あおみずさんのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
積み上げて作るリアル感
このシリーズは一度だけ登場して終わりという人がほとんどいなくて、後でまた登場してその後の動向が知れたり、逆にそういう人たちの話の中で名前だけ出てきていた人が後々本当に登場したりします。そういう構成が異世界都市アルテーリアをリアルに感じさせ、安定したおもしろさを構築しているのだと思います。
表紙のイラストからわかるように、なじみのキャラクターとしてはアルヌとイーサクが馬鈴薯の価値を上げるために馬鈴薯料理を考える話があります。
新規のキャラクターとしてはシモンとパトリツィア。以前からチラチラ名前が出ていた<四翼の獅子>亭で働く二人が出てきました。
まだ次の17巻は読んでいないのですが、試し読み -
購入済み
シリーズを通しての感想です
タイトルのまま、火葬場で働く主人公の日々を描いたものです。
主人公以外の主な登場人物は、同じ職場の同僚や先輩たち、火葬場にやって来る葬儀社の人たち、そしてご遺族とご遺体です。
火葬場が舞台ということでオカルトやホラー的な雰囲気を期待する人もいるかもしれませんが、そういう話もないではないけど1、2割程度。あくまで生きている人たちと生きていた人たちの話です。
リアルな絵柄だったらかなりきつそうな場面もありますが、適度にゆるい絵柄なので起こっていることのインパクトに流されすぎず、ストーリーに集中することができます。
各話ごとについているコラム(?)もいろいろ興味深いことが書かれていています。
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