草野たきのレビュー一覧

  • 空中トライアングル

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    中学生の女子を中心にした話。幼馴染という関係から恋人に・・・。うれしいはずなのに、心にはぼんやりとした何かがある。自分でも分からないけれど、しっくりこない何かって経験あります。周りから言われることと自分自身の本来の姿ってやっぱり違う…。そう気づいたときにどう動くか。そんなことがストーリーの中にたくさん出てくる。主人公にやきもきしながらも応援している自分がいました。

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    2012年10月12日
  • ハチミツドロップス

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    2010年一発目
    やっぱりどの登場人物にも感情移入できない。草野たきさんの作品ってちょっと変わってて、登場人物を好きになるどころか逆にイライラしてしまう
    ソフトボール部の伝統、ハチミツドロップス。運動部らしくなく練習なんかしない、先輩後輩上下関係なんかない、ふざけてればオールオッケー、だったはずなのに解散。失恋したのに平気なふり。ぐだぐだ。
    中学生向きではないですね

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    2011年11月04日
  • 透きとおった糸をのばして

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    第40回講談社児童文学新人賞、児童文芸新人賞受賞作。
    前から気になってたので結構期待して読みましたがなかなかよかった。
    ちなみがいなきゃなにもできないとうじうじする主人公香緒の気持ちはわかるし、香緒と生活する従姉妹の知理、突然一緒住むはめになったるぅ子。
    梨本くんがね、カッコイイです、女子にもてるよー

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    2011年11月04日
  • ハチミツドロップス

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    中学生の女の子の話。恋のこと、部活のこと、自分「らしさ」のこと。主人公の女の子は苦しい時でも「らしさ」を失わないために明るく振舞っていて、読んでいてなんだか痛々しかった。明るい話なのにどうも居心地が悪い。そこで終わるのか、と思った。
    2010/11/19

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    2010年11月21日
  • ハチミツドロップス

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    三田村はバカだが、まっすぐなところがいい、妹を健気なところを見ているカズがいい、最後の矢部には驚かされた。

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    2010年11月16日
  • ハチミツドロップス

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    人数も少なく試合も出来ないお気楽なソフトボール部。ハチミツドロップスと呼ばれている。週2回更衣室に集まり、練習しないでミーティングするだけ。
    そんな部に真面目な1年生達が入部して、お気楽だった2,3年生は幽霊部員になってしまう。彼氏に振られたキャプテンのカズは、いつものおちゃらけキャラを演じているが、だんだん演じるのが難しくなってくる。

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    2010年08月21日
  • リリース

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     亡くなった父の「遺志」を継ぐようにと、生まれたときから言い聞かされ続け、親戚の中での「末っ子」として、期待を裏切らないように生きてきた中2の明良。言われたとおりに父の得意だったバスケをやり、父のような医師になるために勉強してきたが、自分の本当にやりたいことに気づいてしまう。

     自分のことでいっぱいいっぱいの少年の、思春期の葛藤が描かれている。自分だけが仮面をかぶってムリをしているつもりだった彼が、周囲の人たちの「素顔」に気づくようになる成長の様子が、ほほえましい。(当人にこんな言い方をすると怒られるだろうけど。) 母親のずるさは生きていくための知恵でもあるし。腹の据わり方は見事。

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    2010年08月10日
  • リリース

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    草野たきさんの作品はちょいちょい読んでます。
    これも草野さんらしい作品でした。
    なんか、ほとんどの主人公がひねくれてる気がします
    性格が悪かったり、なんかとっつきにくかったり。。。
    医者になれ、という遺言どおりに医者を目指す明良。
    若くして夫を亡くし、良き妻であろうとする母。
    家事をなんでもこなす兄、和也。
    の、三人家族。そして絡んでくる親戚。
    弱小バスケ部のキャプテンとして奮闘する明良だが、心の中ではよわっちい部員を、ださい仲間を嘲笑う明良。
    そこでとてつもなくバスケのうまい小杉がやってきて、嬉々とする明良。コーチに小杉とともに見出され、ひいきされているのがうれしい。だけど

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    2011年11月04日
  • リリース

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    中2の男子バスケ部キャプテンの明良が主人公。 周囲の医者になれという期待を受け、いい息子、いいキャプテンを演じているが、女子から、兄が万引きをしていると聞かされてショックを受ける。部活の方も型破りな転校生が入部したことからギクシャクし始め、いろいろなことがうまくいかなくなってくる。 明良が尊敬していた兄、把握していると軽んじていた仲間は思っていたようではなかった。戸惑いと困惑、そして苛立ち。 そんな明良に変わるきっかけをくれたのは意外にも… 今回、さわやかな成長話で、ポプラ社の本らしいなぁという感じ。 でも、草野たきさん、やっぱり一度大人、せめて大学生主人公で読んでみたい。届かないかなぁ、この

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    2011年08月06日
  • 猫の名前

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    ******引用******

     ふと思った。ヒトは好きな人のために何かしてあげたいと思う生き物だ。だから「求められているから、会いに行く」も「彼女のために付き合ってあげる」も決して間違ってはいない感情で愛情のはずなのに、こう文字にしてみるとそれがいかに恩着せがましく、本人の感情がそこにないかがあからさまになってしまうのだ。
      (中略)
     この物語の主人公、佳苗には「自分がない」のだ。あるのは「誰かに愛されたい」という淡い思いと、その餓えを凌ぐ為に必要なヒトたち。でも彼女はそれに気づいていない。なぜなら彼女にとって、一緒に過ごすヒトは親友であり、自分を必要とするヒトが親友になるからだ。


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    2010年04月23日
  • 透きとおった糸をのばして

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    いろいろなことに悩む女の人たちの関係について書かれた本。知りあってしまったからには見えない糸でつながっている、みたいなくだりがあって、偶然と確率論の話を思い出した。たとえ糸でつながっていたとしても、それは時に身動きを許さないものになりそうだ。と思ってしまうのが申し訳なくなるようなさわやかな話。
    2009/10/3

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    2009年10月07日
  • 透きとおった糸をのばして

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    中学生の女の子同士の友情のはかなさ、大学生のおねえさんとその友達の関係など。淡い恋愛も通して成長していく物語。

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    2010年03月28日
  • 猫の名前

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    あなたに、味方は、いる?

    「私が死ぬのはあなたのせい」といわれたら――。
    中三の佳苗は先生から不登校の春名に会いにいってほしいと頼まれる。春名は佳苗に復讐したいと言う。理由がわからない佳苗はとまどうばかりなのだが……。

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    2009年10月04日
  • 透きとおった糸をのばして

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    主人公の女の子の友達との関係を通してあぁ、こういうの昔あったなぁと昔の自分を思い出してみたり。。主人公と友達の関係が変化したことがいいか悪いかじゃなくてそれでいいんだって思った。

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    2009年10月04日
  • 透きとおった糸をのばして

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    登場人物の名前でドキッとしたので読んでみました。中学生のころって友達関係が一番の悩みだったりする。そうそう、こういう女の子の心理ってあったなぁ、と思い出させてくれます。
    最後に一歩抜け出した主人公は、きっとこれから素敵な女の人になるんだろうな。とても爽やかなお話でした。

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    2009年10月04日