舛添要一のレビュー一覧

  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    ヒトラーについてまとめて述べた本を読んだのは初めて。

    当時のドイツを取り巻く情勢、ヒトラーの手腕。

    有能な政治家であった一面も描かれ、もちろん新書という薄い入門書にまとめてあるからもあろうが、読みやすくて興味深かった。

    なんでこの時期にと思ったんだが、米大統領の一国主義、世界を席巻するポピュリズムなどが当時の状況に似てると主張する。
    だが、当時といろんなことが違うだろうし、難民問題も質や量が違う。特定外国人への批判を、安易にヘイトと言い切ってしまう、それも、そういう主張があまり効果的でなく挿入されてるのが興ざめ。

    政治家だしな。

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    2019年12月13日
  • 都知事失格

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    マスコミの悪辣さ。
    いや、本の内容を受け入れればだけど。
    もはや、野党やら何やら、それに乗せられているとしか思え無い。
    前半の、どう追い詰められ行ったか部分は面白かったが、特に後半、自分自身の功績を書いてる辺りは、花がむずかゆくなってぶっ飛ばし。
    小池さんに触れる部分で多少持ち直したけど。
    政治家の著書は、どうしても自家薬籠、アピール感もあって気持ち悪い処が気になる。
    某国批判を全てヘイトの一言で括ってるのも、ちょっと納得いか無いな。

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    2019年11月15日
  • ヒトラーの正体(小学館新書)

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    オビに「平易明快な入門書」とあるけど、なかなかしんどかった。舛添さんとは相性があまり良くないのか、すうっとは入ってこなかった。僕の場合は、だけど。

    ヒトラーはドイツの敗北が決定的になってもまだ、
    「ユダヤ人という潰瘍は私が切開した ー 他の潰瘍のように。未来の人々はわれわれに対して、永久に感謝を忘れないであろう」
    と言っていたという。
    狂っているとしか思えない。でも、こんな人が当時のドイツの民衆からは熱狂的に支持されていた。

    「ヒトラーは超ナショナリスト的な政治社会状況の中から生まれたデマゴーグ」だという。21世紀に生きる我々が、ヒトラーを克服できたか?と問われると、本書が言うとおり、心許

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    2019年08月05日
  • 都知事失格

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    元東京都知事の舛添要一氏が都知事辞任後に、
    都知事時代に自分の成果・問題について言及した内容。

    所詮今更の言い訳の感は否めない。
    自身のやっていること、考えていることをもっと外部に発信すべきだった。
    それをせずに、自分の正当性を今訴えても仕方ないという印象。
    ただ、考えていることは別におかしなことではなく、運もなかったのかとも思える。
    確かにこの時の報道は行き過ぎていた感があった。

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    2018年09月06日
  • 都知事失格

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    舛添前都知事のいいわけ、恨み節。
    確かに、やった実績があるのもわかる。それをこのタイミングで自分で書くのはどうかなぁ。第三者に書いてもらう体でよかったのでは。結局要所要所に恨みつらみが挟まれてくるのも引っかかるし。
    そこらへん割り引いて、最近たくさん出ている都政の裏側書きます系の本の一冊として読めばいいのかな。一番近いところでいた人が書いた本だから。

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    2017年07月22日
  • 都知事失格

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    舛添都知事を意味不明なバッシングで辞任に追い込んで都民は何を得たのか?マスコミの無責任さに振り回されないためにはどうしたらいいのか。この人は本当に実務家だね。トップではなく、参謀の方が向いているかも。

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    2017年07月01日
  • 都知事失格

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     舛添要一が都知事として何を考え、何を行ったかが、舛添氏の視点からまとめられている本。内容的には、ほぼすべて舛添氏視点の内容である。そうなると、辞任から1年もたってから、出版する意味はないんじゃないかなと思う。このタイミングでは、ただの”負け惜しみ本”になってしまうから。
     この内容であれば、辞任1カ月以内に緊急出版して欲しかった。もちろん、大炎上はするだろうし、都知事に返り咲くことはあり得ないが、あの騒動の中で黙殺された”舛添要一”側の視点を世に出す意義があるといえるタイミングは辞任直後しかないだろうと思う。
     あるいは、このタイミングで出版するのであれば、名前の出せるライターをつけて、周辺

