小野はるかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ桃花の父の件で微妙にすれ違っている延明様と桃花のもどかしいこと。
桃花も父のことを嫌っているので、延明様が彼女の父が仇だと打ち明けても逆に意気投合しそうなのだが。
近道は互いにちゃんと打ち明け合うことのような気がしてきた。
ただそう簡単には済ませてもらえなさそう。
何しろ新たなる敵が出てきてしまった。
よりによって検屍術を操る側から。
今回の事件は、表面をなぞれば簡単な話なんだけれども、どうにもこう奥歯に物が挟まっているような、喉に小骨が刺さっているような小さな違和感があってすっきりしないという。
そしてその違和感が無視できなくなってきたところに爆発……まさかの仕掛けで驚かされた驚かされた。
これだから、このシリーズは面白いのです。
ステージは確実に一段階上へ。
正義の検屍術を操る延明様と桃花サイド、そして悪の検屍術を操る敵サイド。
より高度な頭脳戦になりそうで、不謹慎かもしれないがワクワクしてきました。
一段階上と言えば、桃花の延明様に対する態度も上がったような。
彼を待つようになり、来なければ拗ねるようになってきてるし。
このステージアップも見逃せないポイントでした。
ニヤニヤ。 -
Posted by ブクログ
あぁ、私はやっぱり法医学の話が好きだ。
読み終わって一番に出てきた感想がこれだった。
という訳で今回はちょっといつもと違って歴史モノの要素も含めた法医学ものですね。
と言っても私は歴史的な知識なんてほとんど持っていないのでどれくらいこの話が史実に基づいているのかとか、この時代にここまで精密な検屍は可能だったのかとか、そういう細かい部分はさっぱり判別の仕様がありません。
ただ「古代中国なら何か出来そうな気もする」という謎の信頼感も少しだけ私の中にあります。
でも出来なかったとしてもいいんです、ストーリーが面白ければ。
この物語の主要人物は二人。
死ぬほど美形だけど腹黒くて胡散臭い宦官と出世欲が一切なく眠ることが趣味なのに屍体の前では覚醒する検屍官。
この二人が後宮で起こる様々な殺人事件だったり不審死だったりを調べていく話なのですが、想像以上に面白かったー!
いやキャラクターもキャラクターだしもしかしたらラノベ要素のが強いかもなー、なんて思っていたんですがしっかり理路整然とした検屍結果から事件が語られるので「なるほどそうだったのか」ときちんと納得出来る。
そして現代の話ではなかなか出てこないような検屍の仕方をするのでそこも面白い所ですよね、今ならきっとこうやるんだろうなぁなんて考えながら読んだりしてました。
しかし時代設定が昔なのもあってか「ちょっと罪重すぎない?」と思うことも若干あったりはしましたね……いや、事件内容考えるに最終的に見つかった犯人のあの刑はまぁ今だったとしてもそうだよねぇとはなるんだけども、なるんだけども何かちょっと悲しかったしなぁ……夢ならばどれほどよかったでしょう……。
このお話自体はまだ続編が出ているようなのでちょっと続きも読んでみたいと思います。
あの二人がバディとなるのかも気になるし、ほんの少しだけ中国史に詳しくなれるかもしれませんし。