【感想・ネタバレ】ここがロドスだ、ここで跳べ!のレビュー

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Posted by ブクログ

ビートルズやストーンズ、忌野清志郎らの曲のフレーズが各所に登場する、60年代に生まれた自分にはとてもひかれる懐かしさを感じた。
学生時代に愛と命をかけた決断をてできなかった主人公が、そのときに決断をして今の自分と全然違うパラレルワールドの自分に入れ替わってしまうというお話。タイトルのここがロドスだ、ここで飛べ!」はイソップ寓話の「ほらふき男」のセリフをモチーフしており、人生のここ一番のときに実行する「決断をした」つまり「ロドスで飛んだんだ」っていうこと。
僕的には、最後の結末が本文とは逆のほうに帰着するほうがおもしろかったかなという気がする。

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2010年08月01日

Posted by ブクログ

「宮崎日日新聞」を始めとする地方新聞に連載された(2009年4月〜10月)ものを単行本化。自分でロックバンドを率いてボーカルを担当するという山川さんの願望を半ば小説化した、中年男性向けのファンタジー作品かもしれない。前半の「全共闘世代」(これって今の人には死語だろうなあ…)の回想や、そのおよそ40年後の成功した日々の描写にはちょっと引いてしまう。「えっ、安直な成金IT社長の日々を語るつもりなの?」と疑問に思う辺りでようやく、夢で見た不思議な若い男が登場。そこからは山川さんの真骨頂。いきなり不思議で、非現実としか思えない世界へと放り込まれていく。

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2011年07月16日

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