堀井拓馬のレビュー一覧

  • なまづま

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    うぇぇ、気持ち悪いの読んでしまったな・・・
    というのが読後の感想です(笑)

    まず最初、文体が独特でねちっこくて、なんかスラスラとは読めない、引っかかる感じがして慣れるまで少し読み辛かったです。
    でもすぐに慣れてきて、ストーリーにも引き込まれ、後半はグイグイ読めました。

    が、とにかく気持ち悪い・・・
    激臭を放つ粘液に覆われた醜悪な生物”ヌメリヒトモドキ”。
    奴が動くとその粘液がそこらじゅうに付きまくるんですよ・・・
    それをせっせと掃除しないといけないとこなんかは結構シュール
    なんですが。

    ってか私が想像力逞しすぎるのか、読んでると段々本当に気分が
    悪くなってくる(笑)
    終始ヌメヌメと悪臭漂

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    2012年09月11日
  • なまづま

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    第18回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。
    生臭く粘液に覆われたヌメリヒトモドキという生物が闊歩する世界。
    人間に直接害を及ぼすわけではないが、どんなことをしても死なず、人間の記憶や感情を習得して進化してゆくというこの不気味な生物が普通に町を歩いているというだけでホラーだと思う。
    しかし作中世界ではそれが当たり前と化しているようで、たたいて追い払うくらいの危機感である。主人公はヌメリヒトモドキの研究者で、亡くなった妻を蘇らせるために密かに1匹捕獲して自宅で飼育し始めるのだが…という話。
    主人公の偏執的な一人語りとヌメリヒトモドキのヌメヌメ感が一体となって、何とも言えない生理的嫌悪感を作り出す。怖

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    2012年07月22日
  • なまづま

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    しっとりぐちょぐちょなお話。
    その感触や、においを想像するだけでもう大変な感じ。
    最後はなるほど、そういうことか!っていう感じだけど、後味はあましよくないかも。

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    2012年05月05日
  • なまづま

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    ネタバレ

    ヌメリヒトモドキや女王の設定が個人的にすごく好きで、こういうグロテスクな話にありがちな王道になってなくて、ひたすら主人公の内面を描いてるとこもいい。
    が、少し単調。
    分かりやすい山場かもしくは、人間からヌメリヒトモドキになるっていう素晴らしい設定があるんだからもっと主人公の内面えぐって読み手の心えぐるくらいの独特な何かがあったら、と思ってしまってとても惜しい。

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    2012年01月23日
  • なまづま

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    気持ち悪いは悪いが、
    意外にサラリと読めたのは、
    主人公に何処か俗人離れした部分があるせいか?
    妻と知り合う前から、よくわからん人だったのだ。

    冗長とされる文書も独自のワールドで、淡々としている。
    もう少し平凡な主人公がマトモに苦悩する様の方が面白いかも。

    漸く読者に火を付けたのは、カンナミ研究員を殺したころからだ。
    ここからはスリル満点だ。

    主人公が人間性を喪失していく様も強烈だ。

    但し、選評にも有るとおり、男女の情愛の描写が物足りない。

    カンナミともヌメリヒトモドキとの交わりもエロティックにかつ粘っこく描ければ、より面白かったかも。

    元妻への一途な愛情が憎悪に変わる様が今ひとつ

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    2012年01月23日
  • なまづま

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    ネタバレ

    ヌメリヒトモドキという怪物を使って妻を甦らせようとする男の話

    死んだ人にしてみると死ぬ前の意識を持ったままヌメリヒトモドキとして
    生き返るという設定が面白かったです。
    主人公視点で書かれるのですが同じ文章を二度繰り返したりと独特でちょっと読みにくかったです。
    途中間延びした感じがありましたが最終的に嫁を甦らせるところで
    話が終わらず二転三転あったため最後は楽しめました。

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    2012年01月04日
  • なまづま

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    ホラーというより、やっぱりファンタジーかなーと思うんですが。終始なにしろぬるぬるしている。話の内容もだけれど、文章も、何かぬるぬると悪臭を放っていそうな感じがする。ヌメリヒトモドキという生き物(劇臭、ぬるぬる、死なない)を監禁して、飼育し、死んでしまった愛妻にもう一度会おうとする話。しかし、妻としては、ここまで愛されてうれしいと思うべきなのか、てか、こんな生き物で代用するなとキレるべきなのか。主人公が、狂っていく様をとても丁寧に書いてあるのが秀逸。

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    2011年12月04日
  • ゆびさき怪談 一四〇字の怖い話

    購入済み

    想像力や文章の合う合わない

    が一致しないとゾッとするには難しい。
    怖いよりもどういう意味?ってなってしまうと考えるのに時間使って、この文章を読み解くのにこんな時間を…?その時間を使ったことにはゾッとしそうだけど…
    良いところはタイトル通り指先、短いから隙間時間に読めるところ。
    個人的に解説載ってた方が楽しめたのかな〜とは思った。

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    2023年06月23日