小川大介のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中学受験界隈では著名な発信者の一人、小川大介氏。
氏の中学受験に対する向き合い方が最も体系的・直接的に書かれた一冊なのではないかと思う。
個人的に感じた本書の特長は、以下2点にあると思う。
「塾との付き合い方・塾通いの子の勉強の進め方」
「無理なくストレスなく効果的に子供に勉強を促す、親のかかわり方」
上記2点に関する記述が手厚く、我が家は通塾前ながら、塾通いの生活や塾の活用方法などが具体的にイメージ出来て良かった。
また、育児アドバイザーとしての発信も多い著者らしく、随所にちりばめられた親の子に対するかかわり方・声掛け方法は具体的で参考になる。
本書に記載のあった「子どもに勉強することは当たり前のことと思わせる」と「朝ごはんミーティング+予定確認」の二つはそれぞれ実践し、いずれも本当に効果があった。
(なお、前者の手法は、本書ではなく著者の別の本で見て、小学校入学直後から実践。後者は、本書を読んだ後小1終わりの春休みで実践したところ、子自ら計画を立てる学習習慣がついた。)
既に元が取れるくらい活躍してくれた本書ではあるが、著者の思想的にちょっと中学受験を肯定的に捉えすぎていてバランスには欠くと思われる記載が目に付く点、また子供が通塾してからも本書が役に立つかどうかを確認してから再評価したく、暫定的に☆4とする。 -
Posted by ブクログ
私自身には中学受験の経験がないので、何を気をつけるべきか知るために読んだ本。
結果的に我が子は受験しなかったとしても、普段の子育てに活かせる内容も多かったので、幅広い方にお薦め出来る。
ただ、勉強の目的(なぜ勉強しなくてはいけないの?という問い)に対して、「歯を磨くのと同様、勉強するのが当たり前のもの」として回答する、という1点については違和感があった。なぜ○○するのか、と考えることは、目の前の細々とした受験テクニックを実行していくことよりも大切だ、と私は思うからだ。子どもを思考停止の状態にさせることは、ブラック企業の洗脳と同じだと思ってしまう。子どもの素直で柔軟な頭を大人が縛り付けないように、自分自身気をつけたいし、立場的に上に立つ人(教師や上司、親などの大人)がもっと大きな視野の人間であって欲しいと願う。
(ちなみに、私の考える勉強する理由は、「自分や周りの人、世の中の問題を、勉強することで解決出来るかもしれないから」です。これは人によって違うはずですし、私の理由も5年後には変わっているかもしれないです。)
【自分が、今後気をつけようと思った箇所】
■自分のことは自分で決められる子になってほしい
→子どもが今日の過ごし方を自分で決められるようになること
→「朝ごはんのあと、何をする?」「このあと、何がしたい?」という質問
※自分の行動を自分で決めて、人に伝えることが出来る(○○より✕✕をしたいでもOK)
※子どもの1日は子ども自身のもので、誰かに管理されるのはできるだけ避けたい。どんな順番でいつやれるかを子ども自身が決めていれば、やらされ感なく進められる
→幼い頃から小さな予定を決めさせることを経験していけば、どんな子でも出来るようになる
■「子どもと行動するときは時間に余裕を持つ」「朝ごはんのあとに今日の予定を聞く」
■「失敗は成功のもと」うまくいかなかった経験は次のやり方を変えるチャンス。
子どもがつまずいたり失敗したときは、必ず立ち直らせてあげること。
子どもが困っているときに怒らない。何で困っているのか、確認をする。
■「手を変え品を替える教え方」「優位感覚」
■「毎日少し」が習慣化のコツ。1日5分からスタート。慣れてきたら6分……。
ポイントは無理をさせ過ぎないこと。
→時間帯は朝がオススメ。本人がやりたいことをやるように。(バランスよりも毎日続けること)
■付箋活用。大きなホワイトボード。蛇腹ファイル
■子育てでは「何をさせるか」よりも「どんな環境に身をおくか」の方が大事
※学力のスタートは、物事への興味や関心を持つこと
→周囲の環境からの刺激によって生まれてくる
→さまざまな興味を持てるような環境づくりに取り組む
→本など(色々なジャンル) -
Posted by ブクログ
ネタバレ真偽のほどは別として、子どもを育てていると、どうしてもこの類の本は気になってしまい、ちょいちょい読んでいる。この本では、「頭がいい」という状態が従来の「多く、速く、正確にできる」から、「苦手があるが強みもあり、強みを社会で発揮できる」状態に将来、変化すると定義したうえで、そのような「強み=自分の軸」を育てるためにはどうするか、という視点で話が進む。
いくつかの原則としてまとめられており、一つめは「否定せず、子どもを認めてあげる」こと。二つめは「与え過ぎずに見守り、選ばせて自分でやらせる」こと、三つめは「失敗とそこから立て直す経験を積ませ、本人が動くことを信じて待つ」こと。
いずれも、子育てをしてみると分かるのだが、言うは易し行うは難し。自分に余裕がないと、つい「できた、できない」で留まってしまって作業の過程を認めてあげることができなかったり、良かれと思って与え過ぎてしまったり、挫折を味わわせたくないと思って失敗する前にフォローしてしまったりする。親がどのぐらい、子どもの可能性と潜在能力を信じ、待ち、耐えられるのかが問われているのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ネタバレお馴染み小川先生の新刊。良いなと思った点。
