小川大介のレビュー一覧
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中学受験界隈では著名な発信者の一人、小川大介氏。
氏の中学受験に対する向き合い方が最も体系的・直接的に書かれた一冊なのではないかと思う。
個人的に感じた本書の特長は、以下2点にあると思う。
「塾との付き合い方・塾通いの子の勉強の進め方」
「無理なくストレスなく効果的に子供に勉強を促す、親のかかわり方」
上記2点に関する記述が手厚く、我が家は通塾前ながら、塾通いの生活や塾の活用方法などが具体的にイメージ出来て良かった。
また、育児アドバイザーとしての発信も多い著者らしく、随所にちりばめられた親の子に対するかかわり方・声掛け方法は具体的で参考になる。
本書に記載のあった「子どもに勉強することは -
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私自身には中学受験の経験がないので、何を気をつけるべきか知るために読んだ本。
結果的に我が子は受験しなかったとしても、普段の子育てに活かせる内容も多かったので、幅広い方にお薦め出来る。
ただ、勉強の目的(なぜ勉強しなくてはいけないの?という問い)に対して、「歯を磨くのと同様、勉強するのが当たり前のもの」として回答する、という1点については違和感があった。なぜ○○するのか、と考えることは、目の前の細々とした受験テクニックを実行していくことよりも大切だ、と私は思うからだ。子どもを思考停止の状態にさせることは、ブラック企業の洗脳と同じだと思ってしまう。子どもの素直で柔軟な頭を大人が縛り付けないように -
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ネタバレ真偽のほどは別として、子どもを育てていると、どうしてもこの類の本は気になってしまい、ちょいちょい読んでいる。この本では、「頭がいい」という状態が従来の「多く、速く、正確にできる」から、「苦手があるが強みもあり、強みを社会で発揮できる」状態に将来、変化すると定義したうえで、そのような「強み=自分の軸」を育てるためにはどうするか、という視点で話が進む。
いくつかの原則としてまとめられており、一つめは「否定せず、子どもを認めてあげる」こと。二つめは「与え過ぎずに見守り、選ばせて自分でやらせる」こと、三つめは「失敗とそこから立て直す経験を積ませ、本人が動くことを信じて待つ」こと。
いずれも、子育て -
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ネタバレお馴染み小川先生の新刊。良いなと思った点。
(1)子供側の事情 ①聞かない②聞けない③聞こえてない
(2)勉強が嫌いな子はいない(子供の勉強嫌いは大人の責任)
(3)親の自信を取り戻す
(1)について。
子供側の事情の分類化は新しいなと思いました。今子供がどの状態にあるのかを見極め、適切に対応するには、観察力と、心の余裕が必要なのかなと思いました。忙しくてやることが多いとどうしても大人のスピード感で子供の気持ちが処理されがちなのかなーなんて想像できます。
我が家はどうだろうか。しなくてはいけないことはやる、というのは譲らないけど、基本的には子供の都合やペース(〇〇終わったら!と言わ -
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中学受験とはこういうものなんだなというのがわかりました。
するかしないかはわからなくても
そのゴールが少し見えてるだけでも
じゃあ今は何をするべきなのか
計画的に準備したり、親としてやるべきこと
がわかると思います。
そして時間もあるので失敗してもいいし
余裕ももてるメリットがあるそうです
早く準備すれば失敗しても修正できる
どんなことでも、日常生活を学びにできる意識をしたい。
あとはたくさん遊び、熱中体験させること
線遊び、読み聞かせ、料理、掃除、買い物も学びに
時間感覚をもつ
親は行動する時は時間に余裕をもつ
日常を遊びに変えて学ぶきっかけをつくる
朝御飯のあとに予定を聞く
子 -
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親も子も幸せになれる はじめての中学受験
著:小川 大介
なぜこれほどに、親御さんたちは子どもに勉強を押しつけてしまうのだろう?なぜこれほどに、中学受験は親の気持ちをかき乱すのだろう?なぜ塾業界は、親子の冷静な判断を手伝わないのだろう?中学受験は、適切につきあえば親子を幸せにしてくれる時間である。
最終的に中学受験をするもしないも家庭の判断だけれど、親が前もって知っておくといいことがあり、前もって取り組んでおくといいことを実行すれば、親子の幸福感はぐっと高められる。
本書の構成は以下の5章から成る。
①なぜ今、子育ては大変なのか
②中学受験、わが家の選択
③中学受験を始めたら・・・
④子 -
Posted by ブクログ
無意識に子どもを否定したり、傷つけていたかもしれない。大人、子どもにかかわらず、人と喋るときは言葉を選んで話すべきだが、特に子どもに対しては、自分の支配下にあるため、無自覚に酷いことをいいかねないやもしれないから、気をつけようと認識を改めさせられた本だった。また読み返したい。
【印象に残ったこと】
1.子どもには、結果ではなくそこまでに至る過程を褒めること。
2.子を否定しない。ポジティブな言葉をかけると子どもも失敗を恐れずに行動できるようになる
3.親が焦らない。周りと比較するのではなく、子どもを信じ、見守り応援する。子どもに適した環境を見抜く。