蝉川夏哉のレビュー一覧
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異世界居酒屋「のぶ」の姉妹作品。
東京に店を構える、居酒屋「げん」の店主である葦村草平は、
売上低迷と慢性的な腰痛のため、店じまいを考えていた。
そこへ娘である、ひなたが連れてきた、榊原正太郎に売ることを
提案するも、店じまいは撤回して続けると言う。
その理由は・・・異世界である東王国の王都ラ・パリシィアと入り口が
繋がり、異世界の客が来るようになったからであった。
繋がった先が、くしくも、異世界居酒屋「のぶ」の舞台となる、
帝国の古都アイテーリアとは、敵対している国であることは、
のぶの読者であればわかることだと思いますが、
作品の中では、そういうことは全く描かれておらず、
げんの経営側と -
Posted by ブクログ
徴税請負人を見張る勅任監察官が代替わりして。
その堅物な新任と徴税請負人組合の橋渡しと言う役で、ゲーアノートさんが苦慮する話。
決め手は牛すじの煮込み。
徴税請負人の組合員は副業でやってる人も多いので、何だか物騒な二つ名が付いてる人もいて、その種明かしにクスリとなった。
アイテーリアの高級名店である四翼の獅子亭で、諸々の商人を招いてかなり大きな晩餐会が催される予定らしく。
その対応に店のグランシェフで父親の大リュービクと息子の小リュービクがやきもきする話。
鍵となるのは、たまご豆腐、海鮮丼、鶏大根と茄子の揚げびたしなど。
晩餐会はまだ先のことなので、この話題はまだ続きそう。
食に楽 -
Posted by ブクログ
冬が近づく古都アイテーリア。新たな運河を海まで通す計画が進む中、侯爵家の当主となったアルヌも古都のため邁進している。
そんなアルヌの婚約者は、北方の国にいる<銀の虹>の髪を持つ乙女なのだという。その地方では、古くから「掠奪婚」の風習が残っている。アルヌのこの結婚は、いったいどうなるのか……。
異世界に繋がってしまった居酒屋を舞台とした小説、『異世界居酒屋「のぶ」』の6冊目です。
かつての常連客がいつの間にか従業員になっていたり、転職していたり結婚していたり。居酒屋「のぶ」という場所やそこで出会った人たちを通じ、緩やかに関係が変わっていき、誰もが成長し、いい方向へ進んで行く。
おいしそうな -
ネタバレ 購入済み
積み上げて作るリアル感
このシリーズは一度だけ登場して終わりという人がほとんどいなくて、後でまた登場してその後の動向が知れたり、逆にそういう人たちの話の中で名前だけ出てきていた人が後々本当に登場したりします。そういう構成が異世界都市アルテーリアをリアルに感じさせ、安定したおもしろさを構築しているのだと思います。
表紙のイラストからわかるように、なじみのキャラクターとしてはアルヌとイーサクが馬鈴薯の価値を上げるために馬鈴薯料理を考える話があります。
新規のキャラクターとしてはシモンとパトリツィア。以前からチラチラ名前が出ていた<四翼の獅子>亭で働く二人が出てきました。
まだ次の17巻は読んでいないのですが、試し読み -
Posted by ブクログ
アニメもドラマも見ちゃうくらい
毎回新刊が出るのが楽しみな
凄く好きなマンガ❤️
だけど、毎巻毎巻読んでて…
どーして古都の住人は
上から目線で
モノを考える(言える)んだろう。。。
と感じて仕方ない。(笑)
初めて行く居酒屋で、
どーして
初めから店主の事を馬鹿にしてるんだろう?
どーして出てくる料理を疑うんだろう…?
常連がたくさんいるお店なんだから、
ここはどんな美味しいものを出してくれるんだろう❤️
って気持ちで足を運ぶものじゃないの?
って毎回ご新規様には感じます。
(自分も常連客の一人のつもり(笑))
美味しいものをいい気分で食べれる
幸せがいっぱい詰まっている一冊❤️