(1)子供側の事情 ①聞かない②聞けない③聞こえてない
(2)勉強が嫌いな子はいない(子供の勉強嫌いは大人の責任)
(3)親の自信を取り戻す
(1)について。
子供側の事情の分類化は新しいなと思いました。今子供がどの状態にあるのかを見極め、適切に対応するには、観察力と、心の余裕が必要なのかなと思いました。忙しくてやることが多いとどうしても大人のスピード感で子供の気持ちが処理されがちなのかなーなんて想像できます。
我が家はどうだろうか。しなくてはいけないことはやる、というのは譲らないけど、基本的には子供の都合やペース(〇〇終わったら!と言われたらそれを尊重する)に委ねているかなぁ。
「さっき〇〇終わったらやるって自分から言ってたよね?」って声をかけるとすんなりやってくれることが多い……気がする。
(2)について。
私自身は本当に勉強が嫌いで。周りの誰かに言っても「勉強なんてみんな嫌いだよ」って言われて誰にもわかってもらえないなーなんて思ってたんだけど。
私の場合は強制が凄すぎて本当に嫌いだったんだと思う。幼稚園の頃は母親に教材を渡されて、わからなくても「自分で考えなさい」と言われて教えてもらえなくて、終わるまでご飯もなし寝かせてもくれない、23時とかに父親が帰ってきてそこでもう解放してもらえるという。最悪な記憶。
今思えば、そんな小さな子になんでそんな対応した?!!!全くもって理解できない。
小学校に入ってからは塾通いに拒否権がなくて、放課後友達と遊びたいのにいつも一人だけ帰らなくてはならなかったのがすごーく嫌だったなぁ。
出来が悪いと大勢の前で怒鳴られ、殴られ。
本当ーーに良い思い出がない。
中学受験が終わって、中学生になり、やっと勉強しなくて済むかと思ったら、相変わらず塾は強制で、怒鳴られ殴られでもう本当ーーに暗黒。
高校生になり、理系に進めと強制され、暗記だけの勉強では太刀打ちできなくなり、どんどんどん成績が落ちだす。
内部生で成績良かった子で理系に進んだ子はだいぶ成績落ちたなーって印象。
高入生の方がうんと頭よかったな。
そんなこんなで現役で受かった大学もそんなところ行ってどうする、浪人するよなと言われ、もう完全にやさぐれて終了。
自分の子供には絶対こんな思いさせたくない!!!!!!!!!!!って思いました。
勉強はしなくてはならないもの、歯磨きや食事と同じ、ということをいかにして、勉強嫌いにしないように伝えていくかが私の課題です。
「しなさい」は言わない。その代わりに「一緒にやろう!」と言う様にしてます。
佐藤ママも言ってるけど、勉強って孤独なんですよね。小さい子はなおさら。
それに「ママも隣でお勉強するから一緒にやろう」とか「ママのお膝に座ってやる?」とか言うと大概「うん」と言ってくれるので今はこの作戦でいってます笑
(3)について。
小川先生の書籍で大好きな内容。小川先生はいつも親御さんのことを褒めてくれるんですよね。まずは親御さんが自分に自信を持つこと。ありのままの自分を受け入れること。自分を好きになること。をとても大切にしてくれてる。
私も何度も何度も救われました。
まあそんな感じでまた語りすぎてしまったけど、新しくもいつもの温かみもあるそんな本です。
ちょっとお疲れの方、是非。
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Posted by ブクログ
中学受験とはこういうものなんだなというのがわかりました。
するかしないかはわからなくても
そのゴールが少し見えてるだけでも
じゃあ今は何をするべきなのか
計画的に準備したり、親としてやるべきこと
がわかると思います。
そして時間もあるので失敗してもいいし
余裕ももてるメリットがあるそうです
早く準備すれば失敗しても修正できる
どんなことでも、日常生活を学びにできる意識をしたい。
あとはたくさん遊び、熱中体験させること
線遊び、読み聞かせ、料理、掃除、買い物も学びに
時間感覚をもつ
親は行動する時は時間に余裕をもつ
日常を遊びに変えて学ぶきっかけをつくる
朝御飯のあとに予定を聞く
子供の優位タイプを活用
毎日勉強は当たり前と思わせる
親のサポートも大切
2回目 -
Posted by ブクログ
親も子も幸せになれる はじめての中学受験
著:小川 大介
なぜこれほどに、親御さんたちは子どもに勉強を押しつけてしまうのだろう?なぜこれほどに、中学受験は親の気持ちをかき乱すのだろう?なぜ塾業界は、親子の冷静な判断を手伝わないのだろう?中学受験は、適切につきあえば親子を幸せにしてくれる時間である。
最終的に中学受験をするもしないも家庭の判断だけれど、親が前もって知っておくといいことがあり、前もって取り組んでおくといいことを実行すれば、親子の幸福感はぐっと高められる。
本書の構成は以下の5章から成る。
①なぜ今、子育ては大変なのか
②中学受験、わが家の選択
③中学受験を始めたら・・・
④子どもが伸びる環境と親の関わり
⑤中学受験、その後
息子達には幸せになって欲しい。
中学受験をするかしないかは別にして、それがどのようなものなのかどのようにしたら良いのか。それに目を背けず、触れることによって備えや行動も変わる。
答えはすぐに出るものではなく、大人になってから、それどころか正解がわからないまま人生を終えるのかもしれない。自分たち親のエゴではなく、だからと言って全てを今の子どもの気持ちだけで考えることもなく、今とこれからの環境と伸びしろや可能性を考えた上で色々家族で決めていきたい。
幸せになるために、それが全てではないものの、ひとつの手段として捉えていきたい。