思わす内容と構成でした。
しかし個人的にベストは、少年の憧憬と幻滅を活写した「地下室」。

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2018年10月19日

Posted by ブクログ

短くて10ページ、長くて60ページほどの短篇が詰まった一冊。
個人的には「ばかしあい」と「パーティの終わり」が好きかな。前者は喜劇で後者は悲劇。

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2013年07月23日

Posted by ブクログ

「廃物破壊者たち」が読みたくて購入。とても、面白い短編だった。他の作品も良かったけど、「廃物破壊者たち」が最も好きなタイプの小説だった。
主人公の少年が徹底して老人の家を破壊する姿勢に色々と感じるものがあり、様々な解釈のできる物語だと思った。
他の作品では「ブルーフィルム」「田舎へのドライブ」辺りが面白かったです。

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2013年02月23日

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