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    2017年06月25日
  • 東京を変える、日本が変わる

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    【野心に溢れた東京大改造計画】
    勉強していることが垣間見える本。うまく見せているだけなのかもしれないが、防災危機管理、オリンピック、エネルギー、外交、社会保障、広く迷い含めて自らの考えを表明している。

    フランスの合理的なシステム的発想の話が面白い。郵便番号も車のナンバーも電話も、すべて同じ数字で統合されているらしい。
    75はパリ、69はリヨンなど都市を表す番号が決められている。

    オスマン男爵と後藤新平の2人を抑えているので、首都東京のグランドデザインを高い目線で未来軸も入れて考えようとしていたのは間違いない。

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    2017年05月20日
  • 憲法改正のオモテとウラ

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    知られざる自民党憲法改正第1次草案成立までのドキュメント。本気で改正を目指した現実路線。立憲主義の堅持。第2次草案に引き継がれている問題点もありますが、なかなかの出来だと思います。少なくともこれは憲法になってます。
    改めて舛添さんの実務能力の高さを感じるとともに、頭の固い悪い意味で学者臭さもプンプンしてます。読み物としてはつまらないとしか言えませんが、貴重な歴史的資料であることは間違いないでしょう。
    これだけの仕事をした人があんなにつまらないことで活躍の場を失ったのは身から出た錆とはいえ、残念です。

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    2016年09月14日
  • 孫文 ──その指導者の資質

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    ここ最近都知事としていろいろ話題になっている国際政治学者舛添要一氏が、自身が尊敬しているという「孫文」の生涯について記した本です。
    孫文というと中国・台湾ともに建国の父とされ、日本に亡命していた時期があることから日本とも浅からぬ関係がある革命家。しかしその生涯については自分はほとんど知りませんでした。
    この本を読むと、孫文は一般的な「革命家」のイメージとは違うことが分かります。ファナティック・カリスマという言葉は似合わず、飄々とした部分を持ち、また好機を逸することも少なくありませんでした。
    日本と関わりが深いと書きましたが、日本も孫文を(当然)善意だけで支援したのではなく、国益のために利用して

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    2015年10月15日
  • 憲法改正のオモテとウラ

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    現在、東京都知事の枡添要一氏が、2005年に発表された自民党の「新憲法草案」(第一次草案)の策定過程とその議論の内容を振り返りながら、2012年に自民党が発表した「日本国憲法改正草案」(第二次草案)を立憲主義に悖る憲法草案として批判している。
    枡添氏は、自民党時代、第一次草案の取りまとめ責任者であり、憲法草案策定の政治過程が克明に記録されている。憲法改正案の起草は純学問的なものではありえず、政治力学抜きには考えられないということが強調されているが、学者が起草するならともかく、政治家が起草する以上、それは当たり前のことではないかとも思ったが、マスコミへのリーク、参議院の影響力、省庁間での対立など

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    2014年10月26日
  • 孫文 ──その指導者の資質

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    ネタバレ

    今から100年前、清王朝の時代を終わらせる辛亥革命を起こした革命家孫文。

    その孫文がどのような人物かを、彼が発した言葉や言動、思想等から紹介してくれる本。

    自分は世界史の教科書レベルしかなかったので、孫文がどのような人かはまったく知らなかった。

    本書を読んで、孫文という人がなかなか人間くさいひとであることを知ることができた。

    著者も言っていたとおり、こういうリーダーが今日本には必要なのではないかという思いに至る。

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    2011年10月31日
  • 孫文 ──その指導者の資質

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    孫文の人となりを知りたく、香港旅行の前に、この本を読みました。
    政治的見地から孫文を考察した側面が強いですが、孫文と日本人との密接な関係がざっくりと知ることができてよかったです。ただ、舛添さんの主観文を排除して、もっと孫文の事に触れて欲しいと思いました。

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    2011年10月30日