山川健一のレビュー一覧

  • リアルファンタジア 2012年以降の世界

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    正直なところ「あちら側」に行ってしまった人とという
    感じもありますが、「サザンクロス物語」を 含め初期の
    山川健一が大好きだったので、ずっと 追っかけていました。
    ヘミシンクという、「まあ、ちょっと如何なものか」という
    話がベースにあるものの、ここ10年くらいの物理学・
    量子力学・宇宙論をそれなりに網羅して いて、昔の
    文芸批評の世界が追及していたことを わかりやすく
    説明してくれています。ポスト構造主義以降のモノの
    考え方の要諦も何となく入って いるので、最小限の
    労力で様々な知識を得ることができる本でもあります。
    この本と「サザンクロス物語」は読んでおいても損は
    ないというか、読んでみ

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    2012年02月11日
  • 太宰治の女たち

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    まず、読み始めてようとした瞬間にお風呂に水没。ちょっと泣いた。ペリペリはがしながらよみました。
    太宰は、自分のこと好きすぎて、一人で死ねなかったんだろうなぁ。

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    2011年12月19日
  • ヒーリング・ハイ オーラ体験と精神世界

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    小説家兼ミュージシャンである作者が
    突然オーラが見えるようになった経緯から、
    オーラとか精神とか宇宙とかって?と書いてるんですが、
    正直言って初オーラ体験にはビビりました。
    ロックシンガーであるこんなやんちゃな人が
    『そういうの、特殊なもんじゃないんだぜー』
    と叫んでくれることは、とても心強く、大事なことだと思います。

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    2011年11月06日
  • 「書ける人」になるブログ文章教室

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    恥ずかしいタイトルだが、中身はしっかりしている。
    基本的に抽象的な文章論本は好きなのである。
    満足度7

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    2011年09月21日
  • チョコレートの休暇

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    どこか狂った川の畔で/半斤のパン/チョコレートの休暇/彼の青いシャツ/ロニー・キャットの船/ジェニファーと彼女のボーイフレンド

    の6編からなる短編集。

    チョコレートの休暇という題名に引かれて山川健一さんの作品を初めて読む。
    作品ごとに特徴があり面白く読むことができた。彼の青いシャツではバイクがキーワードとしてでてくるが、バイクについて書いている作者の本をあまり読んだことがないので新鮮だった。時代なのかもしれないけど。

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    2011年08月31日
  • 新選組、敗れざる武士達

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     小説ではないのだが、かえって彼らの存在を生々しく感じるボリュームのある一冊。新選組ファンなら手元に置きたくなる出来栄え。

     新選組に関して書かれた多くのフィクションの史実と異なる点や、作者が推測する歴史からこぼれたエピソード。それらが積み上がって完成されたと思われる。きっと作者も新選組が好きなんだろうな。

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    2017年08月16日
  • 安息の地

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    ネタバレ

    優秀な高校に入学しながら挫折した人、親が優秀で親をどうしても超えられない人には同じことが起こる可能性もあるでしょうか。
    ノンフィクション。
    わりと表現は抑えられているので、エグくなく、まだ読める。


    以下、ネタバレ

    まず、子供に親と一緒の名前を付けちゃ、いかん!
    優秀な高校に入学したのに、挫折を味わって中退。その後、大学検定に受かって、私立大学に入学もまたも中退。
    親からの無言の重圧に耐え切れなくなって、おかしくなっちゃったんだよ。
    そんな息子だけど、教師の親が殺すなんて・・・ムゴかわいそう。

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    2011年01月06日
  • ここがロドスだ、ここで跳べ!

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    ビートルズやストーンズ、忌野清志郎らの曲のフレーズが各所に登場する、60年代に生まれた自分にはとてもひかれる懐かしさを感じた。
    学生時代に愛と命をかけた決断をてできなかった主人公が、そのときに決断をして今の自分と全然違うパラレルワールドの自分に入れ替わってしまうというお話。タイトルのここがロドスだ、ここで飛べ!」はイソップ寓話の「ほらふき男」のセリフをモチーフしており、人生のここ一番のときに実行する「決断をした」つまり「ロドスで飛んだんだ」っていうこと。
    僕的には、最後の結末が本文とは逆のほうに帰着するほうがおもしろかったかなという気がする。

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    2010年08月01日
  • リアルファンタジア 2012年以降の世界

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    ユング、デイヴィッド・ボーム、集合的無意識、シュレディンガーの猫、誰も見ていないとき月は存在しない、バタフライ効果、ホログラフィック・ユニバース、一粒の砂に宇宙のすべてが詰まっている・・・

    こういったことに興味があれば読んでみるとおもしろいと思われる本。

    さらに、最新の宇宙理論になればなるほど古代の宇宙論に似通ってくるというのもおもしろい話です。

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    2009年10月04日
  • 「書ける人」になるブログ文章教室

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    ネタバレ

    ブログを書くためのテクニックに限定されず、
    文章を「書く」ということについて語っている。

    「書く」ということがいかに奥深く、そしてそれを公の場に持っていくことが、著者が言うように「怖い」ことでもあり
    だからこそとてつもなくすんばらしい体験にもなる。 なるほど です。

