山川健一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
正直なところ「あちら側」に行ってしまった人とという
感じもありますが、「サザンクロス物語」を 含め初期の
山川健一が大好きだったので、ずっと 追っかけていました。
ヘミシンクという、「まあ、ちょっと如何なものか」という
話がベースにあるものの、ここ10年くらいの物理学・
量子力学・宇宙論をそれなりに網羅して いて、昔の
文芸批評の世界が追及していたことを わかりやすく
説明してくれています。ポスト構造主義以降のモノの
考え方の要諦も何となく入って いるので、最小限の
労力で様々な知識を得ることができる本でもあります。
この本と「サザンクロス物語」は読んでおいても損は
ないというか、読んでみて欲しいです。 -
Posted by ブクログ
ビートルズやストーンズ、忌野清志郎らの曲のフレーズが各所に登場する、60年代に生まれた自分にはとてもひかれる懐かしさを感じた。
学生時代に愛と命をかけた決断をてできなかった主人公が、そのときに決断をして今の自分と全然違うパラレルワールドの自分に入れ替わってしまうというお話。タイトルのここがロドスだ、ここで飛べ!」はイソップ寓話の「ほらふき男」のセリフをモチーフしており、人生のここ一番のときに実行する「決断をした」つまり「ロドスで飛んだんだ」っていうこと。
僕的には、最後の結末が本文とは逆のほうに帰着するほうがおもしろかったかなという気がする。 -
Posted by ブクログ
職業上の興味から。小説家と仕事してるわけではないんだけどね。
2024年の10月の情報で古く感じるんだから、この分野はすごいなぁ。結局使い方としては便利な道具として使いましょうという感じ。現在ビジネスの分野でもだいたいそうなりつつあるのではないかなぁ。文体は芸術というのもはえ~って感じ。こういう状況もそのうち変わってそうなのがこの分野のドキドキするところ。
共著者3名がいるけど、山川さんだけaiの理解が異質な気がする。この人だけ道具ではなく人格のあるロボットとして見ている気がする。色んな解像度でaiを描くことに成功している。
自分にはジェノバの夜がない気がした。自分自身とひたすらに向き合い殴り合うような人でないと文壇に立てないのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
知人が「生成AIがこう言っていた」「生成AIがああ言っていた」と生成AIに創作や私生活について色々聞いていたので、「生成AIで創作とは?」と思い読んでみた本です。私生活については実際にやってみたので、創作における生成AIの本を読みたくて。
まず、小説を書く人の頭のなかってこうなっているんだ。と思ったことが一つ。そこから始まって、不と思ったのがこの作業って、雑誌なりの編集さんとする作業なのでは?と思ったのです。作家がアイディアを出して、それをどうしたらもっとよくなるかの手直しをしていく。そのために生成AIを上手く使っているように読めました。
ただ、使い方が難しそうだなとも思いました。生成AIと一緒に物語を作るとなると、自分の頭で”どう質問したらいいか”と考えてから質問しないと的外れな答えが返ってくることもある。その質問を考えている間に筆を(現代ならキーボードを)取った方が早いのでは?と思いました。
生成AI,わたしは料理のレシピ検索や、ちょっとした悩み相談くらいにしか使ったことがなく、レシピ検索はパソコンで複数のレシピを見て比較検討した方が私には合っているし、悩み相談もいつも同じ結末になるから、なんだかなぁ?という気持ちになるので、一応スマホにインストールはしてますが、使う頻度は低いです。
こうやって上手く生成AIを使いこなせたらなぁとは思いますが、使う機会がでてこなさそうです。 -
Posted by ブクログ
好意的に書かれていることは大前提だが、三木谷浩史という人物の人となりを知ることにより記号としての「三木谷浩史」像が立体的になった。
(徳川四天王の)本田忠勝の末裔。切腹のエピソード、テニス、興銀、新経済連盟、楽天イーグルス、TBS買収劇。
事業だけの利益追求だけでなく、もっと大きな枠組みとして世の中を良くしていこうという思想をもっていることに驚いたし、知らなかった。逆説に的に言えば、そういうビジョンがあるからこそ、誰もが知る大企業を起業・成功させることができたのだろう。
本書は教育に焦点をあてテーマとして書かれているが、そもそも教育の枠外の方が重要だということを指示めしているように思えた。意図して教育するのではなく、放任する。人間本来のポテンシャルを生かすためには、そもそも教育など要らないのではないのか?と。考えてみれば世の成功者や偉業を成し遂げた人間に優等生はいない(逆にだからこそ印象的なだけかもしれないが)
今後の氏の動きにも目が離せない。
特に2024年現在では、楽天モバイルのかじ取りをどうしていくのかとても気になるところ。
追記:
本書の中で、全く同じ文章(それも数ページ)が使われている部分2、3回あり、校正ってどうなってるの?商業出版してる本なのに?と思った。