草野たきのレビュー一覧

  • リリース

    Posted by ブクログ

    久々の草野たきさん。と思ったら結構昔の本で驚きました。相変わらず子どもの心情描写がうまくて一気に読みました。
    主人公は自分だけが色々悩み考え、苦労していると思っている。でも実は部活の仲間も、家族もみんな様々な事情や悩みを抱えている。そのことに気づくまでの物語です。確かに主人公は自己中で、他人を理解しようとしていなかったけど、この頃の子どもがそこまで他者の頭の中を理解できるかと言われたら、自分も全然だったと思います。そして今も、わが子の頭の中の少しもわかってないのかもしれないなと自らを省みました。
    お母さんだけはあまり共感できなかった(すべてわかってたみたいに話してたけど、わかってたのなら上の子

    0
    2025年02月16日
  • ハッピーノート

    Posted by ブクログ

    すごく面白かった。あの年頃にありがちなイライラ、もやもやとした感情、葛藤がうまく表現されていて。主人公をとりまく人間関係の変化の描き方が秀逸。5,6年の女子に勧めたい。

    0
    2024年11月29日
  • 最高のともだち

    Posted by ブクログ

    草野たきさんの本、好きでよく読みます。今作はかなり重たい内容だけど、サクサク物語が進み、ページ数も少なめなので読みやすく、一気に読みました。ハラハラしたけど偶然にもすごいタイミングで転換点があり、皆前に進むことができてよかった。各章の最初に現在の視点が書かれているので安心できた。最後、連絡取ったのかな。会えなくても、お互い今も大切に思っていることが伝わってほしい。

    0
    2023年12月26日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    バスケ部の中学生男子後藤明良。
    亡くなったお父さんの生まれ変わりとして周囲に常に期待を持たれ、亡き父同様に医者を目指し(たふりをしながら)バスケットを頑張っている。
    弱小チームのバスケ部であり、プロバスケプレーヤーになりたいと思いつつもチームメイトと馴れ合って中学時代は体慣らしと割り切って過ごす。
    そこへバスケ強豪チームから転校してきた小杉が入り、夏休みの間のみのコーチも加わりチームバランスに変化が生じる。
    そんな中、ある日同級生の女の子から兄が万引きをしていると知らされる。
    小杉や他バスケ部員との付き合い方の悩みや親戚からの期待を背負っていたが、おばあちゃんの結婚式を機に全てから解放された後

    0
    2023年02月12日
  • ハッピーノート

    Posted by ブクログ

    小学生の時から家にあって、本当に何回も何回も読んだ本。
    人に合わせてしまう聡子は、本音や秘密を抱えているけど、実は他の友達もそれぞれの事情とか環境があったりするわけで。

    人は全員違うのだから、分かり合えないことが前提でありつつ、理解・受容を強制するんじゃなくて、そのままに受け取る。同化もしなくていいし、異物として扱わなくていい。そんな姿勢を感じました。

    内容以上に、あのとき繰り返し読んでいた自分も、何かしら思うことがあったんだろうなと。

    0
    2021年11月06日
  • ハッピーノート

    Posted by ブクログ

    6年生の教科書で紹介されているので。

    本当の気持ちを言えない主人公にもどかしさも感じながら、決して特別なことじゃなく、女の子なら誰でも少しは当てはまることがあるんじゃないかと思うことがよく書かれている。

    置かれている立場によって感じ方はそれぞれだと思うので、誰にでも読んでほしい作品。

    0
    2020年11月16日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    始めて読んだ草野たきさんの本。
    この年頃(中学生)の自尊心肥大少年の心情表現がスゴイ。
    女性なのに少年の心を手に取るように描く作家さんである。佐藤多佳子さんも同じように少年を書いたらスゴイ作家さんであると思うのだが、この方たちは、どうしてこんな風に書けるのだろう??
    少年の自立…母親にとっては大きな課題。お母さん世代も読んでみては?

