山川健一のレビュー一覧
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浩一が恵子の愛人関係にショックを受けるが、それと自分と陽子の情事を天秤に乗せた言い方はないよなと、思った。浮気をされた方がその腹いせに同じことをするのはわからなくはないけど。でも恵子のは、欲しいものを手に入れるための手段だし、過去のことだ。誰だってそのために時間や労力を切り売りする訳だし、特別な能力や素質を持っていればそれを糧にすることだってある。恵子には若さと体があっただけ。惚れた浩一の負けだ。田中が彼女と寝たのならそれで充分じゃないかというのは正しい気がする。転ばないようにひとつひとつのコーナーをクリアしていく、転んで怪我をしたってまたバイクに跨ってしまうのがライダーなんだから、たしかにシ
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ネタバレお馴染み山川健一氏によるストーンズ来日に合わせたファンブック(という表現が一番近いと思う)
この人の本はストーンズ初心者だった中学生の頃、非常にお世話になっていて(あの"Voodoo Lounge 日本盤の変な小説に引くまでは……)、古本屋に置いていたので懐かしさもあり買ったのですが。
一貫してストーンズ愛に溢れた文章はなんだかんだで微笑ましくもあり、時に頷ける部分もあり、時に若干見解が違う部分もあり。
飲み屋で聞いてるような面白さ、そして(ディスクレビューとは別に)初心者がストーンズの背景を軽く知るには丁度良いガイドブックにもなっているかと思います。
ただ、例えば" -
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著者が自転車のことを、特にママチャリがとても好きなことがよく伝わってくる一冊でした。車やバイクと一緒でお金をかければキリがないとも言える自転車を、ママチャリであることゆえの速度制限がゆるめてくれる。のめり込まずに楽しめるものでいさせてくれる。そんな視点で書かれていて、こんな楽しみ方もあるなと好感を持ちました。僕の方が自転車に乗っていると思うけれど、こういう文章を書けと言われても書けない。そういう部分で、同じ自転車に対して考えていることがある人たちのバックグラウンドの差が同じ「自転車」っていう土俵に乗って比較できるっていうところが読んでいておもしろかったです。
自転車入門本というよりも、自転車に -
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あの山川健一が自転車の本を出してたとは驚き。内容は意外に慎ましいママチャリ(無印自転車)賛歌。奇しくも自分が無印自転車からTokyobikeへ乗り換えた日に読みました。
自転車の精神というか道具としての感触には同感しつつも、ママチャリでいいのだと言い続けている割にはモールトン(自転車のロールスロイス。100万します)には憧れるくだりもあり結構ブレてます。しかしまぁ自転車ってのには40-50代の都心生活者がハマる要素は多分にありますね。カメラやオーディオと同じ。
それにしてもあの(しつこい)山川健一の日常行動エリアがとってもお洒落なのがとても驚き。 -
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「宮崎日日新聞」を始めとする地方新聞に連載された(2009年4月〜10月)ものを単行本化。自分でロックバンドを率いてボーカルを担当するという山川さんの願望を半ば小説化した、中年男性向けのファンタジー作品かもしれない。前半の「全共闘世代」(これって今の人には死語だろうなあ…)の回想や、そのおよそ40年後の成功した日々の描写にはちょっと引いてしまう。「えっ、安直な成金IT社長の日々を語るつもりなの?」と疑問に思う辺りでようやく、夢で見た不思議な若い男が登場。そこからは山川さんの真骨頂。いきなり不思議で、非現実としか思えない世界へと放り込まれていく。
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[ 内容 ]
欧米のブログがジャーナリズムを変えつつある一方、日本のブログはタダの日記にすぎないと言う人がいる。
しかし、じつは日記こそ自己表現の原点であり、豊穣なる日本文学の母胎と言えるのではないか。
ブログに何をどう書き、いかに「作品」を生み出すか。
小説家でありブログ発ベストセラーの仕掛け人でもある著者が豊富な事例を交えて語る、Web2.0時代の文章作法。
[ 目次 ]
第1章 「タダの日記」ではいけないのか?
第2章 記事、論文、コラム、エッセイ、小説
第3章 あなたのブログがつづかない三つの理由
第4章 なぜ書くべきか、何を書くべきか
第5章 読みやすく魅力的な文章とは何か?文体を -
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エレガントなおとなになるために。
「エレガント」っていうと、気取ってる感じがするかもしれないけど、
つまりは、「自分のスタイルで生きること」だ。
とあるスクールで、山川さんとお会いして、話を伺ったとき、
ぼくは「こういうおとなになりたい」と思った。
正直、憧れるおとなは、それまでにもいたけれど、
それはどちらかというと、ぼくにないものをたくさん持っているひとで。
有名人で言うなら、ロベルト・ベニーニとか、新庄剛志とか、スキーの原田雅彦とか。
でも、そんなふうな生き方をしようと思うと、
ぼくは無理をしてしまうことに気がついていた。
無理をしないで自分 -
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お手軽な内容だと思って読み始めたが、意外と正統派的というか、
しっかりした内容であった。まぁ、どこらへんが?と言うと、純文学あたりに
まで突っ込んで話しを展開している辺りである。
著者が、アメブロの編集者だからかなんだか作家養成講座的な内容に
なっているのがとても残念だが、それでも文章やブログを続けるための
一助となりえる事は変わりがないと個人的には思うので、気軽に読む事を、
みなさんにお薦めしたい。
そして、要は、
1.自分が好きな事をテーマにして、普通に書け。
2.接続詞や文体に気をつけろ。
3.時間軸を侮るな。
4.ターゲットを限定する。(絞り込む)
の4つかなと思う。これらの -
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【目的】:幸福を感じるヒントを得たい。
・幸福になるには自分を開き、新しい世界を受け入れる。
・短い人生の間に可能な限り多くの世界を知ってみるべき。
・時を過去へと大切に刻むように丁寧に今を意識して生きる。
・自己価値観のある自分本来の仕事につく。
・親子、友人関係を再構築する。
・子供は本質を褒める。
・自分の中のワンダーチャイルド、天真爛漫さとの対話。メディテーション。
・自分の何かに自信をもち、セルフプロデュースする。
・諸行無常の本来的な悲しみを認め、慈しむ。一歩も後退せず、この地上を浄土とする。現世荘厳。
#自分と世界を意識し、その関係を納得すること。
#やたら新しい扉を開きたいと