ダヴィド ラーゲルクランツのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ著者が亡くなってしまったことにより、未完で終わるのではとおもっていた、ミレニアムシリーズ。新しい著者によっていつの間に3冊書かれ、1から始まる復讐劇も無事完結した。
個人的には、原作者のラーソンより、ラーゲルクランツの方が、話が読みやすく好き。ラーソンの北欧の闇を描いた濃い内容に対し、ラーゲルクランツのほうが世界的な関心事になっていて理解しやすい内容だったからだと思われる。
さて、今作のテーマは、冷戦後の二重スパイ勧誘の話。過去のエベレスト事故の裏には二重スパイ勧誘の失敗があったって話で、リスベットの復讐劇失敗から始まり、ミカエルに頼ろうとした浮浪者の死と言った繋がらない。だか、これら内容が繋 -
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Posted by ブクログ
ネタはすごいし、展開もいいし、時事ネタもすごいし、
ディテールも非常に性格でほんとにすごくいい感じなんだけど
今ひとつなんか盛り上がりというか、エンターテイメントというか
読み物としての楽しさがもうひと越えたりなんだよねぇ〜
なんとなくやっぱりジャーナリストだからなのかもしれないけど、
イマイチほんとにミカエルのルポをちょっと違う視点で読んでる感じ
ラーソンはもう少しなんというか情熱があるんだよね・・・
キャラやこの世界に!!
ちょっと続投1作目がそこそこいい感じで続投できていたから
期待値が高すぎたかもしれないけど、ホントあともう少し濃いめの味がほしい
とおもった2作目でした。
リスベット物 -
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Posted by ブクログ
5年ぶり?に続きを読む。
オリジナルの作者が亡くなったので、別作者が続きを書いたらしいが、あまり違和感がなくてすごい。
訳者の実力もあるのだと思う。
キャラが変わっていなくて、話もわりと面白い。
前巻までの謎をいくつかちゃんと明かしてくれて、ホッとした。
モニカはどこに行ったんだ?とは思ったけど。
いくつかの女性有能キャラがほぼ同一人物に見えて困った。
いまの自分に近いジャンルの話なので興味深く読んだが、ハンナに近い育児をやっている自分にとっては、そんな綺麗事じゃないぞ、と思えなくもなかった。
まあいいんだけどね。フィクションだから。
今回もリスベット△で良かった。 -
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Posted by ブクログ
一部から三部は、部ごとに
別ジャンルの話の様に色合いが違うカタチで完結しながらも、各部が繋がる構成が面白くてドハマりしてしまった。
四部、そしてこの五部は
事件の原因があって、その原因に
微妙にリスベットが絡んでいて
ミカエルと別々に行動しながら事件(主に国家の暗部っぽい)を追う。そして間に事件に関わる人物の場面が入る。
ギターを弾く男が出てきてから、だんだんエンジンがかかってきた…
過去と現在の緊迫した場面を交互に展開してくのもスピーディーでよかった。
んだけども、シリーズ物の悪いところか、改善を意識してなのか結構端折られてるように感じる部分も多い(リンカーン:ライムシリーズみたいに、毎 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ刑務所を出たリスベット。
自身の過去の秘密を暴くために、ミカエルと共に調べを進める。
徐々にその実態が見えてくる中、リスベットの身に危険が迫る。
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思っていたよりほっとする終わり方だった。
面白かった。
ただ、5部を読んで、ミカエルとリスベットがあまり目立たなかったような気がした。
二人の個性が抑えめだったというか。
面白かったけれど、リスベットの強烈さが好きな読者としては寂しかったな。
エリカもあんな性格だったっけ…また、読み返してみよう。
過去の秘密が暴かれたものの、カミラとの確執は進展なし?
妹はいつ出てくるんだろう??とヒヤヒヤしていたけれど、今回は出ないのね。
と -
Posted by ブクログ
ネタバレ刑務所に収容されているリスベット。
ある日、後見人であったホルゲルが面会に来る。
その際に小さな気づきを得、調べものを始めるリスベット。
そんな中、収容所内で実権を握る囚人、ベニートとの対決が近づいていた。
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そっか、リスベットは懲役中だったか。
前作を思い出しつつ、読み進める。
4部から執筆される方は変わったとはいえ、リスベットは世間一般的な定義とはずれるかもしれないけれど、正義感が強いところはあったな。
弱き者を助ける、というよりは弱き者をいたぶる奴が許せないからぶちのめす、な流れな気はするものの。
リスベットの過去の秘密に関わる人々も動き出し、刑務所の中でも外でもリスベ -