    0
    2019年05月17日
  • 空中トライアングル

    Posted by ブクログ

    感動
    律子成長したなと思った

    自分の感情に名前を付けるのってすごく難しいなと思った

    律子と浩美がずっと仲良くしていられるといいなと思う

    0
    2014年12月09日
  • ハッピーノート

    Posted by ブクログ

    塾のテストの問題に出ました。興味を持って読んでみたところ、同じように塾に通っている女の子の話でした。

    0
    2014年02月17日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    このバスケ部の部員は、「本当の仲間」であると思った。家族との絆・部員との絆が描かれているこの本は、私の胸に響くものがあると思った。

    0
    2014年02月01日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    人に薦めたくて仕方ない一冊。


    本当に良かった。
    主人公の明良みたいな奴いる、よくそんな部活ある。学生の私にとってはびっくりするぐらいリアルだった。
    心理描写も本当に上手くて、よくある展開なのに全くそんな気がしなかった。
    言葉では言い表せない感動をした。

    草野たきという作家にただただ感動するばかりだった。

    0
    2011年10月23日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    良かった!
    名前は知っていましたが、あまり読んだことのないYA作家さんでした。
    当たりですな。
    面白かったです。

    0
    2010年05月21日
  • 猫の名前

    Posted by ブクログ

    隣の家のお姉さんとお姉さんに勉強を教わっている主人公とのお話。
    後から段々二人の秘密が明かされていきます。

    最後に衝撃の事実がありました。
    読んでいてとても楽しかったです。

    0
    2009年10月04日
  • ハッピーノート

    Posted by ブクログ

    今回の「ハッピーノート」は児童小説だったけど、大人が読んでも面白いと思える本だった。
    草野たきの本は初めてだったけど、文章が読みやすかった。
    小学生が主人公だけど、自分の頃よりずっと大人で、今の子ってこんなんなん?ってビックリした。
    吉野家、ミスタードーナツに子供同士で行くの⁈とか、マニキュアとかピアス⁈って、いちいちビックリしながら読み進めていた。

    自分の小学生の頃を思い出していたけど、子供の社会にも複雑な人間関係ってあったんだよね。
    仲良いと思っていた子が急に話してくれなくなったり、先生にパワハラみたいなことをされたり。
    そして、必ず女子一同を仕切ろうとする偉そうな女がいたり。
    でも、そ

    0
    2025年11月11日
  • 透きとおった糸をのばして

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    再読。るう子ちゃんみたいな友だち(ここまでではないけど)いるかも。相談されたから話聞いてても、騒ぎたくて騒いでる感じ(もちろん、それだけではなくて本当に恋にのめり込んでいる部分もあるのだけれど)。そんな子でも時々会いたくなったり、一緒にいる時に楽しかったり。友だちっていつもいいとかじゃなくて、いい時と悪い時のグラデーションだよね。この子は合わないから遊ばない、で終わらせるのがもったいないと思わせてくれる本。自分の心の中にちくちくする部分があっても、それでもその子と会いたいという気持ちを肯定してくれる。ただ、中学生とはいえ、2人で告白しにいくのは意味わからん。1人で行け。

    0
    2025年10月02日
  • 猫の名前

    Posted by ブクログ

    居場所が欲しいとか、誰かの一番になりたいとか人間くさい心理描写が上手く書かれている。
    文章も読みやすいし、最後が平和でほっこり終わるとこも読みやすくかった。

    0
    2025年09月27日
  • グッドジョブガールズ

    Posted by ブクログ

    何とも言えん甘酸っぱさ。
    最後の手紙は、
    ずっと友達だよ、よりもずっと素敵。
    こういうとき、本当に作家ってすごい!と思う。

    0
    2025年08月11日
  • リリース

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    若さ故の傲慢さ、大人の狡賢さ、人間の弱さ、人生のままならなさ、けれどいつからでもやり直せること、いろんな要素が詰まりつつも重たくなりすぎず、読後感は爽やかです。さくさくと読み進められました。
    児童文学だと思いますが大人でも十二分に面白かったです。

    物語の主軸は主人公と部活仲間たちにあるのかもしれませんが、私は主人公と兄、ふたりの間にしかない、兄弟がお互いに向ける感情も好きです。お兄さんが家を出る場面では泣いてしまいました。

    0
    2025年06月23日
  • ハッピーノート

    Posted by ブクログ

    小学生の頃に読んで、何度も何度も読み返していた本。描かれている主人公の気持ちとか、雰囲気の温度感に当時は共感して何度も何度も読んでたな、

    0
    2025年06月15日
  • 最高のともだち

    Posted by ブクログ

    独特…なんというか、児童書っぽくないまとめ方?というか…。3人が再会しないところとか、後半怒涛の展開だった。
    リクちゃん、なっちんの目線で交互に書かれていたけど、ライトはどんな風に思ってたんだろう。みんな子どもだけど、彼らなりにいろんなものを抱えてるんだよなぁと考えさせられた。あの頃の自分たち、その仲間を最高と言えるなら、今の自分で生きていけるのかな。

    0
    2024年12月15日