あらすじ
しおりは自分の気持ちをはっきり言葉にして友だちに伝えるのがちょっと苦手な小学4年生の女の子。1年生のときから憧れている神田くんと同じクラスになっても、やっぱり自分から声をかけることはできません。そんなある日、しおりは児童会長のまゆかさんがつけていたカチューシャを見つけ、色違いのものを買う決心をします。お手伝いをしてもらうお小遣いでようやくそれを手に入れたしおりは、新たな一歩を踏み出します。
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Posted by ブクログ
自分の気持ちを伝えるのが苦手な子にぜひ読んで欲しい。憧れの人と同じカチューシャを手に入れるためにお小遣いを貯めるけれど、子供には誘惑や断りきれない誘いもおおいね。
Posted by ブクログ
自分の気持ちを言葉にすることが苦手なしおり。昔、助けてもらった風太くんと話すきっかけがほしい気持ちと、風太くんの姉のまゆかさんへのあこがれから、お小遣いをためて、カチューシャを買うことを決心します。
仲のいい友だちにも遠慮して、気持ちをうまく伝えられないしおりが、カチューシャという目標を持って、少しずつ気持ちを表現できるように変わっていく様子が、丁寧に描かれていました。
ただ、私の勤務する学校では、シュシュもカチューシャも、ケガやトラブルを防止するため、禁止されています。お手伝いをしてお小遣いをあげるというのも、賛否両論あることを考慮すると、学校で児童に薦めるのはためらってしまいます。