    新たな言葉を作り出す人はいない。 すべての人が既存の単語を使って表現をする。 ただしその表現の仕方には無限の可能性がある。 言葉って面白い。

    著者の歴史への造詣の深さにも圧倒されました。 

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    2013年10月28日
  • ブルースマンの恋

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    大好きな山川健一の、これまた大好きなBluesを題材にした、大好きな本です。
    長い移動の際は必ず鞄に入れて持ち歩く、いわば精神安定剤のような存在です。
    音楽好きの方にオススメしたい一冊です。

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    2009年10月04日
  • 死ぬな、生きろ。 アイデンティティ・クライシス

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    あれほどアレルギーのあった宗教というものに、関心を持たせてくれたキッカケを作ってくれたのは、ひょっとしたら山川健一さんのこの本だったかもしれません。日本にいながら、仏教というものをよく知りもせず、食わず嫌いの私に、色眼鏡で見る必要はないと扉を開いてくれたように思います。この時点では、まちづくりと仏教がつながる、正しくは、仏教の考え方がまちづくりの役に立つなどとは、全く考えていませんでしたが、全く新しい角度から、知見を得る入り口に導いてくれたとすれば、私にとっては非常に意義のある作品ではなかったかと、ふと思い出しました。

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    2009年10月04日
  • 「書ける人」になるブログ文章教室

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    blogというよりも一般的なエッセイや日記の文章術の解説として読めました。blogの書籍化の裏側なども面白かったですね。

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    2009年10月04日
  • 安息の地

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    自分には才能がある。その自信のウラにあるコンプレックス。そんな主人公の葛藤と、両親の苦悩、そのバランスが崩れたトキ、惨劇はおこる。ウマく言えへんけど、大人になるコトのむずかしさを感じた一冊。

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    2009年10月04日
  • ロックンロール・ゲームス

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    おそらく日本では初のローリングストーンズのギタリストであるキース・リチャーズへのソロインタビューを収録
    これだけで読む価値は十分にあります

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    2009年10月04日
  • 小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイデアが広がる

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    AIとどう付き合っていくかはどの分野も共通の課題点だと思いますが、この本ではプロ作家が生成AIを活用する方法を解説しています。アイデアの広げ方やAIへのプロンプトの仕方など、参考になることが色々とありました!

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    2025年09月27日
  • 小説を書く人のAI活用術 AIとの対話で物語のアイデアが広がる

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    知人が「生成AIがこう言っていた」「生成AIがああ言っていた」と生成AIに創作や私生活について色々聞いていたので、「生成AIで創作とは?」と思い読んでみた本です。私生活については実際にやってみたので、創作における生成AIの本を読みたくて。

    まず、小説を書く人の頭のなかってこうなっているんだ。と思ったことが一つ。そこから始まって、不と思ったのがこの作業って、雑誌なりの編集さんとする作業なのでは?と思ったのです。作家がアイディアを出して、それをどうしたらもっとよくなるかの手直しをしていく。そのために生成AIを上手く使っているように読めました。
    ただ、使い方が難しそうだなとも思いました。生成AIと

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    2025年06月29日
  • パーク・アベニューの孤独

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    ネタバレ

    主人公がニューヨークで セックス、ドラッグ、音楽などを通して 自分の存在意義、本の言葉を拝借するなら 自分のEXIT を見つける物語。全体的に村上春樹的な文章や雰囲気で構成されていて面白かった。ドラッグからなかなか足を洗えず、クソだと思ってたニューヨークに自分の居場所を感じるようになり、どんどん染まっていく主人公と、相棒のビルは ドラッグや女の斡旋を行っていたが、そんなニューヨークで自分の夢を磨き続けて成長していくこの二人の対比が綺麗に描かれていて良かった。詩人がお気に入り

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    2025年04月24日
  • 問題児 三木谷浩史の育ち方

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    好意的に書かれていることは大前提だが、三木谷浩史という人物の人となりを知ることにより記号としての「三木谷浩史」像が立体的になった。

    (徳川四天王の)本田忠勝の末裔。切腹のエピソード、テニス、興銀、新経済連盟、楽天イーグルス、TBS買収劇。

    事業だけの利益追求だけでなく、もっと大きな枠組みとして世の中を良くしていこうという思想をもっていることに驚いたし、知らなかった。逆説に的に言えば、そういうビジョンがあるからこそ、誰もが知る大企業を起業・成功させることができたのだろう。

    本書は教育に焦点をあてテーマとして書かれているが、そもそも教育の枠外の方が重要だということを指示めしているように思えた

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    2024年09月28日
  • 問題児 三木谷浩史の育ち方

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    楽天の創業社長、三木谷浩史の評伝。

    どんな人なのかと思って読んでみた。
    本書が強調しているのは、小、中学校時代の三木谷氏はまるっきり優等生ではなく、成績も全然良くなかったと。どっちかというと先生から睨まれるタイプのやんちゃだったそうだ。

    それがテニスに熱中し、プロを目指すが、上には上がいると知り、大学受験を頑張ったら一浪で一橋大に入った。

    で、興銀、ハーバード社費留学、帰国して起業。

    もちろん本人の卓越した能力や人徳あっての成功だとは思うが、家庭環境や家系を辿ると、彼個人の成功の背景が見えてくる。

    先祖に徳川筆頭家臣の名将がいたり、関西屈指の商家の一族の血を引いていたり。DNAに何か

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    2019年12月15日